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枠におさまりたくなる自分に気付く

私の会社は複業ができる。
(主従なくパラレル、という意図から、「復業」ではなくあえて「複業」という漢字を使っている)

私が入社した2015年あたりは、まだ複業家は少なくめずらしい存在だった。

ところが。

2017年、私が育休に入った前後から、雨後のタケノコのように、あの人もこの人も複業をしはじめた。(タケノコに例えてしまうのは申し訳ないが…)
カレー屋さんもいたし、ユーチューバーもいた。
よくあるところではライターも多い。
ミュージシャンもいる。
働きながら起業した若手女性社員もいる。

そんな弊社のなかでも、複業のパイオニア的な方がいる。
中村龍太さんという方だ。

龍太さんは経歴も、やってることも独創的。
複業も多方面でされているので、取材を受けることもたびたびある。
この記事↓は龍太さんぽくてとても好き。

ITと農業の複業などで話題になり、アベ総理とお会いしちゃったり、とにかくすごい方だ。
お仕事ももちろんバリバリにできる。
だが、私が龍太さんをステキだな〜〜と思うのはそこではない。
(いや、まぁそこもステキなんだけど…)

龍太さんのステキなところは、すごいことを色々やってるのに、見た目にも言葉にも態度にも怖さがまったくなく、軽やかに朗らかにみえるところだ。
色々なお仕事を笑顔で楽しそうにやっている。
その軽やかさがほんとうにいいなぁと思う。
いままで自分の人生で
「あぁ、こういうふうに生きたいなぁ」
みたいな、ロールモデルっぽい人はいなかったんだけど、龍太さんは私のなかでそんな位置づけ。

しかめっ面で怖い顔はしたくない。
私は朗らかに軽やかに生きたいのだ。

もちろん、龍太さんにも怖い顔をするときはあるんだと思う。
けど、あんまり見たことがない。
怖い顔をしている時間が短くて、楽しそうに見える時間が多い人ってのは、なんだかとっても安心する。
(いつも近くにいるわけでも一緒に仕事してるわけでもないんですけど)

少し前、たまたま龍太さんと席が近くになったのでおしゃべりをした。
おしゃべりの流れで龍太さんのホームページを見せてもらった。
ホームページはコチラ↓

龍太さんは
「僕は、みんながこういうページを作ったらいいと思うんだよね」
と言っていた。
会社のしごとをしている自分も、パエリア作ってる自分も、農業してる自分も、ドローンで色々撮影する自分も、全部まるっとサービスにします、みたいな。
楽しい仕事は500円とか、難しい仕事は何十万円とか、そんな自由な価格設定で。

そんな会話をしてから、わたしのなかで、このホームページがずうっと心にひっかかっている。

最近、かなりお値段お高めの研修を受けた。
会社の仕事でも役には立ちそうな内容ではあるんだけど、費用を出してもらえるほどの交渉能力が私にはなかったので自腹で。

受講した内容は、会社のやってることと親和性も高いので、仕事でもいかせるだろうし、個人的な子育てでも役にはたつと思う。

自分で複業してやっていけるほどのスキルも人脈もないので、内心、会社で活用したいなーと思ってはいたんだけど、やっぱりそれは私の交渉能力では難しそうで(笑)。
ちょっとした落胆もあるんだけれども、でも、そこで頑張って交渉して、むりやり会社に自分を入れ込むのもなんかちがうよなーと、最近思い始めている。

その発想自体が、自分と会社をむりやりくっつけてるというか、会社にむりやり寄せようとしているというか。
「会社という枠にとらわれてるな、自分…。」と気付いた。
意識の軸が自分じゃなく会社になっている。

会社員人生が長かったし、別にそれが悪いわけではないと思う。。
でも、自分のやりたいことやありたい姿があったとき、それを会社という入れ物にあわせて、せっかく湧き出てきたなにかの角を丸くしてしまうのは、とってももったいないことな気がする。

私の人生で私が自腹で研修受けたんだから、軸は私なはず。
なのに、どっかで誰かのレールのうえにのっかりたいと思う私がいる。

そういう自分の依存心みたいなものにあらためて気付けたのは、たぶん龍太さんとおしゃべりして、ホームページを見たからなのかな、と思う。
なんかそういうのに気付けたのはまた成長よね。
ほんと、私の人生のびしろだらけ。

研修を受けたものの、まだ仮免許みたいな状態なので、トレーニングが必要だし、得たスキルや資格をどう使って行くのかまだ全然イメージはない。
結局どうするかもまだ決まってない。
しばらく考えていくことになるんだろうけど、楽しみながら色々チャレンジしてみたいな、と思う。

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