相馬市の台風19号・25日豪雨のつめあと
台風19号と25日の豪雨では、相馬市も大きな被害を受けました。
福祉事業所「工房もくもく」のショップも床上浸水・・・
被害やその後のまちの様子を、代表がブログで発信をしています。
http://minamisoma-fc.jugem.jp/
台風19号と25日豪雨から、はや3週間。
浸水被害が集中した相馬駅前は、一見、いまは日常を取り戻したかのように見えます。
・・・かのように、見えてしまうのが ”水害” の恐ろしさ。
いまも、浸水被害の爪痕は多くのこり、毎日毎日、住宅や事業所の片づけ、再建に向けて頑張っておられる方がいらっしゃいます。
水害からの復興は、始まったばかり。
まだまだ、これからです。
すこしずつ、この Project soma でもまちの様子をお伝えしていきたいと思います。
● こだわり手打ちそば処「ふくしまや」
相馬駅前の目のまえにある、老舗のお蕎麦屋さん。
100年ほど前に建てられた、風情漂う木造家屋。昔は旅館だったそう。
東日本大震災を耐え抜いたこの建物も、この水害では悲しくも2度も被害を受けてしまいました。
特に、台風時の浸水よりも、豪雨時の方が浸水の高さもあり、室外機3台のほか電化製品、昔旅館で使っていた思い入れのある食器たちも廃棄せざるをえなかったと話していました。
店舗の裏にある母屋も床上浸水。母屋も店舗も現在は、畳や床板をはがし、乾燥と消毒の繰り返し。
「ようやく先が見えてきた」と話す、佐々木夫妻。
しかし、母屋の台所を片付け、いまは2階で暮らしながらの、店舗の片づけは容易ではないと感じます。
店舗の方は母屋に比べて、陽があたりにくく、乾燥にも時間がかかるそう。水害でダメになった家電製品の買い替えにかかる費用も重みます。
ふくしまやさんは、年内の再開を目指しているとのこと。
「年越しそばを食べたいよ」
そういった、ふくしまやさんファンの方々の声が多く届いているそうです。
年末に、佐々木夫妻のやさしい笑顔を見に来て、
また心温まる、お蕎麦を食べたい。
■ そば処 ふくしまや
〒976-0042 福島県相馬市中村1丁目1-4
TEL 0244-36-1482
http://www.fukushimaya-soba.jp/