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米粉パンの違い

先日ご来店いただいた方が言っていた。
「他のお店のグルテンフリーパンを食べると、グルテンフリーなのに顔にブツブツ発疹が出るんです。でも、ここのグルテンフリーパンはそれがない。」


興奮気味にそう話しておられたこの方。
お子さまも小麦アレルギーでお肌も弱く、赤ちゃんの頃から大変だったそう。


お薬の影響もあって、当時はきっと想像を絶するご苦労があったのだと感じました。


同じグルテンフリーでも何が違うのか?


さて、この方が言われていた
「同じグルテンフリーパンで、なぜ症状が出るのか?」
という話。


私が思うに、


・同じ製造場所で扱う小麦量が多いのではないか?
・小麦配合の米粉パンだったのではないのか?

この2つが考えられると思いました。(あくまでも私の個人的な考えです)


まず1つ目に、これはまだ多くの方が理解できていないことなのですが、
「米粉パン」と表記されているものでも、小麦が配合されているものがとても多く存在していること。


商品裏の原材料を見るよう、講座を受講してくださった方にはその都度お伝えをしてきました。
表示義務がありますが、私のように一人で製造・販売している場合は店頭商品に原材料表示シールを貼ることが免除されます。
(イベント出店の場合は必須です!)

店舗で商品を購入するとき、この原材料シールが免除になっている場合は、必ず店員さんに聞くようにしてください。
ということも併せてお伝えしています。


きちんと確認すること。
表示がなければ店員さんに聞くこと。


米粉を意識している方は、ここは忘れてはならないポイントです。


完全アレルギー除去とは


そしてもう一つ。


小麦アレルギーでご来店いただいたり、お問い合わせもたくさんいただきます。
アレルギーでも程度があると思うのです。
コンタミ程度なら大丈夫な人も居れば、微量でも反応が出てしまう人。


私は薬剤アレルギーがあり、以前アナフィラキシーを起こした経験があります。
自分が命に関わる経験をしたからこそ、そのようなお問い合わせをいただいた時は丁寧に答えるようにしているし、webサイトにも提示しています。


グルテンフリーであっても、同じ作業場で扱う小麦の量によっては、道具などに付着していることもあります。
また小麦と米粉をほぼ同時に扱うとか。(米粉の隣で小麦を扱うような感じです)


こういう場合は、微量の小麦でも反応してしまう人にとっては条件が悪いかもしれません。


小麦を扱う作業場と完全に部屋と道具を分けることで、はじめて「完全アレルギー除去商品」として販売することが可能となります。
もちろん、小麦以外のアレルギー品目の扱いも関係します。


このようにアレルギーに関してはとても難しいので、私の販売するグルテンフリー商品は「完全アレルギー除去商品」には該当しません。


店頭に並ぶ半分以上のパンが小麦パンだとしたら、自然とその小麦が混ざっていることも十分考えられるかもしれません。



他のものに反応していないか?


書き進めていて思い出したので書いておこうと思います。
グルテンフリーパンの中に、「こんなものが入っているの?」というものもあります。


以前お客さまから分けていただいたものがそれだったのですが、そう言ったものの影響もゼロではないのかなと。


私の個人的な考えは、なるべくシンプルな原材料が好ましいということ。
これはパンに限らずなんでもそうだと思っています。
見たことも聞いたこともないようなものがたくさん入っているものはなるべく控える。


口にするものは毎日の大切な積み重ねだと考えています。


自分の健康は自分で守る


これまでも繰り返し書いてきましたが今の時代、たくさんの食品が溢れています。
安心して口にできるものが良いですよね。
パンに限らずそのようなお店を見つけておくことも、自分の健康を守る上では大切なことだと思います。


そして、選ぶ基準になる正しい知識を身につけること。


これからは自分の健康は自分で守る時代です。もうそういう時代に入っています。
全体的に食に対する意識も高まっていますし
今までの常識が、これからは変わってくるような気配も感じます。


暮らしの中で楽しく取り入れることができて、尚且つ続けられること。


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