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一流を作る人たちの話『ディオールと私』見た感想

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こんな人に見てほしい

  • ディオールが好き

  • ドキュメンタリーが好き

  • ファッションが好き


世界中の誰もが知ってるクリスチャン・ディオール。高級すぎて手は届かんけど、やっぱ美しいものは好きやで。袖通せんくても眺めるのはタダやし。。。。

そのディオールのオートクチュールの裏側に密着したガチドキュメンタリーです。職人たちの繊細で緻密な技術、想像を絶するプレッシャーと根気、そして挑戦。その上に成り立つ最高のデザイン。ファッション。
華やかな舞台の裏側にあるリアルを知ることができる映画でした。すごい面白かった!


※ネタバレ注意です※

お話はラフシモンズっていうデザイナーが、ディオールのデザイナーに就任するところから始まります。ディオールには今までイヴサンローランとか、ジョンガリアーノとかまぁものすごい才能もセンスもありの名だたる歴代デザイナーがいたのさ。
その中でもラフの抜擢はオートクチュールの経験なしってことでなかなかに異例やったらしい。


そこからコレクションに向けて約8週間で仕上げなければならないという。過酷も過酷のスケジュール。普通準備って半年くらいかけるらしいんやけど、それ考えたらどんなスピードで進めないかんかって。。。想像しただけでひえ~って感じやけど。


ディオールのアトリエ、すごいよ。服というか布がもういっぱいでその中で針子さんたちがせわしなく動き回ってる。マジで何時間働いてんの?っていうぐらい、ずっと働いてた感じした😭😭😭😭ていうかアトリエ狭くない?あれが普通?服飾詳しくないからわからんけど😭😭

でもみんなが信頼しあって、尊重しあって、助け合って働いてた。すごくいいチームワークだった。

あとアトリエにはディオールの霊が出るらしい。みんなの仕事ぶりを見てるんやって。


ラフはデザイナーやから自分のアイディアを出していくんやけど、その中で職人たちに無理難題を言ったりするわけさ。
もちろんそれは革新的なデザインであり、カタチにできればすごくいいんやけど、まぁ望んでるものが高すぎて、、、というかまぁでも当たり前なんやけど自分が表現したいものはこれ!っていうピンポイントがあるんやわ。そこから1ミリでも外れてると違う!ってなるのよ。でも職人さんたちからしたらそれは難しいっす、、、っていう言い分なのよね。


そんな中でアトリエ職長が不在になったり、リハの日にドレス全然間に合ってなかったりしてどんどん険悪なムードに。。。。さぼってたんか?とか言い始めるし。
てか職人さんたちにはそれぞれ個人顧客がついてて、お直しに行ったりするらしい。いやすごすぎるやろ。まじエリート集団。

ぶつかり合うことはプロフェッショナルの世界だと普通にある話やとは思うけどね、デザイナーと職人の架け橋みたいな存在がいて、それがピーターね!ラフとずっと一緒に仕事してきて、ラフもピーターがいないと何もできんていうほど。右腕みたいなもんです。
どんなに素晴らしい人同士でチームになったとしても意見もバラバラでイライラしてちゃいい仕事はできんからね。彼の気遣いと人柄の良さがチームにすごくいい影響を与えてた気がする。


終盤に行くにつれてまっじで時間がない感じ、切羽詰まってる感じが出てきて、私もこれコレクション間に合うんか!?って思うぐらいでした。
だって明日までに1から作り直して来いって言われるし、コレクション15時からやのにまだ当日朝ドレス作ってるし😭😭😭
それでもプロの職人。もちろん仕立て上げます。かっこよすぎな。


2012年のディオールオートクチュールコレクションで検索したら出てくると思うけど、会場のお花、めっちゃかわいいのよね🥺♥️♥️

全部にお花が敷き詰められててエリア?お部屋ごとに花の色が違うんよ。まじでめっちゃかわいい。生花やからお花のいい香りもしてたらしい。
作るのにもものすごいお金と人がいったそうですわ。でもほんとかわいかった。
もちろんこれもラフのアイディアなんやけど、ほんとすごすぎるよ。合間にモデルも選ばないかんし、多忙すぎるやろ。寝てますか???

コレクションは無事、成功裡に終わります。本当に素敵なドキュメンタリーやった。終わって抱き合って泣いてたけど、こんなん泣きますわ。


クリエイティブな一流の世界で働くってこういうことか。すべてじゃないかもしれんけど垣間見ることができました。ディオールもっと好きになった気がする。

仕事こそ私の生きる証

って映画で出てくるんやけど、かっこよすぎない?やっぱり働くことって一種の自己表現、自己実現やんな。こう言えるように自分の仕事には誇りを持ちたいと思うしだいであります~~~


ディオールのオートクチュールの値段、
2000万とか、3000万するらしい。

来世に期待。


ではでは👋

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