世界平和と友人、家族のために『クーリエ 最高機密の運び屋』
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こんな方におすすめ
サスペンスが好きな方
事実に基づくお話が好きな方
1960年代が舞台。スパイ系のお話が好きな方
平凡なイギリスのビジネスマンが核戦争を回避するためスパイになる話。これが実話ってのがすごすぎるよ。物語は静かに進んでいくんやけど、ずっと緊張感が漂ってる映画やった。派手なアクションとかないけどでもだからこそものすごくリアルで引き込まれて、ずっと手に汗握ってるような感じ。登場人物の生き様がかっこよすぎた。
グレヴィル役はベネディクトカンバーバッチさん。こちらも大好きなイケオジ俳優の1人。めっちゃ好き。この人、マジでどうしてこんなリアルに演技できるんやろ？スパイに関してはド素人の一般人が国家をまたいでスパイをやるっていうことへの解釈がすごすぎる。オレグ役はメラーブニニッゼさん。言葉とか穏やかに見えて瞳の奥に世界平和を切に願うオレグが見えてすごかった。オレグのセリフ正直刺さりすぎた。私の映画名言コレクションに入れたい。
※ネタバレ注意です※
1960年。アメリカとソ連。東西冷戦真っ只中、いつ核戦争が起こってもおかしくないバチバチの状態やった。
グレヴィルはごく普通のセールスマン。そんな彼がある日CIAとMI6に目を付けられて、ある任務をお願いされる。それが、情報を運ぶ運び屋。
最初は詳細を知らされず、とにかくある男に会うんだと。それ以外あなたは普段通り海外で商売をすれば良いって言われんのね。
で、言われた通りとりあえずモスクワに行ってオレグっていう男に会うのよ。この人がGRUの大佐で、世界平和のために祖国に背いてソ連の情報を入手して西へ渡そうとしてたのよね。
情報を武器としてではなく、平和の礎として使う。
オレグは絶対に核戦争とか引き起こしたくなかったんよね。でもフルシチョフは危険すぎるってことで、国を裏切っても世界平和を願ったと。
グレヴィルも戦争を回避するため、表の姿はセールスマン、裏では運び屋としてモスクワとイギリスを行ったり来たりしてたのよね。そのうちにオレグともどんどん仲良くなって、家に招いたり家族と会ったりしてたんよ。
スパイ活動に関して疑問というか、そんなん無理やって思ってたオレグがグレヴィルに行った言葉が
我々のような平凡な人間から世界は変わるのかもしれない
そうやで。😭😭世界を変えるのは必ずしも天才やお金持ちじゃないもんな。。。
ていうか平凡な人間からっていうこの「から」がすごく良い。わずかでも良い。平和への第一歩になってくれたら、そこから他の誰かへ広がっていってくれっていう気持ち。言語化ムズ。わかってくれる人おる？？？😇
途中までうまいこと情報を流してたんやけど、ある日モスクワでグレヴィルの部屋の辞書？の向きが違うことにグレヴィルが気づきます。誰かがこの部屋に入ったことを表してるんやけどこっから一気に冷や汗パート。
オレグもKGBからグレヴィルについて怪しいと思ったことないか？って聞かれるし。。
もうやばくね？バレてるやんこれ。
で、身に危険が及びそうになったことでグレヴィルのスパイ活動はここまで、抜けても良いってことになった。
でもね。オレグが何と政府に怪しまれて、ソ連から出られんくなったんよね。しかも国外に行けないのはかなり良くない兆候らしく。
グレヴィルはオレグを早く亡命させてあげて！って。約束してたやん！ってCIAに言うんやけど、今は無理。危険すぎ。第一亡命計画を伝える術がないって言われるのよ。
その時グレヴィルは自分を使えって言うんですな～～～～俺がソ連に伝えに行くと。やっと危険な任務から抜けれて家族ともこれから落ち着いて生活できるってことやったのに。。。
オレグとグレヴィルの立場がもし逆だったらオレグは君を見捨てるぞ
って言われるんやけど、グレヴィルは
そんなわけない。オレグはそんなことせん！
って断固として言うのよ。友情パワー。かっこよすぎる。
それで亡命計画を伝えに再びこれが最後のモスクワ、って思って行くことになります。
伝えるまでは良かった。でもね、やっぱソ連側にバレてて逮捕されます。オレグも、グレヴィルも。唯一CIAのエミリーは外交特権で国外追放。さっさと国から出ていけと言われます。
ここから地獄。グレヴィルは収容所の独房でひどい扱いを受けながらスパイ活動について尋問される。辛いんよここ本間に。でもここで諦めずにもう1度イギリスに帰って家族に会うんだっていう一心で耐えて耐えて耐え抜きます。強靭な精神すぎる。
ちなみにグレヴィルの奥さんはグレヴィルが逮捕されて帰って来んなったってタイミングでスパイをしてたと知らされます。ショックでかいやろ奥さん。でも奥さんも逞しい。周りの目に負けない。
半年後、奥さんが収容所に会いに来てくれるのね。そこで知るのがキューバからソ連が撤退したということ。核戦争は回避されたんだってことが分かったのね。
そしてグレヴィルの尋問の時間、なんと久々にオレグと会うことができたのね。お互いに揺さぶって自白させようとしたのがソ連側の目的やったかもしれんが、オレグもグレヴィルも友人を売ることはせんかった。
で、グレヴィルは奥さんから聞いたソ連撤退の話をオレグにするのね。君の情報が世界を救ったんだと。泣いちゃうでここ。
1964年、グレヴィルはソ連のスパイと引き換えにイギリスに帰って来ました。良かった。本間に良かったで。
当時のそれらの情報は、史上最も価値のある情報と言われてるんやとか。
あとさ個人的にすごい良いって思ったんが、エミリーが結局亡命させてあげられずに帰って来て報告した時、（エミリーは亡命賛成、MI6は反対してたから）
私が間違ってました。あなたが正しかったって謝るんやけど。
いや、君も正しかった
って言うのよ。
何か進撃のリヴァイ思い出したよね。正解なんて分からんのやから後悔しないほうを選べっていうあれ。。。
でもエミリーは行動に対して覚悟を決めて実行したからね。だからこそその後、ソ連との引き渡し交渉も頑張ってくれたんじゃないかて思う。
後悔しないように、、、やるべきって思ったこと、、やらないとね。。。
ではでは👋
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