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アメリカ駐在物語 ⑮ドギーバッグが懐かしい!

あれっ?ドギーバッグはなかったっけ?アメリカ駐在が終わり帰国してしばらくの間、レストランでドギーバッグがないことに少し違和感を感じていました。

それだけアメリカで長いことドギーバッグにお世話になったってことか・・・。アメリカのレストランではどこでも、ファーストフードを除き、ドギーバッグがあります。食べ残しを家に持ち帰るための容器が提供されるのです。ペットの犬のエサ用だからドギーバッグと呼ぶのではなく、たいていは家で食べるために持ち帰ります。

駐在の初期は、「残さず食べなさい」という親や学校の先生からの教えが身についていたせいか、レストランで食べ残しをすることに罪悪感があり、食べ過ぎてしょっちゅう腹をこわしていました。

周りのアメリカ人が当たり前のようにドギーバッグを要求するのを見て、あぁ残していいんだと思うようになり、少しずつ試すようになりました。そして、いつのまにか、いつでも平気でドギーバッグを利用するようになっていました。

そういえば、アメリカのレストランで出される料理のボリュームはたいてい多すぎるほどで、おそらく体の大きい大食漢の人に合わせてボリュームをきめているのではないかと思うほどでした。つまり、大食漢を除き食べ残すのが普通で、ドギーバッグも良く利用されるのだと。

中華レストランのドギーバッグは独特のもので、縦長の立方体の箱に針金の持ち手が付いたものが定番でした。そして、その箱はそのまま電子レンジで加熱できるので大変便利でした。

食品ロスを減らすエコロジーにもつながるので、日本でももっとドギーバッグが普及すればよいのになぁと思います。ただ、アメリカではほぼ車で移動するのに対し、日本では電車やバスで移動することが多く、ドギーバッグが荷物になる、さらに、匂いが周りの人に迷惑だ、といった理由で普及しないのかも? とも思います。

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<本書の特長>
①通算17年のアメリカ駐在を含む30年以上の貿易関連業務の実践を通じて習得した英文メールの書き方を解説

②ビジネス英文メールはパターン化した表現や決まり文句などを覚え、また、相手の国の文化や習慣に対する理解に基づき表現を工夫することがポイント。それらのポイントを踏まえて、相手にうまく伝わり相手の行動を促す英文メールを短時間で書くための色々なノウハウを紹介

③海外の文化・習慣に対する理解に役立つようにアメリカ駐在時の様々なエピソードも織り交ぜている

④例文を多く提示し、略語一覧やIT用語一覧なども付録として掲載しているので、手元に置いて事典のように利用できる

この本が皆様のお役に立てば嬉しいです。

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最後までお読みいただき本当にありがとうございました


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