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「食べる」から「味わう」へ

昔は別に食にそこまで興味は無かったと思う。
美味しいモノは好きだったし、忘れられない食事っていうのも記憶の中にいくつかあるけれど。

多分、仕事をしてた時間より「家族が喜ぶものを作りたい」と考える時間が私の人生の中で長くなったのもひとつか。料理にかける手間を楽しめるようになってきたのもひとつ。

だからこの方みたいに、食そのものも美味しそうだけど作ってみたいと思わせてくれる記事に会うとどきどきしてしまう。

コメントもしたんだけれど、調理時間にちょっとビックリ。

私はカリフラワーもブロッコリーも多少歯ごたえを残すのが好きなので、大抵少々のお塩をいれたお湯でささっと加熱調理していた。でも暫く前にフランスに住んでいた知人が「ブロッコリーにオリーブオイルと塩をして、弱火で15分」というレシピを教えてくれた。くったくたのブロッコリーは普段私が食べるものとはベツモノで甘みがあり、ちょっと感激した。
きっとかもめさんのこのレシピも、私のしらないカリフラワーを教えてくれるに違いない。今度ちゃんとレシピ通りに作ってみようと思う。

きっと「味わう」にも沢山の方法があるんだ。
かもめさん、いつも新しい視点をありがとう。


大事な追記!!! 基本的にオイル調理だからでしょうか、ちょうど良い固さに出来上がりました!!!かもめさん、分からずとんでもないことを申しましてゴメンナサイ!すごく美味しかったです!)

そして、今朝「いきなり飯テロか」、とがつんとやられたのが かとしんさんのこれ。

いや、自画像も滑ってないし。
なにより、お弁当準備をしようとした私の予定献立を覆した 笑

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作りました、1.5人分。朝ご飯にもちょっと食べたかったの。
バターとたらこだけで全然いいのだけど、お弁当にもするのでマヨもくわえてみた。(実は生のねぎ・生の玉葱はちょっと不得手。なので無いw)

画像2

あれ、ちょっと食べる、の量が多くない?笑
一応いいわけ、ちゃんと小さい器に盛りました←あんまり意味ないじゃん

お弁当用には、ひとくち分ずつ入れて(蕎麦とかそうめんみたいに。)もっていくための海苔もちゃんと準備。

・・・・したところで、今日は用事があって昼頃は家に戻ることにきづきました。まぁいいや、おうち「お弁当」だって悪くない。
お弁当にするのもまた、「別の味わい」だからさ。


調理ができる、というのは時間的にもモノ的にも家族の心的にも かなり幸せな生活だと思っている。たまには「うわ、塩辛っ!」とか、「・・・味うすいね、塩いる?」とか言いながら家族で食べることが出来るって、実は期限もあることだしありがたいと思う。

遅くとも夏には家を出て行く娘、来年は息子も多分家から出て行く。そうなったら調理の機会は減るだろうな。作り続けるだろうけど、同じ勢いであれこれのレシピは試さないだろう。

自分が親元をはなれ、少しずつ自炊を覚え、ときどき実家にもどって「自分の家の味」をようやく舌と記憶をつかって覚える気になり、結婚して違う家庭で育った人間(オット)との味のすりあわせをし、子供が出来て具材や常備するものが変わり、子供が育って「がっつりご飯」レシピが増え、そしてまた夫婦二人になって 多分野菜中心の静かな食卓になっていくんだろう。自分の味覚が変わってきたのもよく分かっている。作っているから 外で食べるものに「作り手の想い」がさらに感じられる。
自分が「ただお腹が空いたから食べる」から「味わう」になった歴史も感じる。

ちなみに、こんな事を書いてると山口繭子さんの文章が読みたくなる。多分お若いのに私と同じ感性・・・いつか直にお話ししてみたい!!笑



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