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フライブルク留学記、その5

こんにちは!もくひとです。
あっという間に今年も暮れようとしていますが、いかがお過ごしでしょうか?
ぼくは今月予定をギュウギュウに詰め込んでしまい、少々疲労気味ですが…
このご時世に、レッスンや演奏の依頼をいただけるということに心から感謝しています。
自動車教習所も無事に卒業!ようやく一息つけるようになったので、これから記事の更新もペースアップしていきたいと思います!

さて本日は留学記の第5回。室内楽の授業について少し触れていきたいと思います!

以前にも書いたとおり、ぼくはオーケストラの中のティンパニという楽器を勉強する目的でドイツに留学しました。
しかしもちろん、音楽大学ではオーケストラ以外にもソロやアンサンブルなど様々な形式の演奏スタイルを学ぶことができます。
幸いなことに、ぼくも室内楽の授業でアンサンブルに参加する機会を得ることができました。

ところで、

ちょっと話がずれますが、ティンパニって一日どのくらい練習すると思いますか?
人にもよると思いますが…僕がフライブルクで勉強していたときは、平均4時間、長くても5時間が限界でした。
ティンパニは音が非常に大きいうえに肉体的な負荷も大きいので、コンディションを保つためには練習時間をコントロールする必要があるからです。
(ちなみに基礎トレーニングをする際は耳へのダメージを軽減するために耳栓やイヤマフが必須です)

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しかし僕が留学していられるのはたった1年、せっかく時間があるのに練習を4時間のみで終えてしまうのはもったいない!
限られた中で最大限の効果をあげるため、ティンパニの練習をお休みしている時間を活用すべく他の楽器も積極的に練習することにしていました。
そのうちのひとつがマリンバです。

マリンバとは

簡単に言うと大型の木琴で、片手に2本ずつ計4本のバチを持って演奏することが特徴的な打楽器です。
バチの持ち方にもいろいろあるのですが、ぼくは2年ほど前からStevens Gripという持ち方にトライしているところだったので、この自分にとって新しい技術をしっかりと身につけるということを一つの目標とすることにしました。

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そんな計画が頭の中で練られていたので…学期の最初に、打楽器クラスの教授であるHåkonから「Takashiはどんなことを勉強したいの?」と質問されて「Paukenを中心に勉強したいけど、Marimbaとか他の楽器にもトライしてみたいな」とかなんとか答えたわけです。
すると「OK‼じゃあTakashiはMarimbaパートね‼」と何が何だか分からないうちにアンサンブルで演奏するパートが決定。この時点ではどんな曲を演奏するかさえ全く知らない状態でした。

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蓋を開けてみると…写真のように大量の打楽器と、サキソフォン四重奏による大作…!Gubaidulina作曲のIn Erwartungという、素晴らしい作品に参加することとなりました。
…と、話がけっこう長くなりそうなので、作品の内容についてはまた次回にしようかと思います。

今日はここまで。
Auf Wiedersehen!!
そして皆様、良いお年を!
Guten Rutsch!!

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