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三重県津市一志町大仰

カミさんがお墓参りに行こうと言ってくれたので、二人で実家に行ってきました。旦那の実家って嫁さんの立場からすると敷居の高い存在だと思うんですが、ちゃんと気を遣ってくれるのがエラい。

自宅近所のスーパーでお花を買って、クルマで移動。こういう時はやっぱりスポーツカーで行きたい。そしてルートは西名阪。なんたって楽しさが違います。途中覆面に掴まってるクルマが何台かいましたが、もうそんなに飛ばす歳でもなくほどほどに愉しい道中。

神戸から二時間弱で到着しましたが、想像していたほど涼しくない。子どもの頃は夏の最中でも夕方日が傾くと涼しくなってカナカナと鳴くヒグラシの声がいい感じでしたが、もうそんなノスタルジックな時代じゃないんですね…。

お墓の横の木が田舎っぽい

最近はお供えした花を持って帰れって書いてあるんですね。まあこの暑さだと生花は一日二日しか保たないからすぐダメになっちゃうんですが、数分拝むだけのためにお花を持ってくるのもどうかなあと。普段は造花を生けてあるので、次からは線香とロウソクだけでいいかも。

この仏壇どうしようか…

親父が亡くなってもう二年。空き家になっちゃったので誰か借り手を探してもいいんですが、仏壇があっては借りても見つからないだろう、と言われて思案中です。自宅にミニチュア仏壇用意して移してもいいんですが、親父たちはそれが嬉しいんだろうかと。今のところは暮らした家に置いておくのがいいんじゃないかなと思っています。

子どもの頃と同じ景色

子どもの頃はこの部屋に蚊帳を吊って寝ていました。田舎の大きな農家って風通しがよくてエアコンとかなくても結構涼しかったんですよね。50年前の話ですが…。

台所でしばし休憩

私が生まれたときにはここは土間で、玄関から裏口まで通り抜けができました。おクドさんがあって、薪で湯を沸かしていたんですよね。正月には親戚の伯父さんたちも集まって、杵と臼で餅つき。愉しかったな。さすがにそのままでは使い勝手が悪かったので、母が後妻で嫁いできたタイミングで床を張って台所として改装しました。このあたりでは昔の農家そのままの造りの家がまだ沢山残っています。さすがにここはエアコン入るので、狭い四畳半のリビングでみんなTV見てました。有り余るほど広い部屋が一杯あるのにw

家の裏手

分かりにくいですが、ここに池があって昔は鯉が泳いでいました。裏山から清水を引っ張ってきて生活水にしてたんですよね。真夏でも冷え冷えの水は近所の子供たちにも好評でした。そういえば、この池に小学生の時に親父に縁側から投げ込まれたなあw 確かお祖母ちゃんにクソババアって悪態ついた罰だったな。

家の表

祖父ちゃんが庭の手入れ好きだったので、まあまあ広い庭があります。大事してた盆栽を盗まれて怒ってたなあw 放っとくとすぐに雑草でぼうぼうになるので、今でも伯父さんが草取りしてくれています。有り難い。

まだ綺麗な状態保ってます

築100年以上経過している割りには綺麗な家だと思います。元々少し離れたところにあった家をバラして移築したと聞きました。昔はそういうことがしばしばあったんですね。今のツーバオフォー住宅では考えられませんが。

同じフィルムなのにこんなに色味が違うのはなぜ?
住む人のいない家は朽ちるのが早いと言いますが、さて
記念に一枚

フィルムは現像するまで仕上がりがわからないのでドキドキしますね。なかなかいい感じに撮れています。

HASSELBLAD 500C

今回の機材はHASSELBLAD 500C + Planar 80mm、フィルムはPortra160。ここのところデジタルばかりでフィルムで撮ってなかったのですが、久しぶりに引っ張り出してみました。ブローニーは12枚しか撮れないし、いつ使うべきなのか分からなかったんですよね。実家に帰ることはあまりないので、フィルムに残しておこうと思い立ちました。

ノスタルジックに夏の思い出に浸るにはフィルムがいいですね。

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