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音楽から学ぶ―資産の構築方法

こんばんは、mokkoです。

僕は音楽で資産を作る為にどうすべきかをとことんこれまで考えてきました。

最近思うのは、僕は行動の幅を限りなく狭くして、作品の稼働率を上げる。いわば野球で言えば監督の立場になることを意識してきました。

監督は、選手の動きを見ながら戦略を練って、選手のコンディション、戦術理解、長所と短所を理解しておかなければいかないので、俯瞰した位置からどう戦うのかを決めていかなければなりませんので、それについて書いていきます。

ギターの師匠から学んだ資産にする為の考え方

音楽に限らずの話ではありますが、資産を生み続けるためには長期的にお金だけではなく、人間関係を構築していくことが大切になります。

しかし、色々な人を見て来て思うのは、自分だけいい思いができればよいと考える人がほとんどで、短期勝負で仕掛ける人が多いことを感じてきました。

僕自身、ファンができていたのでライブをやれば利益を出せることはわかっていたのですが、ある時ふと感じたことは、”このまま動き続けたら体力の限界がくること””毎回同じパフォーマンスをすることの限界”を感じたのです。

歌は下手でもファンが集まってくれることの一つに即興で作曲したり、物語を作ったりして付加価値をつけていったのですが、

ファンは常に触れていると、更に多くの刺激を求めるようになっていくことを実感したのです。

人間、最初は『すごいね』と称賛してくれるのですが、更に、更に、と次から次へと多くを求めるようになっていくのです。

すると期待値が大きくなりすぎて、『こんなもんかぁ』とある時ライブが終了した後に声が聞こえてきたことがあります。

その時のライブは決して悪くなくて、いつもと変わらない出来栄えだったにも関わらず、何度も来てくれていた方がそれ以降来なくなってしまったのです。

このままではいけないが、どうしたらいいかわからない

そのことがあってから、色々と考えたり、他のライブにいって研究したのですが、売れているバンドは皆実力があるからファンがついている。しかし、他を見ていても毎回同じ数のお客様を集客できないのを見ていて、

何故、そのような事態になっていっているのか最初はわかりませんでした。

しかし、ギターの師匠と触れているうちに徐々に答えがみえてきました。

どんな優れた才能も才能に頼っているといずれ想像を裏切られる

音楽に限らず商品というのは最初は新製品であることから売れるのですが、徐々にライバルの商品に真似されて売れ行きが鈍化していってしまうのです。

そこで、売れ筋の定番の商品を扱っている所は、”それしかだめなんだよ”というファンがおり、例えばコカコーラ。コーラを真似してペプシコーラや色々な模倣を各メーカーがやりましたが、結局コカコーラが強いのです。

つまり、毎回曲を生み出すことでしかお客様を呼べない僕には、いずれ枯れる時がくるということを悟ったのです。

ギターの師匠のライブは大体トークも演奏も同じなんですが、常にお客様は満員になる。これにはもちろんギターのスキルもありますが、お客様の期待値は決まっていて、更に集まってくるのですから、動かずに待っているだけで良くて、

必ずCDや楽譜が毎回売れていくのです。これをみていて、僕みたいに毎回のライブをやる度に期待値を作り続けていては身が持たないことになるのです。

よくよく考えてみれば、一発屋とよばれる人は最初にいい曲を出してしまっているので、ファンの次の期待に応えられずに消えていくのですよね。

ということは、まず同じ曲を演奏しても同じ価値を提供できる人を探さなければならないという結論に至りました。

僕は曲のメロディーは色々な方から良いということを言ってくれていたので、毎回再現できる力をもっている人を探そうと思いました。

それからライブに出かけたり、SNSで自分に合うだろうなぁと思った人にはとことん声をかけて一緒にやってもらえないかと声をかけまくりました。

しかし、ほとんどが門前払いで相手にさえしてもらえないわけです。

いくら曲ができていても”作曲力”勝負になるとその能力は求めていないのです。だから、思考をずらしてみました。

プロで”曲を作れる”人に声を掛けずに、”曲がつくれない”人に声をかけてみようと思いました。

そして、インターネットという武器はエジソンというピアニストに出会わせてくれました。

最初に彼の演奏を聴いた時に鳥肌が立ちました。これまで沢山のプロミュージシャンを見てきましたが、彼の音は心地よさの中に重みがある音を出していて、しかも人間的にも明るくて接しやすかったのです。

もうこの人しかいない。そう直感をしました

やはり、音楽だけに限らず色々なジャンルで考えても、資産と呼べるものを長期で作っていく為には、

トレンドを追いかけていてはいけなくて、これまで僕が音楽活動でやってきたように、ファンが選ぶ曲の定番は必ずいれて、

そこにアクセントをいれていく、つまりはファンの方を育てる思考にならないと5年後、10年後に音楽で価値を生み出せる資産化は難しいのです。

目先の利益を追い続けると飽きられるが、長期の資産を意識すると、ファンを魅力的にすることができる。

僕は、色々思考錯誤をして”物語ライター”というものをやっているのは、

曲を作るまでの過程であったり、ピアニストとの打ち合わせの音声であったり、曲ができるまでのドキュメントをファンと共有したいということと、一人に価値を提供するとして、

相手が望むストーリーは人それぞれであるため、音楽に価値を置かず、相手の人生に寄り添っていく為になにができるのかを考えぬいて、過去の辛かった経験があったからこそ、今があって、そして未来に向かっていく唯一無二の話は、人生に寄り添った曲や動画であるために、短期勝負にならずに長期目線で考えることができる。

つまり、視点を未来に置いた瞬間に発想が生まれていくのです。

まとめ

これからどんどん仕事が新しく生まれて、過去は消されていくのです。

この時代に生き残る為にはとにかく大きな流れには逆らわず、自分が変化していくことだけを僕は考え続けてきました。

もちろん短期目線を持つことも大切ではありますが、短期目線であると常に足を止めることができずに走り続けなければならないのです。

僕は作業がスキですし、作曲やマーケティング的な広げる目線で仕事をすることは大好きですが、”期待値”という変数が多ければ多いほど不安定になってしまうので、僕で言えば”メロディーを生み出す力”というエッジの効いた部分とピアニストの”演奏をする技術”を掛け合わせることで、

期待値を安定させながらも、企画や物語で長期目線のファンを育てていくことをこれからもやり続けていきます。

僕はAIRCLOUDというBGMバンドの監督的な立場で、作品をピアニストの状況やコンディションに合わせて出していき、”BGM”というジャンルの音楽で曲に働いてもらえるよう曲に魅力を注入していくことに神経を使っていきたいと思います。


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