マイルールで生活を取り戻す
235.マイルール
ふたたび猛暑ですね。つい2、3日前まで秋の気配を感じていたような気がするのですが、そんな記憶も一気に薄れてしまいました。あれは夢だったのでしょうか。
ようやく、マイルールに従って、ゆっくりと以前の生活に戻しつつあります。マイルールとは、つまり現在のコロナ禍にあっての自分なりの行動基準ということです。
具体的には、
・映画館での映画鑑賞→可
・美術館での美術鑑賞→可
・換気のよい場所での外食→可
・会食→原則不可
という感じ。お分かりの通り、飛沫感染リスクの多少で判断しています。自分はともかく、身近にいる高齢の病人に不用意に感染させないというのが大原則。
このマイルールにしたがって、先週は映画館へ、きのうは美術館へ行きましたが、たとえどんなにネットが発達しても、こうしたリアルの手触りから得る充足感が色褪せるということは決してないだろうとあらためて実感しました。
街は、以前とは比べものにならないとはいえ、電車もそこそこ混んでいるしデパ地下などにも行列ができていたりして、徐々に普通の生活が戻りつつあるようにみえます。自粛疲れが限界に達したということもあるのかもしれない。
とはいえ、自粛疲れからなし崩し的に行動を緩めるというのはまだ現状では早すぎますね。第2波(第3波?)の到来が取りざたされる秋冬を控え、このあいだの春のような「なんちゃってロックダウン」は是が非でも回避しなければならない、そのために自重は必要だと思います。
だからと言って、他人の行動にいちいち同調圧力で文句をつけるのも間違っている。ひとはそれぞれ生きているステージがちがうということを理解すべきでしょう。
それゆえ、それぞれが自分の生活事情にあわせた「マイルール」を設定し、それに従って当面は行動するのがベターだと思うわけです。そして、こうして決められたマイルールはある意味絶対的なものであり、尊重される必要があります。
どうやら長丁場となりそうなこのコロナ禍をすこやかに乗り切るために、いま必要とされるのはこうした主体的な意志にもどづく行動規範なのだと思われます。まあ、じつは日本人がもっとも苦手とすることなのですけどね。
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