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能登半島の学校では

1月12日(金)に始業式が行われた学校もあれば、まだ延期されている学校もある。

ようやく迎えた始業式の日、授業で書き初めを書いたのだという。現地の教職員の皆さんは、被災者でありながら子供たちの行く先を照らすような言葉を掛けていた。

印象に残ったのは始業式を、避難先になっている体育館で実施し、避難されている地域の方々に向かって始業式での決意を語っていたこと。

高校生がボランティアとして学童保育のように小学生のお世話をしている話もあった。

水が足りないことから手洗いが不十分となり感染症が心配されていることなども耳にする。

祈ること、募金くらいしかできないけれど、現地の皆さんの思いを想像すると胸が痛む。

ちょうど私の勤務校では12月に「もっと実際に即した避難訓練をしよう」と検討をしていた。「職員にも避難訓練の日時を知らせず」に、「その場でどんな状況下での避難か」知らされて、マニュアルは念頭に自ら判断し避難誘導をすることになる。安全を確認し、どこに、どんな経路で避難したらよいか委ねられる。実際の場面では、放送設備が無事か?管理職と連絡が取れるのか?分からないのだ。

本気の訓練と実際の場面での判断力が求められるのだと、昨今の様々な災害や事故から考えさせられた。

自宅に帰ることができる状況か分からないため、自分の子供にはその時どのように判断し、行動したらよいのかしっかりと伝えておきたいと思った。