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【育休中にやりたいことリスト100】102.認知症サポーターになった

(写真はサポーターになったら入手出来るオレンジバンドです)

正産期に入り長らくの切迫早産による自宅安静が解除された週に、自治体で開催された認知症サポーター養成講座に参加してきました。

先日こちらに作成したやりたいことリストに挙げた1つです。第2子が産まれてからだと預け先がないので、当面は平日のイベントは参加が難しく、やりたいことリストを作った後に産前に行けるものがないか調べてありました。まだ体調等も含めて行けるかわからなかったものの未来の自分を予約だけしておきました。主催者に直前に空きを確認したところ、ちょうどキャンセルが出たので参加可能というラッキーな展開。

認知症サポーターとは
認知症に対する正しい知識と理解を持ち、地域で認知症の人やその家族に対してできる範囲で手助けする「認知症サポーター」を全国で養成し、認知症高齢者等にやさしい地域づくりに取り組んでいます。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000089508.html

認知症サポーターに期待されること
1.認知症に対して正しく理解し、偏見をもたない。
2.認知症の人や家族に対して温かい目で見守る。
3.近隣の認知症の人や家族に対して、自分なりにできる簡単なことから実践する。
4.地域でできることを探し、相互扶助・協力・連携、ネットワークをつくる。
5.まちづくりを担う地域のリーダーとして活躍する。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000089508.html

私が認知症サポーターという存在を知ったのは数年前。実母が60代半ばにしてアルツハイマー型認知症だと診断された時でした。母の様子が何かおかしいと思いつつも当初は病院を受診したにも関わらず診断がつかなかったこと、世間はコロナ禍真っ只中で生活環境自体が大きく変わっていたこともありその精神的影響があるのかもしれないとも考え、残念ながら正式な診断が下りるまでに時間を要しました。

もっと早くに気づいて治療をしていれば、進行を遅らせられたのではないか、何か出来ることがあったのではないかと後悔の気持ちが溢れて来ました。

現在では認知能力や言語能力に既に大きな影響がみられ、普通の会話を楽しんだりすることはおろか、私に対する認識すらも曖昧です。

いつも私達きょうだいを気にかけ、テキパキと家のことをこなしていた母が私の記憶に根強く残る母の姿であり、懐かしく思います。今でも正直まだ自分の中で消化しきれない思いと葛藤を抱えています。

話が少し逸れましたが、母が認知症と診断されたことをきっかけに、認知症に関する色んな本を読んだり、ネットで介護保険制度を調べたりして知識を得ました。その際に見つけたのが認知症サポーターという存在でした。

一般市民が認知症に関する基礎的な知識を持ち、地域でそれぞれが出来ることを実践してもらうという趣旨で、講座を受ければ誰でもなれるものです。

私が受講した講座は1時間半程のもので、内容は極めて基礎的だったので、これまで色んな書籍等を読んでおり、かつ身内に実際に患者がいる私にとっては既知のものでした。

でも、地域にこの講座に関心をもち、実際に受講し知識を得た人が増えていくということは、とても心強いことだと感じました。

超高齢化社会が進行する中で、認知症患者が増加していくことは明らかであり、誰にとっても他人事ではありません。

もし関心を持って頂いた方がいれば、是非お住まいの地域のサポーター養成講座を探してみて下さい!


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