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本好きゆめの冒険譚

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高齢の2人に念願の赤ん坊の誕生。溺愛される娘は少し特殊な能力を持っていて・・・古い絵本の桃太郎から始まる神々との冒険が・・あるの?ちょっと変な冒険ファンタジー。
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#桃太郎

小説 本好きゆめの冒険譚 第二頁

「ぱぱしゃん。」  2歳になった私。話す事はできるのだが、まだ辿々しい。 「私は誰かな〜?…

小説 本好きゆめの冒険譚 第三頁

 私は4才になった。  幼稚園に入園である。  入園式の時、「パパ」はビデオカメラで撮影…

小説 本好きゆめの冒険譚 第五頁

「桃太郎」の話は桃2個から、2人になったのだけれど、「もう一つの桃は双子だったらどうなるの…

小説 本好きゆめの冒険譚 第十三頁

「さぁもう眠りましょうね。」 「ママぁ~、今日は一緒に寝てくれるの?」  そうよ。と優し…

小説 本好きゆめの冒険譚 第十七頁

「いい?解らない事は、全部、ゼウスさんに聞くのよ?」  ママが、そう言って寝かしつけてく…

小説 本好きゆめの冒険譚 第十八頁

 リビングに行くと、ソファにパパとおじさんが横たわっている。 「あっ…ゆめちゃん…おはよ…

小説 本好きゆめの冒険譚 第十九頁

 私はベッドの上にいる…。  ママがゆっくりと「ちゃんとした桃太郎」の噺をしてくれる…。 むか〜しむかし、ある所に、 お爺さんとお婆さんがいました。 お爺さんは、山に芝刈りに、お婆さんは川に洗濯に行きました。 お婆さんが川で洗濯をしていると、大きな桃が「どんぶらこ〜どんぶらこ〜」と流れてきました。 お婆さんはお爺さんと一緒に食べようと桃を持って帰り、割ってみると中から男の子が現れました。 お爺さんとお婆さんは、その子供に「桃太郎」と名付け大切に育てて行きました。

小説 本好きゆめの冒険譚 第二十二頁

「ゼウスのおじさんと会うのは、昼だよな?」  壁掛け時計で確認しながら、ゆめに言った。 …