これからは問題を定義できる人に価値が出てくる
こんばんは、mokkoです。
これまではモノが足らなかったので作れば売れて、買うことで満たされていました。しかし、今はモノが大量にある状態なので、何でもある程度満たされていたのですよね。
しかし、人は満たされればどこかに欲求不満を感じるようになるのです。
だからこそこれからは本人にも気づいていない”問題を作れる人”に価値がでてくると思いますので、その周辺のことを書いていきます。
満たされているが故に気がつかないことがある
僕は、家族というものが普通にあってしかるものということを思ってきましたが、母親が亡くなってから、家族というものがどれだけかけがえのないもので、大切なものであるのかを目の当たりしました。
音楽であってもそうで、90年代は、出せばCDが売れる時代であり、お金を出して買うことに価値があったり、好きなアーティストの曲を聴くことで作詞の世界観に酔いしれたり、
楽曲の良さに惚れたりして、ライブに行くのが楽しみだったのですが、
最近はyoutubeなどで無料で聴けるようになってから、聴けるハードルが下がったが故に、何故か音楽を聴く時間というものが減っていきました。
歌詞の世界感が価値観の多様化で、マクロの視点でみていた頃とは異なり、ミクロの視点で、感覚や価値観の合う人に向けて書かれた詞の世界が多くなり、
自分の価値観にぴったりくる曲を逆に見つけづらくなったというか少なくなっている気がしています。
これは時代背景にもよりますが、企業から個人に価値が移行していっていることもあり、社会理念ベースから価値観をベースに置いた言葉選びをしていることに主要因があります。
つまり、これまでの言葉を使って価値を創り出すことができた時とは違い、価値観にあった言葉で満たされたら、更なる欲求ができて、
リスナーが気づいていない価値観や世界観を定義して、新たな言葉群で価値を創っていく時代になったような気がしています。
言葉の最少単位である”単語”の使い方によって、リスナーの心を捉えられる感覚が必要になってきた
僕は母親が亡くなってから感じたことの一つに、家族にかける言葉一つで良くも悪くも僕が思っていた反応と真逆の反応を得てしまう経験をしてから始めて、人は”感情”で生きていることをこれまで以上に感じました。
その時に感じたのは、作詞を書く際に”人の置かれた状況”に応じて、言葉を使い分けることの大切さを実感し、
これまでは社会全体に問いかけたり、思っていることを書けばよかったのが、今は心に届かなくなってきていると感じました。
だからこそ、ギターの師匠から練習の時から意識するように言われていたことで、”一人に届くように演奏すれば波紋が広がるように伝わっていく”といわれた言葉が妙にしっくりきて、
僕なりに考えて、一人の為に曲を創り出したことがきっかけで、伝わるように言葉を選んでストーリーにするようになってから、
人にかける言葉選びを身近な家族、仲間に対しても考えるようになりました。
空気を読むということをよく耳にしますが、空気を読む為には、人を理解しないと言葉選びを間違えてしまうので、
しっかり個人でいえば表情であったり、世間の流れを見ながら、物語も作詞も作っていく技術が必要となってきているように感じます。
だからこそ、BGMというメロディーで世界観を伝えながらも、言葉で心に響くストーリーを作っていきたいと思い、BGMバンドを作りました。
こうしていくことで人の感情の変化に敏感になれて、しかも人それぞれに抱えている問題や悩みも柔らかく包み込みながら、喜びや楽しみを作ってもらえるようになっていきます。
”1人を為に曲を作る”ようにしたら、自然と他の方にも伝わるようになった
本当にギターの師匠は本質を常についていますが、一人の方の為に曲を作るようになってから、より明確に伝わるメロディーが作れるようになってきました。
すると、多様化した様々な感情に対して、共感をメロディーや言葉に込められるようになってきたことで、より深く伝えられるようになってきました。
これも日々人の感性を想像しながら街を歩く人の表情であったり、態度をみながらこの人だったら”こんなメロディーを作ってあげたらいいかなぁ”とか”こんな言葉をかけてあげたらいいかなぁ”とか考える材料は無限にあるので、
しっかり時代の潮流についていき、心に届けられるメロディーメーカーでありたいと思っています。
まとめ
これだけ時代の変化が早い世の中だからこそ”時間”に追われている人が多いと感じており、
5Gになれば色んな情報にアクセスしやすくなった分、逆に時間を奪われて精神的に負担を感じる方が増えるのかなぁと思っています。
しかし、”心が疲れている”ことに気づかぬままに世の中の変化についていくと、色々疲弊してきてしまうので、
それを”疲れていませんか”と提案できる言葉選びと感情や感覚に寄り添った音楽が必要になるので、常日頃から感性を磨いていきたいと思います。
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