(2)既卒フリーターが公務員試験を最終合格するまで

東京都の面接試験に大失敗し最終不合格となった。
人生で初めての大きな挫折経験だった。

挫折がこんなにも苦しくて辛い。。死を意識するほどとにかく辛かった。

絶望の中でベッドで寝たきりとなった私は希死念慮と闘いながら、今後のことを必死に考えていた。
これからどうすればいいのだろうか、もう一度公務員試験合格を目指して地道に努力していくのか、民間就職を目指して就活を始めるのか、フリーターとしてバイト生活に明け暮れていくのか、起業して個人事業主としてやっていくのか、、、それとも死か。。。

頭の中で必死に考えた。エネルギーを受験で使い果たし抜け殻のようになった状態で。。。

そんな中で考え抜いて出した結論は、公務員試験合格を諦めないことだった。

自分で立てた目標の一つですら実現できないような奴は何やっても成功するはずがない。
そこから逃げて納得できない状態で生きていくこと自体大間違いで幸せになんて絶対なれない。
もう一度、全身全霊で全力で挑戦して、ダメで倒れたら全てを終わらせよう。
そう覚悟を決めて腹を括って前進あるのみだ。

この答えが出せたとき、私の中でもう一度チカラが湧いて出て来た。

まず取り掛かったのは、自己分析である。

今回の試験で、よく出来ていたものと足りなかったものを全て炙り出すことにした。

筆記では教養のどの科目が不十分であったか、専門では記述内容はもちろん文書の見易さに問題はなかったか、論文ではさらにいい評価を貰うためにはどうすれば良いのかを分析した。

面接では、明らかにエピソードの深掘りに対応出来ていなかったのと今まで受け身で生活していた事による話の薄っぺらさが大きな問題であった。
面接練習も予備校だけでは準備不足となる事から併願先を増やして実戦回数を稼ぎ場数慣れしていく必要があると判断した。

こうした分析と反省から、勉強の質を上げて対応範囲を拡大し、面接でのエピソードを作り出すために某広域自治体の臨時職員として働きながら行政の現場仕事について勉強させてもらう事にした。

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