WFH Day 107 雑感: スプラトゥーン2のウデマエと平均ガチパワーの関係について(いまさら)

2020年7月1日。

発売から3年になろうとしているNintendo Switch用ゲームの「スプラトゥーン2」をいまだに日々プレイしてはガチマッチでの勝敗やウデマエに一喜一憂しているわたし。スプラトゥーン2ってどういうゲームっていう方は、こちらの記事を読むのがよいかしら。

3年近くもプレイしているのだが、ガチマッチで一番上のウデマエXというランク帯にいけているのはガチマッチのルール4つ中2つ。まあお世辞にもうまいとは言えないと思う。

2020年6月がはじまってから中旬くらいまではなかなか調子がよくって、ガチヤグラというルールでウデマエXの下のウデマエ帯のS+(0から9まである)でS+4というあたりをうろうろしていたのに、あれよあれよとS+9までウデマエを上げることに成功してむちゃくちゃ喜んでいた。

しかしながら、その後2週間くらいで今度はS+0までほぼほぼストレートに落ちてしまい、かなりやさぐれた日々を過ごしている(これは少なからず現在もそう笑)。この年齢になって本気で闘志を燃やして遊べるゲームがあるというのは素晴らしいことだと思う一方、荒れてしまうひとたちの気持ちもわからないでもない。

私もうまくいかないときは呪詛を吐きながらプレイしている方であり、愚痴を聞いてくれるスプラ友には本当に感謝している。

ガチマッチでは試合の最初に試合に参加している8人の「平均ガチパワー」というのが表示され、これが大雑把に自分のレートになっていると考えられる。負け続けているとレートが下がるはずなので一緒にマッチングされる人たちのレートも下がるから平均のレートは下がるのかなと直感的に思っていたところ、ウデマエがどんどん下がっている間もこの平均ガチパワーにはほとんど変化が見られないような気がしていた。

スプラトゥーン2用に、ikawidget2 というアプリがあり、私は記録できる範囲で試合結果を記録していたため、このアプリのデータ書き出し機能を使ってこのあたりの実感を検証することにした。

まず、私のガチヤグラの試合の平均ガチパワーとウデマエ(この場合はS+の数字)の時系列を示したものが以下の図になる。

画像1

横軸が日付、左の縦軸は平均ガチパワーで青い点で示してある。右の縦軸はS+の数字(0から9)で、オレンジの線で示してある。まず、オレンジの線をみると、6月に入ってから急激に腕前を向上させ、2週間程度でS+9に到達したのち、次の2週間程度で急激にウデマエを落としてS+0まで落ちたことがわかる。その一方、ウデマエが上がっているときには平均ガチパワーがやや上がっている傾向が見られるが、ウデマエが落ち続けているフェイズでは平均ガチパワーに変化が見られないことがわかる。ひたすらレートが下がり続けていてもマッチングされた他の人たちのレートが変化しないのであれば勝てるわけがないようにも思う。。。

これをみて、不思議に思った(不思議じゃないかもしれませんが)ので、ウデマエと平均ガチパワーの関係を見てみることにした。こちらはぜんぶのルールについて、記録している範囲の全試合についての統計を見たものである。

画像2

4つのまとまりがあるが、ガチマッチのそれぞれルールに対応している。各まとまりでの横軸がS+までのウデマエ(スプラトゥーン2ではC-からある)、上のパネルの縦軸はそのウデマエでの試合数、下のパネルの縦軸は平均ガチパワーである。各ウデマエのところの図のふくらみは、平均ガチパワーの分布をあらわしている(こういうのは violin plot というんですね)。

これを見ると、ウデマエ帯(アルファベット)と平均ガチパワーには正の相関があるが、S+になるとこの相関がなくなり、S+の数字がいくつでも平均ガチパワーに変化がないと言える。

ちなみに友人に協力してもらって同様の解析をしてみたのだが、日本リージョン(私は北米リージョン)では、各ウデマエ帯で平均ガチパワーが50-100くらい上のようである。

このような解析をおこなったからといって、自分のウデマエを上げられるわけではないと思うが、直感と違ったのでおもしろいなあと思った次第である。ガチヤグラに関して言えば、S+0の試合が一番多いので、自分の適性ウデマエはまだまだこのあたりで、たまたま何かの運に恵まれて(スプラトゥーン2は多分に運ゲー要素もあるとおもう)いたのだろう。たとえば、ガチホコ(Rainmaker)だったらS+789あたりがボリュームゾーンだったりするので、やはり可視化は大事。ただし、基本的には私の試合結果のみに基づくものなので、他の人のケースについてはわからない。

勝利につながるアドバイス、リグマ・プラベ・サーモンランのお誘いなどは常時歓迎。

なお、解析は Python+Pandas+Matplotlib を使っておこなった。興味のある方はコメントなどしていただければと思う。

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