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地域で子育てをするということ

今年度から二年間、町内会役員をすることになった。順番に回ってくるものなので、避けようがない。

私の住む地域は町内や子ども会活動が活発な方だと思う。少子化で子ども会そのものがなくなってしまったところも多い中、子どもの数が減ったとはいえ昔と活動内容は変わらないのだから。


私はどちらかというとそういうコミュニティに参加するのは苦手だし、面倒くさいし、嫌いでした。
町内会役員もいつかやらなければならないことは分かっていたけど「嫌だな・・」と感じていました。

キッカケは子どものソフトボール


私が子どもの頃から存続している町内のソフトボールに数年前に小学生だった息子が入ったことが、地域に関わるキッカケになった。
息子は卒業し、今は双子の娘が頑張っています。

このソフトボールを経験して、息子は大きく成長しました。私はずっと個人競技だったので団体競技の経験がありません。時に周りに合わせることの大切さだったり、チームメイトを思いやったり気遣ったり。
練習の成果がなかなか出ない苛立ち、監督やコーチ、チームメイトとの人間関係。
ソフトボールそのものだけではなく、ソフトボールを通して学ぶことがたくさんありました。
そして有り難いことに、小学校を卒業してもOBとしてこのコミュニティの行事に参加させてもらえるのだ。

絶賛反抗期真っ只中の息子


そんな息子は今、反抗期真っ只中。
何に腹が立っているのか、何が気に入らないのか。笑
とにかく私の言うことと反対のことをする。みなさんのところはどうですか?
お母さん友達から聞いた「お兄ちゃんの時は、壁に穴が空いたんだよ!壁中穴だらけ!」という話を思い出す。
うちはそこまでではないけど、それでも暴言も吐くし物にも当たる。
そんな息子に対して実はモヤモヤしていた私。
勉強の取り組みや生活態度、こちらが口を出せば出すほどヒートアップする。こちらも分かっちゃいるけど黙れない。
そんな毎日を送っていますが、先日のGWにソフトボールの現役・OBを含めたバーベキューがありました。久しぶりに会う監督やコーチ、同級生や後輩と楽しい時間を過ごしている中、あるOBと話し込んでいた。
後から何を話していたのか聞いてみたら「学校のことや部活のこと、いろんなこと話したけど、母ちゃんを大事にしろって」
気のせいかも知れないが、この日から息子がちょっと優しい。笑


地域で子育てをするということ


地域で子どもを育てるとはこういうことかも知れない。

時代の変化とともに核家族化が大きくなりました。
子どもを叱っても子どもの逃げ場がなかったり、親も子育て全てを自分たちでやるのが当たり前の今。
親とは違う角度で子どもに言って諭すことができる人が近くにいるのはとても有り難いことだと私は息子の反抗期に直面してわかったのだ。

人に迷惑をかけないように生きていければそれに超したことはないが、私はあまりそうは思わない。(時と場合に寄ります)
私自身もそうであるように、誰かを頼ったり頼られたり、心配や迷惑をかけながら生きていくものだとどこかで思っている。私はひとりで生きていけるほど強くない。みんなそうなんじゃないかと思う。

自分が住んでいる地域のコミュニティが今もこうして残っている理由がちょっと分かった気がした。

横の世界を広げよう


子育ては家庭と学校だけよりも、子どもがもっといろんなことを経験して成長できる横の世界を作った方が楽しい。
学校では見ることのできない成長をたくさん見ることができます。
やっぱり私たち人間は実際に経験するということほど大切なことはなく、そうすることで痛みが分かったり人間味も増してくるし、そこで経験したことの方が、後の自分の人生に大きく作用する。

育児書通りの子育てなんてない。
仲良しのママ友と同じ子育てもない。
そして子育てに正解もない。
後悔のない子育てもなければ、楽しいだけの子育てもない。


私は三人の子どもたちに母にしてもらい一四年が経つけど、まだまだ経験してないことの方が多い。
町内会役員をしながら地域に関わること、地域に関わると言うことは行事や生活を通してその地域の方と関わり、相手を知り、自分を知ってもらうキッカケにもなる。
子育て世代の親目線で見ても、メリットが大きいことに今更だけど気付いたのだ。


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スタートコース「子育て」編 8月開催予定


子どもの発達、一人で悩んでいませんか?
☑この子らしさってなに?
☑食べ物の好き嫌いが多い
☑この月齢ではこんなことができないといけないのに、うちの子はまだ全然・・
☑保育園・幼稚園で指摘された
☑子育てについて誰にも相談できない
☑子どもの周りの人間関係に困っている

子育てには心配がつきもの。でも後悔のない子育ても悩まない子育てもありません。我が子が我が子らしく、伸び伸びと元気に育ってくれたら親もきっと幸せなはず。子育ての最終目的は「自立と自律」です。
いろんなことに揺らいでも、その子がしっかり自分らしさをわかっていれば大丈夫。

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