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生きる

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様々な試練のある人生、それでも「幸せ」になりたいと願うあなたに言の葉が届いたらいいです。^_^
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#エッセイ

書くことは癒すこと

書くことは癒すこと

noteの界隈にいると「共感する」「共鳴する」「反発する」ような気持ちになることが誰しもあるだろう。

noteの住人同士で「共感する」「共鳴する」傾向が強いのは、恐らくnoteにいる人は、多かれ少なかれ、いつの日からかのトラウマを背負い、それを意識的に、または無意識的に解消しようと文字を書いているからではないだろうか?(そうでない人は文字など読んだり書いたりせず、うちの夫みたいに外で元気に運動し

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父の死に寄せて

父の死に寄せて

光と闇と…

一番幼い頃の記憶は
父が親族に囲まれて涙を流している場面
「どうしたの?」と聞くと
「目の手術をしたから」と答えた父
後に聞いた情報とつなぎ合わせて考えると
私が2歳だった頃、家を出て行った父が
ほどなくして戻って来た場面
だったのだろう

次の記憶は
泣いている母が私と弟を連れて
誰かの家に寄せてもらった場面
その家で一晩過ごしたことと
その時、マーガリンが塗られたパンを
食べた記

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「私と公募生活」

「私と公募生活」


1)マイナスな感情が書く原動力になった二十代前半
 今、振り返るとその当時が糧になっているように思うが、二十代の前半、私は暗いトンネルの中にいるような心持ちであった。
 採用試験は倍率が10倍の時代なかなか合格せず、結婚前提のはずだった遠距離恋愛の彼とは別れ、講師として中学校に勤務していた。仕事をしながら、筆記試験と実技試験の準備をする毎日。仕事と両立しての試験勉強は思うように進まなかった。また

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