ふと気付く不遇な境遇の真実

昨日、旅行の記事を書いて「あー楽しかったなー！」って気持ちをまた思い出す。心なしか口の中もちょっと美味しい気がする。喉奥から豊かな香りまでする。
旅行って特別だから記憶に残りやすいのかしら。何気ない毎日も楽しいけど特別はやっぱり特別なのよね。

と、ニコニコ振り返っていて、ふと気付く。

またたくまに
背筋がサーーーーっと冷めはじめる

気付いてしまったのだ

私、結婚してから
友達と旅行に出てない。

独身時代にあんなに旅行してたのに

国内外飛び回ってたのに

ニューヨークで「彼氏いるの？ご飯行こ」と誘われ
翌月イタリアで「君の瞳はとてもキレイだね」と誘われ
帰国後の空港で「お姉さん、今なにしてんの？」とナンパされる。

各国のナンパを経験し
そりゃイタリア人浮気しちゃうよと
異文化理解を深めてたのに。

山口の秋芳洞に行って瓦そば食べた翌日
岐阜の郡上でラフティングをしてその夜
栃木の鬼怒川温泉に行ってたのに。

そんな体力はそりゃもう当然無いのだけど

この7年間そんな私が

友達と旅行すらしてないなんて！！！！！

親も夫も子どものことも
義理の両親のおかしな文化も
保育園もパートも家事も育児も
ずっと色んなものに振り回されて

この場所にいる私って
ただ謝る以外求められてないな、と
ニヤニヤ笑ってみたところで
ささくれる心も荒む感情も何も変わらない

頭の中で悪口ばっかり上手くなって
自己肯定感なんてズルズル引きずりもはやボロ切れ

こんな状態でよく日常の幸せを感じて来たもんだ

今いる場所に不満がある
あの人が嫌いこの人が嫌い
何もうまく行かない閉塞感

これ全部私が好きな事してないからなのでは？

好き勝手するとか自由がないとか
そんなんじゃなくて
大好きだったことを
こんなに長い間忘れてたなんて
何やってんだ自分！しっかりしろ！
周りにヘコヘコ謝ってる場合じゃないぞ！！！！！

背筋が凍りましたね。

そしてそんな背中を自分でギュッと抱きしめました。

おんなじ話思い当たってしまう人
いませんか？大丈夫ですか？

思い当たってしまった方
とりあえず抱きしめてあげますから
さっさとこっちに来なさい

どこにいたって何になったって
私は私で居たらいい
当たり前のことにふと気付きました。