見出し画像

散漫する意識のために

noteを書こうと思いながら、何度も書いては消し、書いては消しをくり返す。どうにも意識が散漫で、ニュースに気持ちを持っていかれているようだ。

平穏な毎日を過ごすことをくり返すと、ありがたいと思う一方で、飽きてきたなぁと思う気持ちがあるのも事実。しかし2年前から感染症の話題はつきなくて、あっという間に世界は非日常になったのだけど、それでも2年も経過してみたら非日常だって、新しい日常へと変わっていて、人は慣れていくものなのだから。そんな風に思っていたところで世界には、新たな問題が発生した。

事実はたった一つなのに、その問題から発生する未来への不安がワーっと渦巻いて、ひとりで息苦しくなっていた。自分にも何かできることはないのかと慌てる私に、夫は「何もないよ」とあっさり告げた。

そう、何もないのだ。感染症だってそう。私にできることは、もうすでにやっているわけで、これ以上の何かができるわけじゃない。ウイルスを消すことができるわけじゃないし。

「何かできるかもしれない」と思う気持ちが、焦りを生んでいる。自分が動くことで何かが変えられると思っているから、焦って行動してしまうんだろう。そしてこういう焦りがあるときは、頭の中が取っ散らかっていて、うまく回っていないという自覚もある。

どうしたものかと『千年の読書』を読んでいたら、瞑想の話が出てきた。

気持ちがざわざわする今だからこそ、瞑想という手段もあったことを思い出して、『疲れない脳をつくる生活習慣』を本棚から引っ張り出してきた。

意識を「今」に集中して、余計なことは考えないようにしてみるだけでも、気持ちが落ち着くのではないか?と思いついたので、実践してみることにした。

過去と未来は考えずに、「今」そこにあるものに集中する。

「犬がかわいい」
「犬がかわいい」
「犬がかわいい」

犬のかわいさにしか興味がない人になってなってしまった。

でもおかげで、少しだけ気持ちが落ち着いたので、今はこうしてnoteを書くことができている。瞑想を習慣にしてみようかな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?