simple is best 物事は単純にできている
こんばんは、mokkoです。
これまで色々な方と付き合ってきましたし、音楽の世界でTVに出ていた方ともお話しさせて頂いたりもしましたが、
上手くいっている人はいろんな出来事を見て、単純に物事を捉えていると感じていて、僕もピアニストと電話をしながら作曲をしていますが、
単純な発想、単純なコード進行からできる曲ほど色々な方に受け入れてもらえているので、simple is best な記事を書いていきます。
複雑に考えれば考えるほど思考がずれていく
僕がこの考え方に出会ったのは、曲をじゃんじゃんと作っているとなんだか物足りなくてどんどんコード(♪の集まり)を複雑にしたり、演奏技術をより高度なものにする為のメロディーを作っていたことがあり、
ライブでも、優越感に浸りたくて(この当時は自己顕示欲バリバリでした)
コードはセブンス、ナインス、アドナイン(♪を複雑にしたものだと思ってください)
をバンバンいれて、どやっ!と演奏していた頃があり、その当時は思い切りやりきった感を僕は感じていたのですが、
反応がすこぶる悪く、複雑にすればするほどファンから拍手が少ない。
『あれ、なんだこれは!』と思っていたのですが、
ライブに聴きに来てくれていた方のアンケートに、”前に聴いていた曲の方が良かったですね”と書かれていたのです。
最初、なんでわかってくれないんだろうと葛藤があったり、思っていたのですが、
よくよく考えると、一発屋で終わったりメジャーデビューして消えていったアーティストを見てみると、どんどん複雑化していっていることに気が付いたのです。
”もしかして、単純な方が僕らしいのではないか!?”と仮説を立てて思い切りやり方戻してみた所、
反応が戻ってきたのです。
何かができるようになってくるとよりスキルを披露したくて、難しいことをやろうとしてしまうのですが、
実は自己満足だったりしてしまうということもあるんですよね。
応用ばかりに思考が向きますが、実は基礎ほど大切なものはない
これも僕が音楽を通して学んだことですが、演奏を複雑にすればするほどテクニック重視の人はスキルのなさを露呈してしまうのです。
上手い人は、簡単な曲を演奏しても味があり、音がはっきりしているので心地いいのですが、
あまり基礎を徹底していない人がテクニックに走ってしまうとベースの音がなっていなかったり、リズムがずれていたりしてしまうので、
実力差がどんどんでてしまうのです。
ここで話を簡単にする為にビジネスの話をします。
ビジネスで大切なことは何かって考えると、お客様を集客することであったり、お客様に商品を販売することなど色々な意見が出てくると思いますが、
僕は、お客様に価値を伝えることが大切であると音楽を通して学びました。
何故なら、いくら集客をしてもお客様が価値を感じてくれなかったら売れないわけで、
ライブでいえば、お客様が”また来たい”と思わない限り、延々に集客しないといけないですし、ライブが面白くないと悪評が流れて、
新規集客も難しくなるのです。
いかに、お客様が求めている音楽を作るかが大切であり、作曲ができてもお客様が喜ばない曲を複雑に作っても意味がないわけです。
つまり、商品というのはお客様が求めているものを作るのがプロであるということをお客様から教えてもらいました。
だから、ギターの師匠は基礎ばかりを僕に教えてくれていたのだと感じますし、
今になってそれがどんなジャンルであっても一緒なんだと気づくきっかけになりました。
個人と大手の思考は変えないといけない。個人でもついつい均一化したものをつくってしまう
これをビジネスに例えてみると、逆のことが起こっていると僕は思うのです。
ビジネスは、大手ほど単純化していかないといけないですし、個人ほど少し複雑化した発想が必要になってきます。
これを説明する為に音楽とラーメン屋を例にして、2例ほど例を出して説明していきます。
音楽でいえば、もう名の知れたミュージシャンであれば難しいコード(♪の集まり)を使っても聴いてくれるお客様が沢山いるので聴いてもらえるのですが、
ヒット曲を1曲だした後に、これをやってしまうとファンは幻滅して離れていってしまうのです。
この概念を僕はライブでお客様が教えてくれた訳ですが、
別の例ではラーメン屋を想像して頂いて、
ラーメン屋は、仙人みたいな人ほどこだわりが強く独自のルールがあるので、それを習得する為にはもう10年位修行をしないといけないわけですが、
仙人はラーメンを作ることにこだわりがあるが、一度お客様が美味しいと思ってくれたら、固定ファンがつきます。
逆に、美味しさを単純化して誰でも作れるようになったら、誰でも作れるし、チェーン展開をすれば、売上高は上がっていきますよね。
抽象的なこだわりが強いと一部のファンはできますが、一部のファンに支えられる位でも個人であれば食べていけます。
しかし、大手になれば規模が大きいので均一化を逆にしていかいと複雑なものほど作れないのです。
つまり、これから個人で何かのジャンルでビジネスをするなら平均的なものを作るより、
周りとは違う価値を提供できないかを考えて、思考をずらしてみてください。
例を出せばきりがないのですが、
このことを理解するだけで勉強でも人間関係でも応用できていくのです。
ビジネスの例は、大手と個人の説明なので逆になりますが、多くの場合は、単純に考えるほどうまくいくので是非参考にしてもらえたらと思います。
まとめ
この記事では僕がライブをして失敗してしまった複雑化の例などを出して説明させて頂きました。
これからは間違いなく個人間で繋がっていく流れになりますから、個としてどうブランディングしていくのか。
そして、お客様にどう伝えたらわかりやすいのか。
是非参考になれば嬉しいです。
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