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理想と現実の中間点なんかない。

今年の桜は開花期間が長いように感じたな。
お陰で不安定な天気が続いていたけど、晴れの日を狙って愛でる事が出来て満足。
 
以前、今年の抱負として、3月中に勝負を決めると書いたが
あれからトントンと話が進んで、いやむしろ恐ろしいスピードで進んでしまい、アッサリ勝負が決まってしまった。
あまりのスピード感にこちらサイドが委縮というか恐怖というか、
「なんか嫌…」みたいな強い負の感情が沸き上がったほどだ。
本気出すとコレだ。
 

大人は仕事をする。
しかし私の性格上、「やりたい事を仕事にする」のが理想形だ。
例外は認めない。
コロナ初年度の3月末でやりたくない仕事を退職し、次は都会でやりたい仕事をする予定であったが、コロナを理由に採用が中止となり話が頓挫した経緯がある。
お陰でコロナの間は、家の中で細々と小遣い稼ぎのような仕事しかしてこなかった。いかんせん小遣いなので、生きていけないわけだ。
そこで腹を括って、やりたくはない仕事だが、家から近い距離の職場を探していたらアッサリ見つかった。
 
そして新生活が始まった。
そしてもう辞めたい。
 
世界中の大人の殆どが「やりたい仕事」に就いていないかと思う。
それでも皆、生きていくために文字通り腹を括ってがんばっているし、プライドを持って仕事をしている。
休みの日には趣味の世界に没頭し、または家族と楽しい時間を過ごすなど、人生を謳歌していることだろう。その為の仕事なのだと割り切って毎日を生きている。
誰も何も間違っていない。立派だし、心の底から尊敬する。
ただ、私にはこれが出来ないのだ。
 
まず致命的なのが、これといった趣味がない。
休みの日にやる事などない。
友人と約束がない限り、寝て起きて掃除洗濯して映画観て終わりだ。
家から出ない。
あるとしてもインドアな趣味しか持ち合わせていないし、趣味に没頭してしまうと寝る事も忘れてしまう極端な阿呆だ。
私の趣味は生活リズムを破綻させるものばかりしかない。
「やりたい仕事」をしている時なんかはむしろ趣味なんていらないとすら思う。
 
そしてこれが一番タチ悪いのだが、
勤めに出だすと、休みの日でも仕事の事が頭を離れない。
やりたい仕事でもやりたくない仕事でも。
ワーカホリック体質なのだろう。
しかもこれがまた精神的に嫌ではない。
ワーカホリックの人の特徴の一つとして挙げられるのが「責任感の強さ」だが、私はむしろ「怒られたくない」精神が働いているからなので当てはまらない。
じゃあ「完璧主義者」なのかと言われれば、仮にそうであっても、それもまた「怒られたくない」から生まれたものだろう。
 
だから私は「やりたくない仕事」をしてしまうと、良い事は何もない。
どんな仕事も、内容自体は覚えて・慣れてしまえば誰でも出来ると思う。
やりたくない仕事が出来てしまって、休日もその事が脳内を占めてしまうのがとても嫌なのだ。それが苦なのだ。
 
「やりたい仕事」で365日脳内を埋め尽くされる喜びを知ってしまっている以上、その他の仕事に生きがいややりがいを微塵も感じずに、ただ毎日を消費するだけでとても虚しい。
仕事に関しては理想と現実がイコールにならないと苦しくて仕方がない。
今がまさにその状態だ。
 
辞めたいとは言ったが、勿論すぐ辞める訳ではない。
ブラック企業やパワハラ・セクハラ等、今すぐにでも辞めた方がいい案件ではないし、むしろ悔しいので仕事をこなせるまでにはなりたいと思う。
働きながら就活していこう、と改めて決意したまでだ。ちなみに起業する予定はない。
 
 
よく新入社員なんかの五月病という言葉を耳にする。
私にも新入社員の頃があったが、あまりのブラック企業で五月とか関係なかったが、ただ、なんとなーく彼らの気持ちが分かる。
こんな筈じゃなかった
思ってたんと違った
起業すればよかった
人間関係めんどくせー 等々
理由は様々であろう。
 
色んな企業を渡り歩いたババァの私は、「辞めろ」とも「辞めるな」とも言えない。
ただ、経験上「状況を見極めて決断した方がいいかもよ」とは思う。
新入社員においては文字通り「フレッシュ」なのだから、社会の事や仕事の事、何も知らなくて当たり前。といった面持ちで、ちょっとでも疑問に思ったことは良い人そうな先輩を見つけて堂々とガンガン聞いて、いつの間にか乗り切れるかもしれない。
あくまで一例だけど。
知らないから不安になるんだよね。
 
私もババァにもなって新しい環境で仕事をする羽目になったが、新卒の如き初々しさ(主にキョトン顔)を装い、知らないものは知らないんだと堂々と胸を張っている。
本来なら見習いたくない大人の代表かもしれないが、サバイバル術だけは身に付いた自負があるので、ちょ~っとだけは何か言える事があるかもしれないと思い、筆を執りました!

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