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片田舎→新天地での豊かな生活

引っ越しをして半月ほど経過した。今までなんだったんだろうというくらい豊かな生活をしている。
寝て起きて絶望して、スマホで時間潰して、歩いても歩いても大して変わらない景色を見ながらも嫌々散歩をする毎日は何だったんだろうという感じである。地方の小都市でよく見るチェーン店が並んだ大通りの街並みにうんざりしている人もいるかもしれないが、コンビニもないような山奥に住んでいる人もいるんだから。色んな景色があるだけで幸福度は上がる。多少の元気があればの話だけど。
地方の人は全国放送のテレビを見ていても東京の話で持ち切りで自分には関係ない話ばかりに感じると言うが、山に住んでいる人はSNSでセブンイレブンの新作情報が流れてきた時も同じ感情を抱く。

ちなみに全日制高校に通っていた頃も一時的に同じような感じの地方都市に住んでいた。当時は都会に出られたと気分が上がったものだが、メンタルが最悪すぎてその有難みに浸る間もなく実家に強制送還された。

引っ越し、即ち環境の変化というのは誰しもストレスに感じるもので、鬱が悪化しないか心配に思っていたが、今のところ気分はむしろ上がっていると思う。偶然ながら私にとってタイミングが良かったのだと思う。
高3の秋頃にようやく楽観性を取り戻し初めて若干の回復の兆しを感じてから、もう一段階ステップアップしたと感じる。
外出することにあまり恐怖を感じないし(外に出ても知り合いなんていないから余計な!)、夜寝て朝起きられるし、以前は起きている間は四六時中スマホを触っていたけど、他の活動をするようになってスクリーンタイムが若干減った。最近、7年間の悩みだったニキビの治療を開始した。時すでに遅し。あと、大人のくせしてEverydayママチャリ生活をしているので、ちょっと痩せた。引っ越してからまだ公共交通機関を使っていない。

高校時代アルバイトをして貯めたお金で一人で遊び歩いている。当時はバイトで精一杯で遊ぶ余裕すらなかったのだ。
とはいっても、カラオケ行ったりカフェに行ったりしているだけですごい贅沢はしていないと思う。朝からスタバで優雅な朝食なんて何年ぶりにやっただろうか。楽しい。すげえ楽しい。ちなみにバイトは落ちた。さっさと返事しろよバカにしてんのか。でもまだ遊べる、やったね!

高校時代という言葉を使って思ったけど、高校に3年間在学して卒業したという実感が未だにない。人間、一番辛かった時の感覚は都合よく忘れるようにできているのだろう。

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