北部イギリスの旅(7)〜トレイルとお城と夕ご飯。
(このイギリス・アイルランド旅行記は以下に全部リンクがあります。よかったら。)
戦場跡でどんよりした私達の気持ちのように、天気も「今にも泣き出しそう」という雰囲気。とりあえず気持ちを切り替え南下します。
上の地図で見られる「ケアンゴームズ国立公園」は壮観な山、森の小道、川、湖、野生動物のホットスポット、村、ウイスキー蒸留所など「なんでもある」と言われるスコットランドの自然が詰め込まれた場所。今回の旅では私達はそれぞれの土地の自然に触れたかったので、せめて短いトレイルだけでも歩こうと決めていました。
ちなみに2022年に亡くなられたエリザベス女王お気に入りの(そして最後の時間をすごされた)バルモラル城もこの国立公園内にあります。王族がいらしていなければ一般公開されていますが、今回は移動距離が長いので大回りになるここは外しました。
歩いたのは↓の「バー湖」周回コース。
とにかく展示の数もすごいけれど歴史もすごい。さすが大貴族。プライベートアーミーも持つことを赦されていたほどだから。・・・現在の城主は南アフリカにお住まいで、こちらの式典で年に一度くらいいらっしゃる程度らしい。
でもね。力があるってことは悲しい歴史も沢山あるってことで。ジャコバイト軍に入った次男、政府軍の重鎮だった父と長男。。。みたいな悲劇も、実際にあったこと。
お城に住めていいわねぇ、じゃないと思うんだよなぁ。権力とか財とか、ほんとに必要だったのかなぁとつい、いつもの疑問に心が向いてしまうのでした。
本当はブレア城の有名な庭園(本当に素晴らしいらしい)を1時間くらい散歩(並みのトレイル以上にあるw)したかったけれど、移動の長さとそれまでも沢山歩いて疲れたってことで、宿泊地であるスターリングに向かいました。
スターリングは このあとの記事で書こうとおもいますが、スコットランドの歴史上大切な役割を担った地。。。そういうところをゆっくり見て歩くためにも、そこに宿を取ったわけでした。
古い石造りの建物なのですごそうに見えるのですが(こら)、基本的に「パブに宿が併設」の流れであって、かなり庶民的(お値段もw)。お部屋は広かったけどまぁ・・・こんなもの?ってかんじ。バスルームがリノベーションされていてきれいで、バスタブに浸かることができたので 私達にはハッピーではありました。
ご飯を食べたあと部屋でリラックスしながら、「明日の宿にロストバゲージの荷物がちゃんと届くといいなぁ」ってふたりで言いながら寝ました・・・何が辛いって、天パの私はヘアドライヤー(この程度の宿にはない)なし・ヘアストレイトナー(荷物に入ってる)なしは「よれよれオバチャン」まっしぐらなのがいやなのよ・・・・苦笑
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