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2021年2月の記事一覧

フィルムをやると、デジカメの高感度ノイズが気にならない体質になるのか?

家族が早く寝てしまったので、近所のブリュワリーに一杯呑みに行きました。最近は、ずっとLEICA MP 0.72を持ち歩いていましたが、今回はEOS 5D Mark IVを持ち出しました。レンズはEF 16–35mm f/4L IS USMです。 フィルムカメラをやっているせいか、高感度ノイズが気にならなくなったというか、一つの味として受け止めるようになりました。これまで、高感度ノイズに敏感で、出来るだけISO100から600の範疇で撮るように心がけていましたが、今回の写真は

ピンボケと光線かぶりはリアルな過去の記憶<週末自家現像>

自家現像でリールに巻く作業の準備として、フィルムの先端を切る加工をします。そのため、フィルムを巻き上げるときフィルムの先端を残すようにしています。ダークバックの中でフィルムの先端を切る加工は可能なのですが、ダークバック内の作業は極力減らしたいのと、フィルムピッカーでの作業も面倒なので、いつもそうしています。つまり面倒くさがり屋ということです。そのため、巻き上げのぶをクルクル回して、フィルム巻上げギアからフィルムが外れトルクがフリーになった時に巻き上げを止めてベースプレートを開

南部の風景を切り撮る<週末自家現像>

LEICA MP 0.72が修理から戻ってきて以降、基本的に肌身離さずそればかりで撮影しています。Rollei 35SとLEITZ minolta CLは一休みで、空シャッターで楽しんでいます。 今回は、KODAK Tri-Xで撮影した写真です。週末自家現像も6回目になりました。Tri-XはILFORD HP5 PLUSよりもコントラストが強く、重みのある写真になっています。地面の砂利や建物の木目、裸のマネキンの艶やかさなど、ひとつひとつのテクスチャがしっかりと表現されてい

Sweetwater Creek State Parkでトレッキング<週末自家現像>

穏やかな日曜日に、廃墟の煉瓦造りの工場が廃墟のまま保存されているジョージア州のSweetwater Creek State Parkへトレッキング(散歩)に行きました。川が流れる自然豊かな場所です。LEICA MP 0.72にはILFORD HP5 PLUSを詰めました。 ここには織布工場跡があり、今は廃墟のまま保存されトレッキングコースの一部になっています。 川沿いのトレッキングコースは、岩道となっておりハードです。そんな道でも娘はへっちゃらにクリアしていくので頼もしい

LEICA MP 0.72でワイヤレス多灯ストロボ撮影をトライしてみた

LEICA MP 0.72は、TTL自動調光が非対応です。そのため、気軽にストロボを使う事ができません。ちなみにLEICA M6 TTLやM7にはTTL自動調光が備わっています。 しかし、単体露出計のGOSSEN STARLITE 2を購入したので、これを使えばフィルムでもストロボ撮影が安心してできるはずです。また、折角なのでワイヤレス多灯ストロボ撮影を試みました。 私が持っているのストロボ機材は、GODOX AD200、X-Pro(トリガー) 、X1R(レシーバー)、そし

意外とお似合いのLEICA MPとPeak Design Travel Tripod

勝手な先入観でクラシカルなLEICA MPと現代的なPeak Designは、ブランド的に合わないと思っていました。そのため、EOS 5D Mark IVやEOS 7NEで使っているPeak DesignのANCHOR LINKSとストラップのSLIDEおよびCLUTCHは、LEICA MPでは使わずにLEICAのレザーストラップをつけています。 しかし今朝、Peak Design Travel TripodにLEICA MPを装着して撮影していたら、意外とこの組み合わせは

Ferrania P30が届いた

一時在庫切れになっていたイタリア製のフィルムFerrania P30をやっと入手しました。パッケージもロゴも格好良いですね。フェラーリみたいなスーパーカーの雰囲気です。正直、デザインで一目惚れしました。 販売店のThe Film Photography Project の可愛いステカーも同梱されていました。一足早くバレンタインデーでチョコをもらった気分です。 現像所のThe DARK ROOMの案内が入っていました。自家現像は難しいのかな?ちょと調べなければなりません。C

単体露出計を導入

LEITZ minolta CLの内蔵露出計を使った撮影が上手くいかず不満を持っていました。とくに同じ年代のRollei 35Sの露出計に大きな信頼を寄せているだけに、その不満が強まっていました。もっとも、50年前の内蔵露出計で動いているだけでマシというのと、そもそもTTLスポット測光を上手に使っていないという自分の腕の課題もあります。 そんな不満や言い訳を解消するために思い切って単体露出計を導入しました。導入したのは、GOSSEN STARLITE 2です。このモデルを選

Rollei 35Sを持って知らない街を散策 <週末自家現像>

週末に自家現像して、ウィークデイの昼休みにスキャンするというワークフローが最近のマイトレンドです。 先週末、娘を連れて知らない街にドライブに行きました。嫁は、息抜きのためお留守番です。この街は、南北戦争の時に北軍が通った街です。この街にある線路は、南北戦争時代からあった歴史あるもので兵站として使われていた重要なロジスティックで、今は貨物線となっています。小さな街は、その線路脇沿いにあります。 街には、煉瓦造りの建物にクラシカルなバレイ教室が入っていました。そのおかげで、街全

LEICA MP 0.72が修理から戻って来た

2月3日、ライカUSから修理完了の知らせが届きました。修理を出して2ヶ月弱、待ちに待ったお知らせです。新品で購入したLEICA MP 0.72がたった1本フィルムを使っただけでシャッターが切れなくなり、ライカUSへ修理に出していました。修理担当者からの知らせには、以下のように書かれていました。 Dear Leica Customer, We are happy to inform you that your Leica product is on its way back

ディーゼル機関車を撮影した

故障していたのか、ずっと止まっていたディーゼル機関車を撮影しました。相変わらずCSX社のブルーとイエローのカラーリングは格好良いです。この車列は、ディーゼル機関車3台の重連運転でしが、カメラがEOS 5D Mark IVとEF 40mm f/2.8 STMで画角的にディーゼル機関車3台が入りませんでした。EF 16-35mm f/4L IS USMを持って行けば良かったです。 ブルーとイエローのカラーリングが良いのですが、モノクロームでも重厚感が引き立って格好良いです。

アンセル アダムスの写真集を買った

今日は、雪混じりの雨でとても寒い日でした。こういう寒い日は、ロサンゼルスがとても懐かしくなります。 その懐かしい思いを抱き本屋へ行って、ミッドセンチュリーで活躍したアンセル アダムスというアメリカ人写真家の写真集を買いました。行くまでは本屋に置いてあるか不安でしたが、行ってみるとちゃんとありました。 買ったのは、グランドキャニオンはじめ、デスバレー、ジョシュアツリー など、ロサンゼルスに住んでいた時に旅行に行った場所の風景写真がたくさん掲載されていいる「THE GRAND

また、フィルムローダーを買ってしまった。

先日、B&HでLLOYD'S フィルムローダーを購入し、その後、デットストックの米国製LLOYD'S フィルムローダーを購入しました。そしたら、B&Hで購入した現行モデルであり中国製のLLOYD'S フィルムローダーが安っぽくて、どうしてもときめきが湧きません。つまり、こんまりメソッド的に基準に達していないということです。 ということで、B&Hで購入したLLOYD'S フィルムローダーは返却しました。米国はリターン王国で、オンラインで返品するときの理由として選ぶ項目に「Cha

面倒な現像液の温度調整<自家現像>

自家現像も3回目となり、だんだんと要領を得て来ました。自分にとってハードルが高かった、ダークバックの中でフィルムをリールに巻きつける作業も慣れて来ました。これまで2本ずつ現像していましたが、そんなに写真を沢山撮れる訳でも無いので、今回はTri-Xを一本だけの現像となりました。今は冬なので、冷えた現像液のCineStill Film DF96 Monobathを27度にするのが少々面倒です。CineStill TEMPERATURE CONTROL SYSTEMだけの温度調整で