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文学フリマで売る本の話①


こんにちは、木星堂の海です。
今までのnoteにたくさん「いいね」をいただき、誠にありがとうございます。
「いいね」をくださった皆さんに心の中でファンサしています。(指ハート)

さて、今日も今日とて文学フリマ東京38のために広報活動をします。
たくさん本を売りたーい!!

木星堂の解説

今までのnoteを読んでくださった方にはお馴染みかもしれませんが、
木星堂(もくせいどう)というブースの紹介をします。

兒玉弓(以下「弓」)……本の作者。カバーも表紙も作る。お酒をやめた。
海……売り子兼、校閲兼、広報担当。お酒が好き。このnoteの筆者。

というわけで、私はあくまでも「売り子」です。
いま、「売り子」と打つために、数回「鱗」と誤タイプしました。
鱗でもいいですね。なんかきらきらしてて……。
「凪のあすから」だとうろこさまが一番好きです。私。
そんなことは置いておいて。

今回は、売り子兼編集の私の視点から
文学フリマ東京38で販売する本の紹介をします!
作品の一番の読者として、この物語を布教します!!
今回は第一作目についての紹介をしますね。

まずはお品書きでも……


今回の文学フリマ東京38では
「漏刻博士の都のこと」シリーズ①
『漏刻博士の都のこと』
(ろうこくはかせのみやこのこと)

「漏刻博士の都のこと」シリーズ②
『神無月回廊』
(かんなづきかいろう)

を、各500円で販売します!
そもそも「漏刻博士の都のこと」シリーズってなんぞや?という感じだと思うので、以下に詳しく説明しますね。

「漏刻博士の都のこと」シリーズとは?


「漏刻博士の都のこと」シリーズは、架空の町を舞台にした和風ファンタジーです。
この架空の町には、一宮から八宮までの神社が存在します。
八つの神社が、毎日結界を張るように時の鐘をつきます。
神社だけど、鐘をつくんですよね。

そしてこの町には「漏刻博士(ろうこくはかせ)」と呼ばれる、
翼の生えた妖が存在します。
なんか妖たちの長っぽい。
他にも妖やら神様やら人間やら猫やらがたくさん。

ちなみにこの町、昔は小島がいくつも浮かぶ海でした。
そのような町を舞台にした物語です。

時の鐘って皆さんご存じでしょうか。
都会だと知らない人もいるのかな。
木星堂の住んでいる地域では、朝と夜の6時に鐘の音がします。

『漏刻博士の都のこと』各話紹介

今回のnoteでは、第一作目『漏刻博士の都のこと』を皆さんに布教します。
ここでは『漏刻博士の都のこと』の各話紹介をしますね。
文学フリマのWebカタログをそのままコピペしたやつなので、
気になった方はぜひWebカタログをご覧ください。

『第一話 鐘楼守(しょうろうもり)』

八坂神社の長男・融(とおる)のアパートに住み着き始めた主人公。
融の留守中、町に思いを馳せながら部屋のビールを勝手に飲んでいたら、虎のような猫が鍵を配達しに来た。
この鍵は一体? 猫の思惑は?

『第二話 鶏頭(けいとう)』

八坂神社の時守は、元ニワトリの鶏頭である。
いつも周りに取り残される哀しさを抱えながら、今日も鶏頭は時鐘を打つ。ある日「龍が見つかった」という噂を聞き……。

『第三話 龍狩り(りゅうがり)』

融のアパートの居候と鶏頭は、龍狩りに参加することになった。
龍狩りのための橋が架かるという奥社に向かうも、なんだか普段とは様子が異なる。
噂を聞き付けた怪異も妖も龍も神までやってきてもう大騒ぎ!
はたして龍はやってくるのか。


「鶏頭」の話をしたいんじゃ!!!!!!!

はい。各話紹介はこんな感じです。
皆さん、読みたくなっていただけましたか?

ここからは、売り子兼編集の立場から推し語りをさせていただこうかと思います。
売る作品に推しを作れるなんて、私はなんて幸福な頭をしているんでしょうね。ありがたいことです。

私の推しは、第二話目のタイトルにもなっている鶏頭(けいとう)です。
八坂神社の時守を長く勤めている人物(?)です。

そう、鶏頭は名前の通り、元ニワトリ。
元々、カマイタチの三人目(薬を塗る役目)だったニワトリです。
元ニワトリということで、髪は赤毛です。かわいい!

鶏頭は、いつも周りに置いて行かれて、一人になります。
そういう性質をもった人物です。
カマイタチの仲間にも置いて行かれて、ひとり時守になりました。
取り残される哀しさを感じながら何十年も時守として時の鐘をつく、そんな人物なんです。鶏頭は。
ぐっとくるでしょう。

もう一つ、鶏頭の推しポイントがあります。
鶏頭は、自身の容姿を人間に近づけるために、あることをしています。

自身に与えられた住まいで、いくつもの映画を見ているんです。
彼は、映画を参考にして、自身の容姿を人間に改変しています。
彼の容姿は、その時見ている映画作品によって少しずつ変わります。

鶏頭は、自身が人間に擬態できているかを気にする性質のようで
他者から「人間に見える」と言われたら喜ぶんです。
いじらしい。


……。
失礼しました。
以上が、売り子兼編集の推し語りです。
誰も知らない作品の、誰も知らないキャラについての推し語りを
一方的にするのはいいものですね。

だれもついてこられない。ふふふ。

このような人物が出てくる第一作目
『漏刻博士の都のこと』をぜひ読んでくださると幸いです。


文学フリマ東京に出ます

というわけで、文学フリマ東京38に出店します。

日時……5/19(日) 12:00〜
出店名……木星堂
ブース位置……か-25 (第二展示場 Eホール)
カテゴリ……ファンタジー・幻想文学

「漏刻博士の都のこと」シリーズ
第一作目『漏刻博士の都のこと』、第二作目『神無月回廊』
どちらも500円で販売いたします。
よろしくお願いします。



各種リンク等

X(旧Twitter)……@Mokuseido2023
文学フリマ東京38 Webカタログ……https://c.bunfree.net/c/tokyo38/35151
カクヨム……漏刻博士の都のこと(兒玉弓) - カクヨム (kakuyomu.jp)
Nolaノベル……漏刻博士の都のこと - 兒玉弓|Nolaノベル (nola-novel.com


コークハイを飲みながら 海


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