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物語は、わくわくする時間を作りだせる起爆剤

僕は、これまでの音楽活動において、一番大切にしてきたのが、お客様がライブに参加してくれた時には『ワクワク』して期待してくれている時間です。

今回は、お客様にとってのライブまでの『待ち時間』を退屈ではなく、楽しみの時間に変えることによって、次もライブにきてくれるようになっていく、つまりリピーターの作り方について書いていきます。

楽しい時間が生活の質を上げて、刺激的にしてくれる

僕はコブクロやミスチルのライブとなれば、ライブのチケットが取れた段階からDVDを見たり、最新のCDを買ったり借りたりしてライブに備えて予習することをして、会場にいったらグッズを買ったりすることが好きで、パンフレットやタオルやTシャツを買っています。

僕はこのライブまでの待ち時間が好きで、ライブというわずか2時間~3時間の時間のおかげで、仕事も楽しくできますし、家庭の会話も”何の曲を演奏するかなぁ”とか”近くでみれるかなぁ”とか会話に花が咲くので、待ち遠しいという感情になります。

僕自身が音楽は大好きなので、去年はASKAのライブにいって、”どれだけうまいんだろうか”とか”チャゲアスの曲を演奏するかなぁ”とか考えていました。

ある意味僕は曲を生み出す製作者であるので、客観的に観客が楽しんでいる姿やライブ会場でグッズを買っている姿を観察して、みんな人生を楽しくしたいんだなぁって思いました。

要は、みんな楽しい時間を体験したがっていると感じています。

ドキュメンタリーこそが感情を高ぶらせる原動力

そこで僕は、MCの時にこの曲ができるまでの背景を語るようにしたのです。

『昔、○○のようなことがあって物凄く辛かった。逃げたくて、逃げたくて仕方がなかったが、立ち向かったときに△△さんと出会い、僕はこんな姿になれたんですが、その時に感じた◇◇という感情を曲にしてみました』

なんて語ってから演奏を始めるとみんな夢中で聴いてくれるのを感じました。お客様は、非現実的な空間を求めていたり、楽しみたいって感情を持っています。

そこで、お客様に当日の音源を録音して後日送ってあげたり、メールで送ってあげると喜んでくれて、その音源を聴いて、『こんな曲を作ってほしい』とリクエストしてくれるので、またライブに来てくれるお客様が結構見えました。

物語は、時間の経過と共に世界観や出来事の変化があるから一緒に成長したいと思う

僕は、お世辞にも歌がうまいわけではないのですが、お客様のリクエストを曲にしたり、詞にしたりしていたので、僕が成長していくのを見てくれている感じがしました。

僕より断然うまいアーティストがお客様を集めるのに宣伝しまくっているのをよそに、僕は自分の世界観を伝えること、自分の成長を見に来てもらうことをやってきたことにより、僕だけの物語が出来上がっていくのです。

すると、お客様から”ライブいつやるんですか?絶対行きます!”とか”曲を聴いていると元気が貰えます”といってくれていたので、お客様がお客様を連れてきてくれていました。

完璧を求めるのではない。独自のストーリーを作るのだ

僕は東京ディズニーランドだったり、USJとかに行くのが昔から好きなのですが、

何故あれだけ楽しみにできたのかといえば、映画があったり、キャラクターのファンだったりしました。

映画を見ることによって、キャラクターのこれまでの時間の中の辛さに耐えたり、想いをぶちのけたりするシーン心に残っていくのを感じました。

それを見ていて、感情を動かすのは出来栄えではなく、どのようにこれまで育ってきたのか、作品ができるまでの想いにみんな感動してくれているのだと感じました。

だから、今取り組んでいるBGMバンドは自分が挫折してきた経験や曲に搔ける想いを文章にして、ブログやYOUTUBEにこれから発信していこうとおもっています。

グレートフルテッドというバンドは、体験価値を生み出すバンドである。

グレートフルテッドと聞いて、『は!』と思われた方も見えれば、『はぁ』と思われた方も見えると思います。

このバンドは、ライブ中の映像を録音、録画してもいいバンドで、録画をしたのをSNSなどで投稿してもいいバンドなんです。

それがうけて、雑誌ローリング・ストーン誌の「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティスト」で57位に選ばれたり、これまで最も集客できたバンドとして有名ですが、

お客様がライブに行って、動画を撮るということができるアーティストなんですよね。

体験価値を作ることで、また別のライブも行ってみたいとなり、どんどんお客様が宣伝してくれるので、大きくなっていったわけです。

これ、お客様からしたら、ライブ毎に新たな冒険にいく感覚になるんですよね。演奏は一緒でも、その時の空気感や盛り上がり、時には失敗するのを見たいと思うのです。

だから、BGMバンドAIRCLOUDは、僕が作った曲の時だけ録画OKにして、これはまだ構想ですが、朗読とコラボしたり、映像をみながら演奏を聴くなどお客様が楽しめる時間を作っていきたいと思っています。

いかにライブまでに”楽しい時間”を創り出せるかが重要

僕が思うには、音楽というのは触れてもらえる、聴いてもらえる時間をどれだけ浸透させられるかによって、ファン度合が増していくと考えていますので、そこにライフスタイルを高められる、健康価値、時間価値、心の価値を伝えながら人生を高めてもらえる”濃厚な時間”とコンセプトにして創り上げていきたいと思って、日々曲の制作を行っています。

まとめ

待ち時間を退屈な時間にするか、わくわくする時間に変えられるかは、物語であったり、作者のドキュメンタリーによって決まってくると僕は思っています。

だから、時間の経過と共に成長し、住む世界を変えながら、出来事がどのように変化していくのかを体感してもらえるように日々精進していこうと思います。


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