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[3週間で11か国詰め込み女1人旅]安定から一転。これが旅だよ。ドタバタ不安慌てまくる魔の水曜日1回目 プラハ②

夜行バスの時間まで街ブラ 

街を歩いていたら、見慣れたポスターが…。

そう、ミュシャだ。

本当に道を歩いて横見たらあったという感じ

日本にいても見たことあるし、絵もとても繊細で美人がたくさん描かれていて
知ってはいたけど、すごいファンってわけではない。

だけど、美人がたくさんいるとつい中に入ってしまう。

中も美人さんがたくさん

中は撮影禁止だが、充実したお土産ショップに行くと、
こんな絵もあったんだと普通に美術館にいるようで楽しめた。

また小腹が減ったので、良さげなカフェへ。

落ち着きのある空間
りんごがたくさんで結構ボリューミーだった

店内は静かで、インテリアも品がある。

こういう部屋に憧れる

食べて、時間ギリギリまで歩く。

夜、最後のカフェへ。

チョコレート専門店という名前に惹かれて入店。

外は真っ暗でも結構賑わっていた 濃厚チョコレートドリンクと共に

もう、歩いた。満足。一息。

落ち着きから一転。なんなんだよ(泣)

バイバイプラハ〜

夜、次の目的地のポーランド行きの夜行バスに乗るまで待機。

周りには自分と同じように夜行バスを待っている人たち。
目の前にある電光掲示板を見ながら、バスを待っていた。

斜め前にはコンビニがあり、soonになったらすぐコンビニに行って残りのプラハのお金チェココルナを使い切ろうと思っていた。

(掲示板にポーランド行きのバスの名前が出るのを見逃したくなかったから、直前で行こうと….)

出発時間が近づいてくると、自分が乗るバスが!

私はすぐにコンビニに行き小銭でチョコ1個買い、すぐにバス乗り場に向かった。
掲示板にはarrivedとなっていた。

バス乗り場までは15秒もいらない。

早歩きで行くとバスが2台止まっていた。

だが、指定された乗車乗り場にはバスがなかった。

でも出発時間にあるのだから、私は2台のうちどっちかだろうと思った。

「すいません、これはポーランドに行きますか?」
「いや、行かないよ」
「…あ、そうなんですね。ありがとうございます」

2人の運転手さんに勇気を持って聞くも、全滅。

まだ来てないのかな…と思い、掲示板を再確認するとまだarrivedのまま。
自分が乗るバスの後にまた違うバスが来たらしく、そのバスの名前らしき横にarrivedが表示される。

外を見ると新たにバスが来ていた。

だからあの掲示板の表示はあっている、はず。

そしてさっき来たばかりのバスが出発し、掲示板の表示もdoneに変更された。

…え、どういうこと?

そういうこともあるんだね(泣)これが海外だよね(泣)

掲示板の下に総合案内所的な場所に2人人がいた。
私は初対面の人に、しかも英語苦手だし容易に話しかけれない。
だけど…

「すいません、あの掲示板にバスが到着したと書いてあったので行ったんですが、バスがないんですが」
「あ、そうなの。じゃあないなら行ったんじゃない?」
「え、行った?でも掲示板に名前表示されてすぐ乗り場に行ったんですけど、なかったですよ(15秒以内はすぐのうちでしょ…)」
「でも、ないならないのよ。バス行っちゃったってことでしょ」
「.........」

一瞬思考停止。

「じゃあ、私ポーランドに行きたいんですけど、他にバスありますか?」
「私はわかんないから、あっちで聞いてみたら?」

そう指されたのは、もう閉めかけのチケット販売窓口だった。
もう人がいない窓口で人を呼んで、

「すいません、今日ポーランド行きたいんですがバスありますか?」
「もう今日はないよ」
「え、じゃあどうすれば良いですか。今日中に行きたいんですけど」

もう焦っていた。
なぜならポーランドからそれ以降の飛行機は全て予約してあり、変更不可。
そして1番は携帯の充電も明日の朝まで持ちそうにないし、
何より今日泊まる場所がない。

私は空港では寝泊りはしたことがあるが、この寒いバス乗り場で後6時間以上もいれる気がしないし、周りは人がいなくなって今にも閉まりそうだったからだ。
Wi-Fiはこの中でしかないので、携帯もここじゃないと使えない。
そしてチェコのお金はもう両替しないとない。

結構、泣きそうだった。
外は暗いし、寒いし、相手も英語できないし、ホテル周りになさそうだし、荷物重いし…。

この時、受付の方には申し訳ないとは思うがこっちも必死で
「どうすればいい?」
「でもまだバスdoneになってないから行ったってことじゃないんじゃないの
?」
「今日中に行かなきゃいけないんです」
と、別に相手のせいじゃないのに何回も聞きまくっていた。

すると、
「バスはないけどもしかしたら電車ならあるかもよ。確実にあるとは言えないけど、もしあるならそこしかないんじゃない」

プラハの交通機関情報なんて全く知らない。けど、それしかないと思い
すぐに地図で駅を探した。

「なんていう駅ですか?」
「セントラル」

(セントラルまでは大体歩いて20分くらいだったかな?)
私は地図をスクショして、大体の経路を頭に入れて早歩きで駅に向かった。

すると途中駅を発見。
セントラル行きじゃなくても”駅”なら
ここからセントラル経由でポーランド行くかもと淡い期待を胸に中へ。

受付の人にチケットはどこで買えますかと聞くと、あっちと指を指され
前を歩いていた男性の後を追い、その男性がチケットを買うのを見て予習。

ポーランド行きがあれば、同じように買えば良い…。

自分の番が来た。行先を探す。
ポーランド行きが見つからない。

時間はもう11時を過ぎている。やばい。ここじゃチケット買えないのか。
本当にセントラルじゃなきゃダメなんだな。

私はすぐ外に出てスクショした地図にもう一度ここまで来た道順を照らし合わせてみる。

スクショ地図をもとに歩くと、目の前に大きな駅のような建物が見えた。

よし、あれだ…!
でもたどり着けない。

理由は、向かおうとしても道が高速やら歩道橋的な道やらなんやらで、直線距離で行けないようになったいたからだ。
暗くて道の全体像を把握できない…。

私は近くを歩いていたカップルに、地図を見せてあれがセントラル駅であっているか聞く。
そうだよと言ってくれたカップルは優しくて一瞬安心する。

とりあえず、駅までは真っ直ぐじゃなくて、横に歩いていかなければならないらしい。
目の前に見えているのに、遠回りしているようでより不安になった。

もう必死だった。
寒いし重いけど、なんとか駅に着いた。
入り口っぽいところからとりあえず中に入ってチケット売り場を探した。
他にもお客さんが2人くらいいた。
チケットを売っていることに少し安心する。

私はポーランド行きたいんですがと聞くと、
乗り換え場所が遠いけど安いチケットか、乗り換えが近いけどちょっと高いチケット2つあると。

私は後者を選んだ。

いつもなら少しでも安く、そして乗り換えくらいできるわと高を括るが、
今は言葉も場所も不慣れでしかも夜。

確実に目的地に行きたい私にとっては、お金よりも確実性が欲しかった。

でもポーランドの目的地行きまであったことに感謝しかない

ポーランド行きは10分後に出発するとのこと。

早足で乗り場に向かう。

すると日本語が聞こえた。

なんと目の前に2人の日本人の女の子がいたのだ。
その子たちも急いでいるようだった。

同じ電車ではなかったが、
こんな時に聞く日本語は私に安心感を与えてくれた。

そしてなんとか電車に乗ることができた。

乗り換えた電車では6人程が座れる個室っぽいところで、そこで知らない男の人やおじさんと一緒だったが、

みんな疲れてたのか、寝た。

でもやっぱりなんだかんだ上手くいく

普通に計画通りポーランドはクラクフに着くことはなかったが、
もともと夜行バスで到着する時間と変わらない時間で着くことができた。

ここまで来るのにいろいろあったよ…

予定は変更しなくてもよかった。

いろいろあったけど、無事来れたことに感謝。だけど絶対忘れない。

でも、こういう出来事がまた来週水曜日に起こることを私はまだ知らない…。

このチョコの購入が運命の分かれ道だったのかな




#わたしの旅行記

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