宵越しのnoteは書かねぇ

江戸っ子のような書き出しをした生粋の関西人、主題の通り下書きnoteを懐に入れたまま翌日を迎えるのが苦手である。

下書き途中の記事を一晩おくと、前日に書いたすべての文を修正したくなる。
やれ、文末を変えてみたり、主語を入れ替えてみたり、構成を変えてみたり。

なんならテーマごと「違う」となって、新しく書き直すハメになる。

ストックがあったほうが気持ちが楽になりそうと、余裕のある日に何度か書き溜めをやってみたが、結局下書きが増えるばかり。
そして増えた下書きを後日改めて書こうとしても、ピンとこずに積ん書きばかりが溜まっていく。

これだと楽になるどころか手戻りになってしまう。
私は人様より暇ではあるが、前日の時間をドブに棄て、noteばかり書いているわけにもいかない。

どげんしたらええんじゃ。
前日にはいいと思っていたネタが、翌日に陳腐に思えるのはなぜだろう。
昨日の私は今日の私と連続しているはずだが?

自問するうち、気づいでまった。
素敵なものが陳腐なものになるんじゃなくて、時間を置いたことで、もとから陳腐だったものの陳腐さに気づいてしまうだけだ。

シュワシュワ炭酸水のキャップをひねり、飲まず・栓をせず、翌日飲んだら気が抜けて水に戻っていたようなもの。
中身は最初から水であるのに、冷たく爽やかに飲める時間を逃したために、喉越しが変化しただけ。

ああ、そげなこつね。
夜中のラブレター現象。書きたてピチピチのラブレターを投函(公開)するから気づいていなかったけれど。

結局私がnote継続に必要なのは

勢い

多分これだけだ。

執筆に勢いを失えば、己の陳腐さを目の当たりにして何も公開できなくなる。
じゃあ、陳腐じゃないものを書けばいいじゃない、と言われると、正論ではあるが簡単にはいかにゃーて。

時間をかけたらいいものを作れるという自信もないので、ここはいっちょ気付かぬふりをしよう。
陳腐に何重にも石ころ帽子を被せる。
勢いを殺してnoteそのものからフェードアウトするよりはマシだ。

私がnoteを持ち越せない理由は他にもある。

・結局2本書きあげるまで寝られなくなる問題
・途中でやめても思考が止まらず寝られなくなる問題
・補足しすぎて文字数増えちゃう問題
・増えちゃった文字数ぶん推敲などの工数が増えちゃって、結局総note時間が増えちゃう問題

寝られなくなる問題は勢いを止めるのが下手なことに起因し、補足したり工数が増えたりするのは、衰えた勢いを盛り返そうと悪足掻きしてしまうことに起因する。

うん。やはり私は宵越しのnoteは書けない。
帰れまテン方式、継続決定。
寝れまワンnote is better.

はー。
そねーしたら、でぃきるだき、けっぱるべ。

土地の言葉を愛する
宮崎
青森(津軽)
福岡(博多)
愛知(名古屋)
岡山
沖縄
岩手以北
にお住いの方々、関西人の勝手なインスパイアを深くお詫び申し上げます。

この記事が参加している募集

noteのつづけ方

今こんな気分

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?