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雑談が苦手な人ほど知っておきたい「トゥー・クエッション・テクニック」

はじめに

こんにちは。mojoで一緒に活動している産業医の木村です。

4月に入り、桜がとうとう咲き始めましたね!
桜の名所にお花見に行くのも良いですが、私自身は自転車に乗っている途中、ふと見上げた空に映えるなんでもない公園の桜が好きだったりします。

雑談におけるゴールを知ろう!

さてご好評いただいている(?)「発達障害×雑談」シリーズ。

前回のnoteでは「そもそも雑談ってなんやねん?」について紐解いてみました。

今回は「雑談におけるゴール」について考えてみました。

結論から言うと、
雑談におけるゴールは
相手の感情を動かすこと、
相手に「この人と話していると心地よいな」と思ってもらうこと
にあると考えます。

雑談は、「雑な会話」ではなく「お互いの関係構築のための第一ステップを積み上げる為の会話」です。
ですので、初対面や関係性が構築できていない人間関係では、好ましくない内容があります。
例えば、死生観や自分の哲学についての話です。人間関係が構築できていない間柄でする雑談ではないかもしれません。された相手はびっくりしてしまいます。

このあたりの距離感が非常に重要です。

とはいえ、初対面の相手との信頼構築をしていく中で、どれぐらいの濃度の話をしていればいいのかを判断するのは簡単ではないかもしれません。
先ほど例にあげたような死生観の話はそうですね。

場面によって好ましい内容や好ましくないな内容の話題はあります。

ただ内容もさることながら、大切なのは、
相手が話したい内容について話しやすい状態・環境を作ることです。
自分が話して気持ちよくなることが雑談の目的ではありません。
相手が心地よい、と感じることが雑談においては重要なのです。

感情を動かす(相手に心地よいと思ってもらう)ことが、雑談では大切です。


「感動」という言葉がありますが、人は感情が大きく動いたときに記憶に残りやすいという特性を持っています。

身に付けたいスキル

雑談力を向上させるうえで、最初に身に付けたいスキルとして
【トゥー・クエッション・テクニック】
というものがあります。

やり方は簡単。
2つの質問をするだけです。
以下の通り。

★トゥー・クエッション・テクニックのやり方★
①最近の出来事について尋ねる

(ポジティブな内容でも、ネガティブな内容でも構いません)

②その出来事によってどんな感情になったのかを尋ねる


この2つのステップを踏むだけでエピソードを話した相手の幸福度が上がり聞き手への関心が増すことが分かっています。
相手の感情が動き、記憶に残ったり意味のある会話を構築できます

次回は、この【トゥー・クエッション・テクニック】のより具体的な方法についてお話しできればと思います。

セミナーのご依頼など随時お待ちしております。今後もmojoの活動の応援をどうぞよろしくお願いいたします

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