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上質を求めると心が豊かになっていく

こんばんは、mokkoです。

僕は1年くらい前までK.YAIRIというブランドのアコースティックギターを使っていました。僕は上質な世界を知らなかったことでギターの師匠に自慢してしまうという失態を犯してしまったのですが、

そこから上質な音というものに触れたことによって、楽器がいかに大切で、心地よいギター一本あるだけで練習から満足できて、しかもライブをすれば

”なんかこれまでより伝わったよ”と言われるようになって、練習すればするほど、また練習したくなる。

そんな良いスパイラルが起こってきますので、是非上質なものを体験してもらえるきっかけになればと記事を書いていきます。

無知だった僕は、ブランドがあるギターを持てばかっこよく見えると思っていました。

僕はギターの師匠と出会い、8年になりますが、きっかけは楽器屋のスタジオでの練習終わりに無料体験を受けた時から始まりました。

その当時、ギターといえば”ブランドのあるもの”をもてばかっこいいと思われると思っていました。

しかも無料体験の時に、”K.YAIRIのギターを持っていればライブの時に見栄えがよくて、いい音が鳴るんですよ!”と僕が言ったら、

ギターの師匠は、”俺はそうは思わんけどなぁ”と言われたことが衝撃で、

”何が日本一だよ、まったく。わかってないな”と思って少し不機嫌になって帰ったのを覚えています。

無論すぐには入会などせず、家に帰ったのですが、

それから何度もスタジオに練習に行く度に”もったいないですよ、もうあと2人で生徒が一杯になるから受けたらどう?”確か2~3回スタジオに入って練習した後に言われたのです。

僕は正直、この頃にはギターのことを言われたことは忘れていて、最初の無料レッスンの時に言われた一言がずっと頭に残っていました。

それが”テクニックなんていう付け焼刃はいつからでも学べるから、基礎をしっかり繰り返しやらないと人に伝わる演奏などできないよ”と言われたこととが気になっていました。

僕自身、これまで習ってきた先生がテクニックを推す先生ばかりだったので、”この人は他の先生とは違う”ということはわかっていました。

なんとなくここで入らなかったら後悔するんじゃないかと思い、しかもあと2人で締め切るといわれたので、とりあえず入ってみました。

そこからは半年間、コードの練習の繰り返し。派手なことは一切なく、永遠に繰り返すことをやって、先生の音を自分で出せるようになるように言われても、全く思い通りにいかず、

毎日真似することの繰り返しでした。”本当にこれで成長できるのかなぁ”と思って1年ほどたった時に、先生が楽器屋を辞められることになり、

自宅でのレッスンに切り替わりました。 もちろん、その頃には音を納得のいくようにだせつつあったことと、ライブでも1人のお客様へ伝わるように演奏するようになって、納得のいく音を出せるようになていました。

そして、自宅に伺ったら毎回先生のギターを弾かせて頂けるようになりましたが、それがまたマーチンD28というビンテージギターだったり、ソモギというメーカーの数百万するギターがおいてあり、

弾いた瞬間から異次元の世界に連れていかれました。

”なんだこの音は!”弾いた瞬間から音がお腹に伝わり、一音、一音がきれいになっていて、もう言葉がでなかったのです。

”どうや、今までの音とは違うだろ”と言われて、もう狭い世界にいた自分が恥ずかしくなり、K.YAIRIのギターは世界的なアーティストが使っているからいい音がなるものだという思い込みによって、

ブランドの先入観で、”ギターはブランドさえよければいいんだ”という思い込みをもってしまっていたことを知りました。

ブランドより音を聴いて、良い音を出せることに価値がある

今から考えれば当たり前のことですが、見せかけの良さでも見栄えがしたり、ブランドを持つことで高揚感を高められるという価値観を持っていましたが、

僕はギターの本質を知ることになりました。それはつまり、良い音を出せれば練習するときも前向きに取り組むことができますし、

良い音をその頃には耳で聴き分けることができていたので、上手い人と下手な人の違いが分かるようになっていました。

そして、1年前にK.YAIRIのギターがレッスン中に壊れて、応急処置をしてもらったのですが、もう弾ける状態ではなかったので次のギターを探そうとしたら、

師匠から”予算はどのくらい?”と聞かれて、丁度前月に車検を通したばかりだったので、4~5万くらいしか今は余裕がないです。そう伝えると、

”わかった、俺に任せといて”といって、なんと数日後に”丁度ええギターが手に入ったから次のレッスンで渡すわ”と連絡がきて、

次のレッスンにいったら、かなりの回数良いギターを触れさせてもらっていたこともありますが、そのギターに匹敵するギターを中古ですが見つけてきてくれて、

しかも、交通費を+して渡しただけでした。このギターはグレコという1970年代のギターで、市場価値は7万位するギターでした。

”これで4万でいいんですか。もう今までの音とは比べものにならない位いい音してます!”といったら、”いい音の聴きわけができるようになったご褒美や”といって、

報酬的なモノは受け取られませんでした。

傷があったり、見た目は悪くても人に伝わる楽器は価値観を変えてくれたと同時に、

師匠の器の大きさと僕がこの人のように同じ価値観を持つ方を大事にしよう決意する瞬間でした。

人は見せかけのものを信じるが、上質なものに触れると価値観が変わる

ギターの師匠に選んでもらえたことと、毎日異世界に連れて行ってくれる音に日常的に触れられるようになって思うことは、

練習することが楽しくなりますし、音を出しているだけで練習時間の幸福度が上がり、練習したくてしたくてたまらない状態になりました。

つまり、時間の価値が果てしなく上がったのです。練習時間があっという間に過ぎていきますし、練習すればするほどうまくもなっていくのですよね。

まとめ

この体験から思ったことは今の常識というのは、上質なものに触れているだけで成長をすることができるということ、

そして一回でも自分の価値観が崩壊するほど良いものに触れると、手に入れたくなるんですよね。

しかも、大体見た目で今の状態に合うものを手にするのですが、価値観が変わると手にしたいものの基準が変わり、

自分が贅沢だと感じるもの投資をするようになるので、結果的に精神的ににも余裕が持てるようになったり、満足して一日をデザインできるようになっていきますので、

是非、あなたの得意だと思うものをまずはテクニックやノウハウに頼るのではなく基礎をしっかりつけていくと、

結果的に価値基準がかわるきっかけになりますので、参考になればと書いてみました。

僕は、ブランド志向でしたが、今は人生を豊かにしていけれるものに投資をするスタイルに変わり、だからこそ”笑顔”を大切にできるようになったのは、ギターの師匠のおかげと感謝してます。


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