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アメリカ駐在物語 ⑤養子がたくさん!

養子に対してとってもオープン!しかもこんなに身近にたくさんの養子がいるなんて! 新鮮な驚きでした。

会社の同僚は子供に恵まれず南米生まれの子供を養子に迎えました。近所で親しくしていた、ひとまわりほど年上の夫妻は娘が実子、その下の弟が韓国人の養子でした。借家の前の住人には男の子3人の実子と中国人の女の子2人の養子がいたと聞きました。スクールバスに一緒に乗る息子と同級生の女の子はインド人の養子、その弟が白人の実子でした。近所の街中でも白人の子供(実子)と黒人やアジア人の養子を連れて歩いているお父さん、お母さんをよくみかけました。

このように、アメリカでは養子の数が多く、しかも、実子がいても、その弟・妹として、あるいは兄、姉として!養子を迎える人も多くいました。さらに、養子がいることを隠すようなことは決してなく、むしろ養子がいることを誇りに思っているようでした。どのようにして養子を迎えることになったのか、そのいきさつを詳しく話してくれる人もいました。

日本では養子は特別なことで、あまりオープンにはしませんね。血のつながりが重視されていて、実子と養子とが明確に区別されていると感じます。

アメリカ人にとって血のつながりは日本人が考えるほど重要ではないようです。また、親子の関係もドライですね。大学に入ると親から離れて一人暮らしを始めるのが一般的で、その後は一緒に暮らすことは稀です。親の介護が必要になっても同居することはなく、親は老人ホームに移ります。

養子に対する考え方が全く違うこと、血のつながりへの拘りの有無、親子の関係などなど、文化の違いからくる家族の在り方の大きな違いは、アメリカ駐在を通じ学んだことの一つでした。

最後に宣伝です。昨年、私は「英語で書く、ビジネスメールの基本」という本を出版させていただきました。自費出版ではなく商業出版です。本書の特長は以下の通りです。

<本書の特長>
①通算17年のアメリカ駐在を含む30年以上の貿易関連業務の実践を通じて習得した英文メールの書き方を解説

②ビジネス英文メールはパターン化した表現や決まり文句などを覚え、また、相手の国の文化や習慣に対する理解に基づき表現を工夫することがポイント。それらのポイントを踏まえて、相手にうまく伝わり相手の行動を促す英文メールを短時間で書くための色々なノウハウを紹介

③海外の文化・習慣に対する理解に役立つようにアメリカ駐在時の様々なエピソードも織り交ぜている

④例文を多く提示し、略語一覧やIT用語一覧なども付録として掲載しているので、手元に置いて事典のように利用できる

この本が皆様のお役に立てば嬉しいです。

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最後までお読みいただき本当にありがとうございました。



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