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大人の発達障害の強み~ADHD編~

こんにちは。mojoで一緒に活動している産業医の木村です。

皆様お元気でいらっしゃいますでしょうか。

3月も半ばになりました。桜の開花はまだのようですが、デパートやスーパーには春めいた商品が並び春の訪れを感じますね。

ちなみに、桜もちは関西と関東で形が違うんですよ。私は、関西出身なのですが、ところてんにお酢をかける関東の慣わしと同じくらい関東版の桜もちの違いには衝撃を受けました。

さて、本題に移りたいと思います。

今回は、大人のADHDの人の強みについてお話ししようと思います。

というのも、しばしば発達障害の人は、"できない部分"にスポットライトが向けられるのですが、著名人の多くの方に発達障害の特性が見受けられるように、独特の個性があり素晴らしい発想の持ち主だったりするのです。

今回のnoteは、発達障害でも、特に「ADHD」に焦点を当て、その強みの一例をご紹介したいと思います。(「ASD」については、別の機会にお話しします。)

また、これまでも何度かお伝えしておりますが、発達障害の特性は人によって異なるため、すべての方にすべての項目があてはまるわけではありません。その点をご認識の上で、お読みいただけると幸いです。


強み①圧倒的な行動力

ADHDは多動性や衝動性が強く、「思い立ったら即行動」タイプの人が多いです。熟慮せずに行動に移してしまうのは少々難点ですが、変化の早い現代社会において行動力のある人材は非常に重宝されます。定型発達の方で、いざというときに行動力がなくてチャンスを逃す人はたくさんいます。ADHDの人がアクセルとなり、適切にブレーキを踏んでコントロールできる人がいれば、チャンスを逃さずに様々な事業機会に恵まれることがあるのです。


強み②即断即決

ADHDの人はあまり悩んだりすることがなく、すぐに決めて実行に移します。スピード感のある判断をしなくてはいけない環境では重宝されることがあります。


強み③自由な発想

ADHDの人はひとつの考え方にとらわれず、常にいろいろなものに興味を持っています。そのため、会議が行き詰まってしまったときに新しい角度からのアイデアを出すことがあります。中には突拍子もないアイデアを出すこともありますが、参加者の凝り固まった思考を解くことができます。


上記以外にも、たくさんの強みがあるかと思います。ぜひ、皆さまが考える「ADHDの強み」についてもコメントをいただけると嬉しいです。

業界・職種によっても、求められる能力・スキルも様々です。なので、ADHDの特性がある方については、その強みを最大限に発揮できるお仕事に就くことができると良いわけです。

つまり、

• 新しいアイデアや自由な発想が重宝される
•「ミスを起こさないこと」よりも「トライすること」の方が評価される
• 行動力やスピード感が重視される

こういった特徴や強みを活かせる環境だと、特性の良い部分をより発揮できる機会が増えるでしょう。


セミナーのご依頼など随時お待ちしております。
今後もmojoの活動の応援をどうぞよろしくお願いいたします。

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