教職大学院って何をする場所?

こんばんは!ぶどうです🍇

今回は、私が通っている教職大学院について書こうと思います。

私が教職大学院に進学することになったきっかけは、大学教授からの勧めでした。

教職大学院へ進学したいと決めてからは、いくつか学校を調べ、地方の大学院にも見学に行き、大学4年の時に大学院受験をしました。

1.教職大学院とは?🧐

教職大学院とは、教員を目指す人や現職の先生がさらに教育について深く学ぶ、研究することができる場所です。

また、教育系の大学に通い、すでに教員免許を持っている場合は、その教科の「専修免許」を取ることができます。

私が思うに教職大学院に来る人は、概ねこの3つのパターンの人がいます。

①教育系の大学を卒業し、その後に教職大学院に進む学生(ストレートマスターと呼ばれています)

②現職の先生方が現場から一定期間離れて学びに来られる場合

③現職の先生がお仕事をされながら学びに来られる場合

2.教職大学院で学べること📚

教職大学院の授業では主に内容学(その教科について深く学ぶ)というよりは、教育学を学ぶことの方が多いです。これは教育学の授業は、必修になっていることが多い事が理由として考えられます。

教職大学院の授業で最も多いのが、新規性のある授業作成です。何か一つの教材をテーマとして今の生徒たちが興味を持つような工夫の仕方などを考え、発表し合います。

勿論、内容学についても授業で学ぶことができます。

私もいくつか内容学についての授業(文学理論など)を受けましたが、とても勉強になりました。

また、大学院なので、入学してすぐ研究室に入る事になりますし、その際に自分の興味ある分野の研究をされている教授の研究室に入ると、さらに内容学について深く学んだり、研究することができます。


3.実際に行ってみて、個人的に思う教職大学院のメリットとデメリット💡


★メリット

専修免許を取れる

教職大学院ならではの実習があり、大学の時の教育実習より様々な事を経験できる

教職大学院では、教育実習のような実習があります。

大学生の時の教育実習と異なるのは、以下の3点です。

•教育実習とは異なり、実際に教員になった時にすぐに役に立つ人材を育てる事を目的とした実習であること

•自身が行っている研究についての調査を行うことができる

職員会議に出たり、校務分掌を行ったりなど教育実習では出来ない経験をさせてもらえる


教職大学院の学生は志が高く、人格者が多い

あくまで私の体感なのですが、教職大学院に通って1番びっくりしたことはこの3つ目です。

私が所属している学科の生徒は、全部で20人ちょっといるのですが、ストレートマスターの学生も現職の先生方もとても謙虚で、人格者の方が多いです。その場にいない学生の悪口を言うとか、少し難ありの教授の悪口を言うとかも全くなく、マイナスな事を言ってるのを聞いたことがありません笑😅

授業で話し合いなどをしていても、グループのメンバーは毎回異なるのに、必ず誰かが「私これやります」、「じゃあ私司会やりますね」などすぐに言ってくれるので、積極性がある方も多いです。

私が大学生の時は様々な性格の学生がいたので、正直これは驚きました笑

あ、ちなみに私は全然性格良いタイプではないです笑🙄

嫌なことを言われたらすぐ友人や家族に話したくなります笑😌

様々な教材の授業作成ができる

教職大学院は、現職の先生方と一緒に学べる貴重な場所です。授業で様々な教材の授業作成をしている中で、現職の先生から経験に基づいたアドバイスを頂けたり、それぞれが切磋琢磨して面白い授業を作れるのでとても良い経験になるし、現場に出ても生きると思います。

★デメリット

①教職大学院の学生は志が高く、人格者が多いので、自分と比べて落ち込む

これは私だけかもしれませんが私的にはメリットでもあり、デメリットでもありました。

何か嫌なことがあった時に毎回プラスの方向に考えられるのは、とても良いことですが、私はそういうタイプではなかったので、苦しかった時もありました笑

②周りの頭の良さに圧倒され、落ち込む

デメリットを見ていると、「落ち込んでばかりじゃないか、自分の問題じゃない?笑」と思われる方もいらっしゃると思うのですが、その通りです笑

私は、大学は文学部出身だったこともあり、教育系の大学から上がってきた学生より元々の教育の知識が少ない所も関係していたかもしれません。

大学院に入った頃は、周りの学生が話す言葉の語彙力の多さや幅広い分野の知識があることに対して、尊敬の念を抱きつつも、劣等感に苛まれてました笑🙄

結果的に今は周りの助けもあり、「人それぞれだよね」と考えるようにして乗り越えることができました😌

以上が個人的に思う教職大学院のメリットとデメリットです。

今思い返してみても、やはり大学生の時に教職大学院へ進む決意をしたのは間違いじゃなかったなと思うと共に、もし教職大学院に進学せずに教員になっていたら自分はどうなっていただろうと思います。

もし教職大学院への進学を迷っている方がいたらぜひ進学してみてください✨✨✨

4.教職大学院に通ったことは、私学就活に役立ったか?

結果から言うと、役に立ったと思います。

実際の採用面接の際にも、大学院の事を話した時には好感触でした。

また、私学のHPに掲載されている教員採用のPDFを見てもらうと分かるのですが、学卒と院卒では給料が異なります。これは学校にもよりますが、高いところでは30000円ぐらい異なる学校もありました。

5.最後に

学卒でも院卒でも教員になれます。

しかし、教員になるに当たって何か迷いや不安を抱えている人がいたら、自分の人生を見つめ直したり、教員という職業についてもより深く学べる教職大学院への進学をおすすめします☺️

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