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教養として身につける地理7 大陸と地形の成り立ち(6)

前回までの記事では、地球上に存在する各大陸のうち、南極大陸とオーストラリア大陸について取り上げました。

それぞれの高度分布・平均高度を起点に地形や地質について考えることで、その大陸の成り立ちや現状の概観を理解していただけたらと思っています。

では、今回はその続き、他の大陸について同様に考えていきます。

今回のテーマは

高度別割合から見る大陸の概要(南米大陸編)

です。

改めて、こちらの表をご覧ください。

この、大陸別の高度分布を見ながら考えていきます。

③南アメリカ大陸

南アメリカ大陸の特徴は、4000mを超える高地の割合がアジアに次いで多いことです。
これはもちろんアンデス山脈がもたらしているものなのですが、同じ環太平洋造山帯でありながら、アンデス山脈だけ標高5000m以上の割合が高くなる、というのはどういった理由なのか考えていきます。

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