自家焙煎コーヒーマウンテン

1999年開業。 夫婦2人でずっと一緒に仕事をしています。 上質なコーヒーを、偉そうに…

自家焙煎コーヒーマウンテン

1999年開業。 夫婦2人でずっと一緒に仕事をしています。 上質なコーヒーを、偉そうに言わず、普通の顔をして飲んでいただく。 そんなお店を目指しています。

最近の記事

アンティークコーヒーミル  プロローグ

「どうして古いコーヒーミルなんかに興味持つの? 古くて、汚れていて、他の人が使ってた物を。 どこがいいの?新しい方がいいことない?」 とお考えのあなた。 アンティークの意味を一緒に考えませんか? 我が国ではアンティークというと、イコール骨董です。 例えば壺。床の間に鎮座していて、ホコリは払うけど、中にお花をいけたりすることはまずあり得ない。 眺めるだけで、滅多にさわらない。 これが骨董ですね。 私もそう思っていました。 コーヒー屋なんだから、ちょっと雰囲気のある外国

    • 焙煎するのは機械か人か

      先日、信州にある本坊酒造株式会社の工場見学に行きました。 お酒のお好きな方には「マルス信州蒸溜所」といった方がピンとくるかもしれません。 素晴らしいところでした。 そして、とても印象的なことがありました。 ウィスキー作りの工程のなかで、ミドルカットと呼ばれる作業があります。 原料の麦芽と仕込み水を合わてモルト麦汁を作りますが、その時、おおむね3つの層に分かれています。 ウイスキーの原料として使うのは、ミドルと呼ばれるところ。 ヘッドと呼ばれるアルコール度数が高くて軽い

      • コーヒーの渋みって何?

        コーヒーの渋みとは? コーヒーの味を決定する要因のほとんどは焙煎にあります。 生豆の出来不出来も大きいのですが、やはり焙煎の過程が大事です。 さて、では焙煎と渋みはどんな関係があるのでしょうか。 コーヒーの生豆にはタンニンが多く含まれており、これが渋みの元と考えられます。 実際、焙煎が不完全な場合抽出されたコーヒーは冷めると濁ります。 ちょうど、タンニンが多いアッサム(紅茶)を急冷すると白濁するのに似ています。 このタンニンをきれいに取り除くには、豆の中心部まできち

        • 現役美容師さんが新たな業種にチャレンジ インタビューその②焙煎修行

          ◉焙煎をマスターするための場所として、どうしてマウンテンを選ばれたのですか? 【PAREN】きっかけは、マウンテンさんがお客様として、店に来ていただいていたことです。 施術の間に、coffeeに対してのこだわりや、焙煎の事などについて話をする機会が多くあったこと。 また、coffeeのおいしさをマウンテンさんの味で覚えたことで、焙煎を習うならマウンテンさんで、と自然の流れでお願いすることになりました。 
◉焙煎を習う前と、習い始めてからと、コーヒーに対する思いは変わりました

        アンティークコーヒーミル  プロローグ

          コーヒーの酸味って何?

          コーヒーに関わらず、お料理の味に酸味は重要です。 酸味がないと、味に深みがでませんし、複雑さも出ません。 コーヒーの世界では、数年前に「明るい酸」といわれるシャープな酸味がもてはやされました。言い出したのはアメリカのSCAAです。日本のSCAJはSCAAにならえなので、当然そのまま意思統一されます。 そもそも「明るい酸」という表現自体がよくわからないまま「こんなものか?」と霧がかかったまま突入していったのでした。 その結果、コーヒーの市場には酸っぱいコーヒーが溢れるようにな

          コーヒーの酸味って何?

          現役美容師さんが、新たな業種にチャレンジ! インタビューその①

          バリバリの現役美容師さんお二人が、新たな仕事にチャレンジされます。 その経緯から、焙煎修行、オープンまでの道のり。 そして、オープンされてからのことなど、 【カフェオープンまでの道のり】 【焙煎修行】 【オープンしてからの感想】 と題し、3回に分けてインタビューします。熱い思いを感じてください。 \カフェオープンまでの道のり/ ◉そもそも、なぜ二人で美容室をオープンされたのですか? 【PAREN・瀧】 以前勤めていたサロンの先輩後輩で、僕が2年目の時に一年下の後輩として

          現役美容師さんが、新たな業種にチャレンジ! インタビューその①