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君だ

こんばんは。もっこもこぞうです。蒸し暑い夜ですね。まだ眠くありません。妻も僕の仕事のことが気になって眠れないと起きています。それは僕にとってかなりの重圧で。僕は時々何かを書きたいという衝動に駆られるんです。まるで何かが憑依したかのように。今は書きたいとき。ただ書きたいので書くことは書きながら考えます。今日は僕がぶっ壊れたシーンを断片的に語りたいと思います。あれはもう13,4年前。僕は一人の女性と付き合うことになりました。当時19歳。僕とは10個以上下の子でした。初めてその子に会ったとき、別に何も思わなかった。しばらくたって、その子が僕のことを好きと言っているということが耳に入って。飯でも行けば?と言われるがままに食事に行くことになりました。僕が運転する車もう夜道は暗かった。信号の緑の光をなぜか覚えていて。一緒にお好み焼きを食べに行って、そのまま彼女は一人暮らしの家にきて、その日に付き合うことになって。それで色々あって、僕は眠れず、食事も食べず、たばこと飲み物のみ身体に流し、公園と家を何往復もしていた。今考えると、憑りつかれたようだった。少し眠れても大量の水たまりくらいの寝汗。仕事は休み、ただタバコを吸い、水を飲む。で、なぜか今でも不思議なのですが、僕は両親に電話をした。「もうだめだ」って。両親は飛んできてくれた。両親は明らかに痩せて普通じゃない僕の顔を見て泣いた。その時初めて思った。ああ、終わりなんだな、俺。そのまま父親の車で実家に帰った。今でも車中のことを覚えている。「何か食べる?」モスバーガーを買ってくれた。実家に着いて、とりあえず心療内科に行くことになった。普通予約制なんだが両親が僕の症状を話したらしく、休憩時間に診てもらえることになった。病院に行って、僕は俯き職場であったことを淡々と話した。それで薬をもらって。家で療養することになったんだが、気づいたら職場やつを殺す殺すと爪を噛んで考えていたり、そう思ったら苦しい苦しい、と唱えたり。人に騙されない、という本を読んだんだりしばらく攻撃的な日々を送った。家族と親友以外の人間を信じられなくなった。このこと以来僕はほとんどの人のことを信用しない。人を信用しない。

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