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教養として身につける地理11 大陸と地形の成り立ち(ユーラシア大陸・アジア州)

前回の記事

では、ユーラシア大陸の西半分、ヨーロッパ州の成り立ちや自然環境について書いてみました。
さて、今回は大陸編の最後。アジア州にスポットを当てていいきます。
(記事の更新が遅くて申し訳ありません💦)

ところで、アジア(ASIA)の語源は何なのでしょうか?

一般的に言われているのは、アッシリア語由来説です。
紀元前3千年くらいから、メソポタミア(現在のイラク北部あたり)には頃、アッシリア人と呼ばれる人々が住んでいました。

メソポタミアに関する豆知識
メソポタミアは、「メソ=間」「ポタモス=川」を合わせた言葉で、「川の間」という意味。
具体的には、ティグリス・ユーフラテス川の流域全体をさします。
なお、バグダッドよりも北を「アッシリア」、南を「バビロニア」としています。

当初は他民族に服従していましたが、紀元前前8世紀にヒッタイトから学んだ鉄製武器、さらに戦車の導入により軍事力を高めます。

Travel to eat様より引用)
これはヒッタイトの重戦車です。古代の戦車戦と言えば、カデシュの戦いが有名です…話がそれてきましたね💦
さら、アッシリアは、紀元前663年までに、メソポタミアからエジプトにまたがるオリエント全域を統一。
史上初の「世界帝国」を作り上げた民族でもあります。
彼らは高度な文明を築きましたが、領内の諸民族の抵抗により、帝国はほどなく滅亡してしまいました。

話を地理に戻しましょう。
彼らは、エーゲ海の東を「アス(asu)=「東」「日の出」の意」、西を「エレブ(ereb)=「西」「日没」の意」と呼称しました。
後に、この「アス」にラテン語の接尾辞「イア(ia)」 がつき、「アジア( Asia)」となったと言われています。

現在のヨーロッパとアジアの境界線は、前回の記事でも触れた通り
ウラル山脈・コーカサス山脈・ウラル川・カスピ海・黒海・ボスポラス海峡

辺り。
ここから東側が「アジア州」です。というわけで…

高度別割合から見る大陸の概要(アジア州編)

毎回の事になりますが、高度別割合を検証してみましょう。

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