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大阪を歩いて昔からの名品を食べてみよう〜2022・夏の一時帰国②

こちらの続き。2022年6月の話です。

さて、1ヵ月もそんなディープなところにいるなら、と、大阪中央区出身の友人に教わった2つのサイト、【大阪府がバックアップする大阪物おおさかもんの名品のサイト】と、【老舗食堂】とを使って「滞在場所から(できるだけ)歩いて回る名品買い出しの旅をしてみた。地図ページを別タブでひらいてにらめっこ。
難波そば、日本橋の駅から徒歩2分というところに宿をとっていたので、まぁ歩ける範囲だけでも探検するのが結構面白そう。

それで6月某日、蒸し暑いけど27℃くらいの日に出かけた。まず目指すはこちら。船場 虎屋さん。HPはこちら

船場虎屋、昔から街角にあった、って感じの和菓子屋さん。
このアンワッサンを買いに来ました。仕事をしている子供達のためにフルーツアンワッサンと、朝ご飯のための普通のアンワッサンと。他のお菓子も美味しそうだったけれど我慢がまん。

この日は午後に出かけたので、このあと夕飯にしようと思ったニラレバの材料買いだし・・・ところが!スーパーにレバーが売ってないんですよ、奥さん!そんなことあるの?
大型スーパー2件でなかったので、ググって精肉店へいったら「予約してくれないとねぇ」 マジですか?????

半分諦め気味になりながら、日本橋の黒門市場に行ってみる。

魚屋さんが多いせいでしょうか、コロナの影響でしょうか、午後4時にはちょっとがらーん。ぽつぽつと飲み屋が開き始めたくらいで・・・
黒門市場に鶏肉専門店発見!!!もうレバーなら鳥のでもいいよ、とりあえず良かった。お店のおっちゃんには「はぁ?おいてないなんてこと、あるの?」ってけげんそうに言われたけど、いや私の方が聞きたいですって。

まさかレバーを探して二時間歩くことになるとは思ってなくて、この日はこれでおしまい。
大阪では豚レバー・鶏レバーともに 夏はあんまり出ないのかい?

レバー探しで時間をくったため、子供が帰宅したところでフルーツアンワッサンをおやつに。これは白あんのアンワッサン。
宿では子供二人と私となので、しっかり夕ご飯をつくってました。コレの他味噌汁と焼き茄子と。日本のごはんだww

さて、翌日は「きつねうどん発祥」と言われるうさみ亭マツバヤさん。先日行った虎屋さんのとなりです(気付いてなかった・・・💦)。

きつねうどんには江戸発祥説、大阪発祥説、いろいろありますが、一つのルーツとして扱われることが多いのが、今回訪問したうさみ亭マツバヤさんです。

http://shinise.tv/usamitei-matsubaya/

ほー、どうやらここは大阪にありながら「関東風?!」と思うような黒いお汁だそうな。

マツバヤさんのメニュー。東北生まれ関東育ちには、名前だけでは分からないお品書き。でも結構おじやうどんとか有名らしいですよ。
冷やしのきつねうどんにしました。おおお見慣れた感じの・・・・笑

どこにでもありそうな普通のおそば屋さんですが、もう長年「お昼はここ」みたいなおじいちゃんのお客さんとかが多い。

壁に掛けられた、もう殆ど文字も読めない何か古そうな紙があったけど、その古参のお客さんいわく「大正のころのものだけど、昭和の(戦争)火災を免れたらしいよ、何が書いてあるかはお店の人も知らないんじゃない」とのことで(店主さんもうんうん、っていってた)そうなんだ・・・じゃ、なぜ掛けてるの?って感じ。笑

店の前には水草のあいだをめだがが泳いでる鉢。こういうの、日本の涼の感じ方でいいですねぇ。

さてお腹も落ち着いたので、次は船場センタービルのほうへ。

途中の道は「丼池ストリート」と書かれている。でも読み方は「どんぶりいけ」ではなく「どぶいけ」なんだ💦 なにやら人だかりのしているテキスタイルのお店もあったり、昔からひとが住んでいたんだなぁって思う通りでした。

船場センタービルは高速の下にずっとあって、いろんなお店やオフィスが入ってます。

目指すお店は地下。
空き店舗も結構ある・・・地下鉄の乗り場が途中にあります。
がらんとしてるなぁ。昼時だから?
探していたのはこちら、「大阪物(おおさかもん)」のひとつ、船場一芳亭のシュウマイね。今晩のおかずです。
帰ろうとしてめっちゃ気になる店発見。入らなかったけれど「トルコライス」ってなに?もっと不思議なのはなんで「長崎」のなの????(そしてすごいボリュームに見えます・・・)
大阪の中心部に、こういう蔵?が改装して今も使われてる。カッコいい。そして私の視点ってすっかり外国人のそれだな、と思う・・・・

つぎは昆布屋さんへ。
以前そちらのご家族のご厚意で息子が天神祭の子供版船渡御「小若」の船に乗せていただいた。朝から夜9時まで炎天下の中奉納行列したり船をこぎ続けたりで大変だったようだけど(終わったときもう二度とやらないと泣いてた笑)親の私には感謝しかない。

もう午後で気温はぐんぐん上がる。ビルの影がほんとにありがたい。
しかしほんとに、街中がきれい。日本ってすごい。
昆布屋さんの入ってるビルには見事な白アジサイ。
ビルの中にこれを作ってしまうって・・・いやぁ老舗ってすごいわ。

昆布屋さんを出たのが午後2時半。もう30℃をこえて歩けたものじゃないので、地下鉄に乗ることに。

大阪の地下鉄ホームの椅子は、なぜこういう向きなんだろう???
一芳亭のシュウマイです。子供達に出したら瞬殺。
そしてこちらは一芳亭の春巻き。こちらも瞬殺。大阪一芳亭のウェブサイトはこちら。http://www.ippoutei.com/menu.html

大阪滞在は全部が遊びなワケではないので、母は基本がおさんどん。子供が家に居る週末は3食つくる。はぁ・・・・
でもくどいけれど、日本の野菜はひとつひとつが味が濃くて、本当にそれだけで御馳走になるのがすごい。

日曜の昼なんかは手抜き具合がひどい。でもそれができる日本の食材バンザイ。
娘と映画を見に行く。息子は「行かない」の一言で却下・・・そんなもんよね。
帰宅したら息子がおやつ?を買っていてくれたので娘と半分こ。
まだ日本国籍とお仕事の人以外日本には入れていなかったので、道頓堀周辺もまだ人が少なかった。

ちょうど同じ時期に義妹の家族も大阪へきたので、一緒に高級韓国料理w
こんな贅沢、数年に一度レベルです・・・


スーパーで食材を買い出し、とか、大都市のど真ん中でもハハのやることは大抵いっしょなのだ。

エリアには街の一角に突然長蛇の列が午後2時からできる老舗のおはぎ屋さんとかもあったのだけど、一応食べ過ぎないようにしていた時期だったので並ばなかった。
でも「ディープ」と呼ばれる意味はちょっとだけわかった、難波エリア滞在。

つづく。

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