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アイスランド旅行記(12)

4日目スナイフェルネスのロードトリップ、(遅々として進まない記事)ようやく午後3時くらい・・・⑬のグルンダルフィヨルズルの町から別の湊町スティッキスホールムルに向かいます。

天気の悪さすら、土地に神々しさを与える(言い過ぎ?)気がします。人間がいる気配ってなんて心に安心感と安らぎをくれるんだろう。海岸線の岩肌が白いのは、波飛沫が凍り付いているからです。
きっと数十年、もしかしたら数年前まで、ここにはまだ氷河の端っこが見えていたんでしょうね。アイスランドで今は毎日3mくらいずつ氷河は後退しているんだそうです。
フィヨルドって、言葉を失う美しさ。
前にも書きましたが、フィヨルドの入り組んだ海岸線を辿っているととんでもなく時間がかかるので、所々に橋がかけられています。ここの橋はかなり立派。2車線しっかりあったし。(アイスランドでは火山活動によって氷河が大量に溶かされ洪水のようになることがよくあるので、橋は流されてもいい大きさの狭いものが多いです。つまり、橋の上ですれ違えないものが多いってこと)
ビャルナルホプンBjarnarhofn付近。グリーンランドシャークのことが詳しいサメミュージアムなんかもあります。もう少しいくとカラフルなベルセルク・ヤフラウン溶岩地帯Berserkjahraun lava fieldが見えてきます。エイルビュッヒャ・サガという話の舞台。そのサガはこんなあらすじ↓

ある農夫(といってもこの地域の豪族・貴族でしょう)がスウェーデンからスネフェルネス半島に2人のバーサーカー(狂戦士、多分奴隷で、屈強な人という意味だと思われます)を連れてきた。その後、彼は溶岩地帯の反対側に住む兄のVíga-Styrにバーサーカーを譲った。スウェーデン人の一人がVíga-Styrの娘と恋に落ち、結婚を申し込んだ。Víga-Styrは、この2人のスウェーデン人が彼の農場と弟の農場を結ぶ溶岩地帯を通り抜ける道を作ることができれば、娘との結婚を認めると言った。困難な仕事を与えたと思ったのにスウェーデン人たちはあっという間にその道を完成させた。Víga-Styrは約束を守る代わりに、2人のスウェーデン人を殺させ、道の近くに埋葬した。

Eyrbyggja-Sagaより

ベルセルク・ヤフラウンという名はこのバーサーカーBerserkerというものにちなんだもので、ここにはこの物語に登場する4つのランドマークがあるそうです(私達は行ってない)。道そのものであるBerserkjagata、2人のバーサーカーが埋められたとされるBerserkjadys(58号線から別れる558号線という未舗装の道があります)、境界の柵であるLandamerkjagarður、羊小屋であるFjárréttということで、もしご興味あればぜひ。

スティッキスホゥルムルというスナイフェルスネス半島で一番大きい港町にきました。人口1000人ほどのスナイフェルス半島の付け根の北岸にある町です。ここから船に乗ってパフィン(アイスランドで人気のある愛嬌ある顔をした海鳥)のいる島なんかに行けますし、ボートツアーも出ています(夏期のよう)。そして!「The Life(原題:The Secret Life of Walter Mitty)」の映画でグリーンランドの首都、ヌークを描写しています。(町のどこだったんだろう。。。)

映画に使われたのはなんとなくこれかなぁ、っていう建物はあったけど行ったときはよく分かんなかったです。(今日わかりました、写真、ちゃんと撮れてたwww)

えーと、・・・・アートですか???笑
町の教会は丘の上にありました。なかなかモダン。
丘の下からみた教会。
フェリー埠頭の先にある灯台に向かいます。
灯台のある丘から町を振り返ってみた。実はここにちゃんと映画LIFE!のロケ地が写っております。
灯台、小さいんですね。でも丘の上にあるからいいのか。
1人でいちばん端っこまで歩いて行きたい息子。
丘の上の灯台から、向こう側の島にもある灯台がみえます。わかるかな?
この写真で右から2件目にある黄色い建物が撮影に使われた(バーとして描かれた)場所!

あーーーーあのフェリー埠頭のところが、ヘリが飛び立ったところかぁぁぁぁぁ←今さら気付いてがっくり。

上にはりつけてある映画の一部動画のスクショです


でも、10年前アイスランドに行きたい!と思わせた映画のロケ地が確認できて(一応聖地巡り?笑)うれしい。

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