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Rain On Me -- Lady Gaga

日本語と英語にまつわる話を書いてみます。
私は、日本語ネイティブスピーカーで、英語読み書き向上心ありの人です。

音楽を好きになった時、それが英語で歌われた曲だったら、はじめは英語で理解することに努め、そのあと日本語に置き換えてみたくなります。
映画もそうですが、より音楽はそうです。
きっと詩だからですよね?好きになった詩の解釈をしたくなるんですよね。

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Lady Gaga。デビューの頃、あまり音楽人間ではない私も何かの機会にPVを見るときがあって、そのファッションとダンスに釘付けになった。奇抜な格好をしても下品に見えないところも良かった。裏付けられた音楽があるからなのだろう。

音楽の分析はできないけれど、自分はピアノとギターとドラムの音が好きだし、歌手といえばシンガソングライターだし、やっぱりピアノが弾ける人でしょ!と、自分の好みは知っていたので後にLady Gagaがピアノ弾き語りをするのを見た時、自分が惹かれていたのも理解した。

アートな服装とダンス、はたまたシンプルにピアノ弾き語り、いずれも真摯なひとつの出どころから生み出される音楽のエンターテイメント! 彼女は楽しませてくれる。

今回本家の前に、渡辺直美さんのパロディーPVが先に目に入ってきて、それが最高だったんだけど、その後本家をみれば、それはそれはやっぱり惹かれてしまったので、Lady Gagaの『Rain On Me』について対訳をしてみたいと思います。

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note_ガガ直美

Rain On Me -- Lady Gaga

I didn't ask for a free ride

タダ乗りを頼んだわけじゃない
※ a free ride は色々に取れるだろうけど、ここは「タダ乗り」として想像を膨らませたい。

I only asked you to show me a real good time

ただいい時間をちょうだいって頼んだの
※ ask を繰り返しているので日本語もそうしたい。

I never asked for the rainfall

雨降りなんて全然頼んでない
※ rain じゃなくて rainfall 。動詞の意味を含んだ雨ですね。
雨量の量を強調しているのかな。

At least I showed up
You showed me nothing at all

少なくても私は姿を見せたけど
あなたは全く何も見せてくれなかった

※ showed を繰り返して韻を踏んでいるので、日本語も。

It's coming down on me

私に降りかかってくる
※ It が rainfall を受けるより、ここは主語なしがいい。

Water like misery

惨めな水滴が
※ It は これを受けてるんじゃないかな。rainfall ではなく water。

It's coming down on me

私に降りかかってくる
※ 抽象的になんども繰り返されるので主語なしがいい。
『災難が降りかかる』が掛かっている感じ。

I'm ready  Rain on me

覚悟したわ 雨を受ける
※ ready と rain の韻。そこは日本語では表せないなぁ。
ここで初めて rain 登場。 ここの rain は名詞の方かな。

I'd rather be dry but
At least I'm alive

乾いてる方がいいけど
少なくとも私は生きてる
※ not be wet ではなく be dry なのでそこは忠実に。

Rain on me  Rain  Rain

雨よ かかって来い こい 
※ ここの rain は動詞の方かな。日本語は rain みたいに名詞の意味も含まれた動詞がないから、名詞とるか動詞とるかになるけど、ここは動詞を採用して命令形の感じがよい気がする。
ふと「雨 雨 降れ 降れ♫」 の『雨の慕情』を思い出す。日本語はやはり me を言わないですね。

Rain on me  Rain  Rain

雨よ かかって来い い 
※ It's coming downを「降りかかってくる」としたからお揃いの「雨が降りかかる」みたいにしたいけど、『雨』は「降る」か「かかる」の方が自然に聞こえる。
いずれにしても勢いがほしいので、「雨がかかる」と「かかってこい」を掛けられるからこの方がいい気がする。

I'd rather be dry but
At least I'm alive

乾いてる方がいいけど
少なくとも私は生きてる

Rain on me  Rain  Rain

雨よ かかって来い こい こい
※ 最後2つは「来い」より「こい」のひらがな表記がいいな。

Rain. On. Me.

雨よ  かかって来い 私に
※ 日本語も一字一句強調している感じで。

Rain on me
Rain on me

かかって来い
かかって来い
※ 軽めのなので動詞のみ

Living in a world where no one's innocent

誰ひとり無垢じゃない世界に生きていて
※ 主語はまだ出てきてないね。

Oh but at least we try

けど 少なくとも 皆そうあろうとしている
※ 主語はweかな。

Gotta live my truth
Not keep it bottled in

自分の本心で生きなきゃ
隠していちゃダメ
※ 本音より本心の方がいいな。

So I don't lose my mind
Baby  (Yeah)

そうすれば自分の正気を失わない
ね (そう)

※ 日本語のベイビーは赤ちゃんになってしまうから、親しみ込めた呼びかけとして捉えて。Yeah が受け。

I can feel it on my skin

肌に感じるものがある
※ 昔コカ・コーラのCM曲に『I feel Coke』というのがあって、そんな英語ないと問題になっていたのを思い出す。少なくとも I can feel it はガガさんも使っているね。
it はきっと単体の名詞ではなく状態を表すのが自然なんでしょうね。Coke ではなく『喉を爽やかに通るCoke』ならば大丈夫なんでしょうけど、逆に日本語だと説明的すぎますもんね。曲内では『爽やかTasty〜 I feel Coke ♫』なので、対訳してみると『爽やか味の コークに夢中』と言いたかったのですよね。

(It's coming down on me)

(私に降りかかってくる)
※ ほっほー 「肌に感じるもの 降りかかってくる」となる。やっぱり雨限定にしなくてよかった。

Teardrops on my face

頬をつたう涙
※ 日本語にもバッチリの表現がありますね。「顔」と直訳してしまうと雰囲気がでない。英語には teardrops みたいに動詞の意味も含まれた丁度よい名詞があるけれど日本語にはないね。

(Water like misery)

(惨めな水滴が)

Let it wash away my sins

私の罪を流しさってもらおう
※ sins と skin が韻踏み。teardrops と複数形だから it は状態を受けているのかな。waterでもいいか。

(It's coming down on me)

(私に降りかかってくる)

Let it wash away

流しさってもらおう

I'd rather be dry but
At least I'm alive

乾いてる方がいいけど
少なくとも私は生きてる

Rain on me  Rain  Rain

雨よ かかって来い こい 

Rain on me  Rain  Rain

雨よ かかって来い い 

I'd rather be dry but
At least I'm alive

乾いてる方がいいけど
少なくとも私は生きてる

Rain on me  Rain  Rain

雨よ かかって来い い 

Rain. On. Me.

雨よ  かかって来い 私に

Rain on me
Rain on me

かかって来なさい
かかって来なさい
※ アリアナさんバージョンは「来い」より「来なさい」がいいな。

Rain on me

雨よ かかって来なさい
※ Ariana Grandeバージョン。

Rain on me

雨よ かかって来な
※ Lady Gagaバージョン。
「来い」でななく、アリアナさんのを受け「来な」に変化。

Hands up to the sky

空に向かって手を掲げて
※ ガガはリトルモンスターによく「Ok. Hands up!」と呼びかけている。
「両手」っていうとラジオ体操っぽくなりそう。
「かざす」だと『手の平を太陽に〜透かしてみれば〜♫』っぽい。

I'll be your galaxy

私があなたの銀河になる
※ ガガが私の銀河になってくれる♡
I will は自然になるというより、意思を示しているよね。だから「私は」ではなく「私が」。

I'm about to fly

いま飛ぶところ
※ こういう詞がいいのよね。

Rain on me  Tsunami

かかって来な 津波
※ rain on me と tsunami の韻踏み。「(かかって)きな」と「つな(み)」の『きな つな』で韻踏みにならないかな。急に日本語でてくると津波って聞こえるけどほんとは何?ってなりますね 笑。
津波の解釈難しいな。韻踏みを重視したところがあるように思うけど。強力な水の塊みたいなイメージかな。
rain はもう名詞の意味を失いつつある動詞なのかな。津波が主語で水の巨大粒を降らせているイメージ。

Hands up to the sky

空に向かって手を掲げて

I'll be your galaxy

私があなたの銀河になる

I'm about to fly

いま飛ぶところ

Rain. On. Me.

雨よ  かかって来なさい 私に
※ 後半に向けて「来い」ではなく「来なさい」がいい。

I'd rather be dry but
At least I'm alive

乾いてる方がいいけど
少なくとも私は生きてる


Rain on me  Rain  Rain

雨よ かかって来な 降って 降って
※ 後半に向けて「来い」ではなく「来な」がいい。それを受けて「降って」に変化。雨をセレブレーションのように受けている感じ。

Rain on me  Rain  Rain

雨よ かかって来 降って 降って

I'd rather be dry but
At least I'm alive

乾いてる方がいいけど
少なくとも私は生きてる

Rain on me  Rain  Rain

雨よ かかって来な 降って 降って

Rain. On. Me.

雨よ  かかって来な 私に

I hear the thunder coming down
Won't you rain on me?

雷が近づくのが聞こえる
私に降ってくれないかしら?
※ 英語の coming down が「落ちてくる」にも、「来る」にも使えるのを利用している。日本語にはないなぁ。Won't you がついて丁寧な言い方。You(The thunder) will rain on me. っていう英文が成り立つんですね。

Rain on me

降ってきてよ
※ 上の疑問文でお願い調だから、こちらも頼んでいる感じ。

I hear the thunder coming down
Won't you rain on me?

雷が近づくのが聞こえる
私に降ってくれないかしら?

Rain. On. Me.

雨よ 降ってきてよ 私に
* 何となく rain on me が最初の挑発的な感じから、少し落ち着いた感じになりました。



ご清聴ありがとうございました。

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