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スマートスピーカーって要る?と思っている人に向けた我が家の実用例(テレワーク編)

前回の記事ではスマートスピーカー(以下、スマスピ)に興味は出てきたけど、正直要るの?と思っているガジェット好きではない方向けに、日常使いでの実用例を紹介しました。

今回は第2弾という事でテレワークにスマスピがあるとどんな利点があるかという話を書きたいと思います。が、3月末からコロナ絡みでテレワークを始めた身ですので、この1ヶ月間での活用事例となります。ベテランの方々からすれば何を今更な内容かもしれませんが、そこはご愛敬と言うことで。

■ (前回の復習) 設置環境

独り暮らし会社員の1Kアパートです。なのでそれを前提としてた活用例となります。お子さんのいるご家庭の活用例は、私が挙げる以外にたくさんあると聞いています。是非そちらも探してみて下さい。

■ 使っているスピーカー

我が家には3台のスマスピがあります。前回はEchoだけあれば充分ですよという話をしましたが、今回はEcho InputとNest Hubの2機種について話をしたいと思います。

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右: Amazon Echo (第2世代)
上: Amazon Echo Input
下: Google Nest Hub (7インチ)

■ かなり賑やかな職場でした

私の部署は10人程度の部署なのですが、毎日和気藹々としている部署でした。というか若干うるさい位だったと思います。(周りの皆さまいつもすみません・・・)

で、3月末に突然のテレワーク宣言が出されていざ自宅作業になった途端、ものすごく違和感がありました。

「し、静かすぎる・・・」

自宅が大通りに面しているので割と車は走っているのですが、ベットタウンという事もあり、平日は人の声がほとんどしません。また、窓を閉めると車の音もそれ程聞こえません。これが意外と気になります。

カフェで作業をされた事がある方であれば何となくイメージが付くと思いますが、程よく雑音がある方が、かえって集中出来るんですよね。

「なるほど、音が聞こえればいいのか」

と言うわけで、無音状態からの脱却を図る事にしました。

■ 音楽?テレビ?ラジオ?Tune in!

音、と言うと真っ先に浮かぶのが音楽。ですが、私はこれがダメです。知ってる曲を聴くと音階を追っかけてしまう質なので、ボーカルありなしに関わらず、作業の妨げになります。

では、テレビ?もっての外ですね。何となく察しが付くと思いますが、ただの作業妨害でしかありません。

では、ラジオはどうでしょう。作業中のラジオは私も大好きです。Podcastなんかも日常的によく聴くので、作業用BGMとしてうってつけです。

が、やはり仕事となると話は別で、考え事をしている時に横で話をされると結構意識がそっちに持って行かれます。何故かは分かりませんが、会社で人が横で雑談している時とは、また違った引っ張られ方をされてしまいます。

で、私がたどり着いたのが、英語のラジオを聴くです。やり方はいろいろありますが、私はTune inというサービスでBBC Radio 4をひたすら流しています。英語でニュースやドキュメンタリー番組をひたすら流すチャンネルなのですが、それほど中身が分かるほどリスニングが得意な訳でもないので、内容には引っ張られずに済みます。また音楽に引っ張られる事もありません。

■ スマスピでTune inをひたすら流そう

と、いうことで我が家では、居間にあるEcho Input(Bluetoothスピーカ接続済)からひたすらTune inが流れています。

ここでポイントなのが、朝始業15分前になると、ラジオが勝手に始まるという事です。

これは、前回も紹介した『定型アクション』を活用した方法です。平日の朝8:45になるとトランペットの音が鳴り、「午前8時45分です」とアレクサがしゃべった後、BBCラジオが勝手に再生されます。要するにチャイムの代わりも兼ねているのです。

これが鳴ると、「ああ仕事しなきゃな」と切り替わります。学校や会社のチャイムに慣れ親しんでいる身としては、意外とこれだけで気持ちが切り替わります。

移動がない分「あと5分スマホ見れる」とか「ああ、あと3分は座っていられる」など、事細かに時計を気にして逆に落ち着かないという事が発生しがちなので、音が鳴って始業を知らせてくれるというのは、精神的安定剤として結構大切なポイントだったりします。

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因みに余談ですが、スマホと違ってスマスピは面倒な広告なしに再生が出来ます。少なくともAmazonとGoogleはTune inに対応しているのですが、有料サービスへ誘導するような画面は出てきません。また、Spotifyのように、途中で広告音声が流れる事もないので、気が散る要素がないというのはポイントが高いと思います。

■ 通勤は心のオアシスでした(※満員電車除く)

毎朝駅まで歩いて、満員電車に揺られて、人混みの中会社に行って・・・そんな生活に嫌気がさしていましたが、少なくとも駅まで歩くのと、会社まで歩くというのは気持ち的な利点が大きかったのだと、今回引きこもって初めて知りました。

駅までの通り道の桜を見て「春だなぁ」と思ったりとか、開店準備をするお店を見て「精が出ますなぁ」とか、「今日は曇っているな。雨降りそうだなぁ」とか、たくさん歩くサラリーマンを見て、「ああ職場が近くなってきた、仕事頑張ろ」とか、移動に応じていろいろな感情を抱くという事を、無意識にやっていました。

ところが、職場まで徒歩0秒となった今、外の景色と言えば小さな窓から見える大通りとマンションのみ。田舎帰りたい・・・と思う程度には、風景の変化がありません。(実家がド田舎なので、部屋にいても四季が感じられました) とにかく今は『無』というか「うちだなぁ」って感じです。

■ スクリーン付きスマスピで癒やされよう

で、ここで登場なのがスクリーン付きスマスピことGoogle Nest Hubさんです。我が家では作業机の真横に置いてあります。

Amazon Echo Showでも同じだとは思うのですが、スクリーン付スマスピにはスライドショー機能が付いています。デフォルトで世界各地の風景が設定されており、次から次へと写真が流れて来ます。これがまたキレイな景色が多くて、心癒やされます。

正直テレワークが始まるまでは要らないと思ってただの時計表示にしていたのですが、テレワークが始まって数日経ってから、表示を切り替えました。これが正解。

仕事の合間にパソコンから目を逸らすきっかけになるのと、写真に季節感があるので、心理的なストレスが若干和らぎます。しかもいくつかの写真がいつの間にか変わっていたので、定期的に入れ替えているのかもしれません。

ご自身で写真を撮られる方は、デジタルフォトスタンド機能でスライドショーをしてもいいかもしれません。とにかく季節感のある風景、特に花や自然は本当にバカに出来ない程効果があります。(※個人的には)

(本当はAtmoph Windowみたいなのが買えれば最高なのですが、そんなお金ないです・・・)

■ 職場って明るかったんですね

うちの会社は9:00-17:30が業務時間です。5月現在、随分と日が延びてきましたが、4月の前半はまだまだ日が短かった気がします。すると16:30とか17:00とか、残業して18:00くらいになると間違いなく部屋が暗くなって来ます。

私はテレワークでもデスクライトを付けているので真っ暗という事はないのですが、やはり部屋自体が暗いとそれなりに気になります。また、大きな明るさ差は目にも悪いです。

かと言って、今している作業を中断して電気を点けに行こうというのは、人間非常に億劫です。たとえそれが3歩でたどり着けるとしてもです。

■ スマスピで座ったまま電気を付けよう

であれば、座ったまま電気を点ければ良いまでです。

家の電灯がリモコン対応であれば手元に置いておけばいいですが、そうでないあなた。スマスピで電気を点ければいいんです。

私はデスクのすぐ横にNest Hubがいるので、画面をタップしてライトONを押しています。もちろんスピーカに話しかけてONでも良いと思います。その場合はキーボード打ちながらでも点きますし。

ただ私はWeb会議が多い事や、業務内容をブツブツ言いながら作業する癖があるので、業務中はデスク周りのスマスピをマイクオフにしています。一応そこは念には念を入れて。

逆に言うとこうやって音声操作を封じているからこそ、定型アクションやディスプレイをあえて使っていると言えるでしょう。

因みに、これは次回のスマートホーム(もどき)編で詳しく書きますが、スマスピ対応のリモコンやスマートライトがないと出来ないワザですので、まだ持っていない方は、購入意欲をかき立てられたらいいなと思います(笑)

■ 余談 お昼休み開始時刻と終了5分前

あくまでこれは、うちの会社のように作業時間がきっちり決まっている企業に勤めている方向けなのですが、こういった方々のテレワークが急増していると思うので、あえて書かせてもらいます。

『■ スマスピでTune inをひたすら流そう』でも書きましたが、我が家では、始業15分前にスマスピがしゃべるように設定しています。これはチャイムの代わりだと書きました。

同様にチャイムが必要なタイミングというと、お昼休みがあると思っています。

我が家では、お昼休み終了5分前になると、時刻と今日これから天気予報を喋らせるようにしています。家の中にいると気温も天気もよく分からなく鳴るので、季節感を出す為と、買い出しの時間に雨が降らないかの確認の為にやっています。以前はお昼休みに外に行けば、何となく感じられましたからね。

で、もう1つ大事なタイミングに、お昼休み開始というのがあると感じています。

適度にサボれる人ならばいいですが、意外と人間、仕事に集中するとお昼休みを忘れがちです。特に昼休み直前に捗ってしまった場合は危険です。私もよく、5分・10分はオーバーしがちです。

そういった方は、スマスピでお昼休み開始時間に音を鳴らす事をオススメします。人間休みは大切です。お昼休みは短い方も多いと思うので、効率良く仕事をする為にも、強制的にでもしっかり休んだ方がいいでしょう。

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■ テレワーク編まとめ

以上、第2弾はテレワーク時におけるスマスピの活用方法についてまとめました。言っても実質的には3種類しか書いていませんが。

最後のライトは別ですが、基本的に、標準機能で出来る事を挙げています。

実はラジオの話の延長として、仕事のストレスがMAXになったらNest HubでYoutubeの音楽をひたすら再生するという事をしてはいるのですが、Nest Hub限定の機能なので、あえて端折りました。

正直テレワークを始めるまでは、こんな機能要らないよと思っていたスライドショーや、小学生じゃあるまいしと思っていた会社のチャイムですが、行動が制約された今、それぞれにきちんと効果があるのだと知る事が出来て、関心しました。視点が変わるというのはとても大切な事ですね。

私が挙げた以外にも、スキル(海外のカフェの音)などで似たような事が出来るケースもあれば、別の使い方で仕事に役立つ物もあるかと思います。

どれが適するかは、個々人の趣味や生活スタイルで大きく変わってくると思うので、今回のケースを参考に、是非自分好みにカスタマイズしてみて下さい。それが出来るのがスマスピの強みです。

因みに今回はテレワーク編なのであえての注意。
やはりスマスピはプライバシーとトレードオフ的な側面がありますので、関わっている業務の内容によっては、マイクのオンオフなど適切に判断して下さい。皆さん大人だから分かりますよね?


さて、次回はザ・スマートスピーカーという感じで、家電の操作などにフォーカスを当ててまとめたいと思います。(割と出尽くし感はありますが)

かなりマニア向けですが、もちろん一般家庭でも使えるワザはある(・・・はず)ので、そちらも目を通して頂ければと思います。


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