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人間こわい。

5月も下旬に入った。引く。
だってもうすぐ2023年の半分が終わろうとしているという事だろう?意味が分からない。何もしていない。
 
いや、確かにゴールデンウィークの大半は遊んだ。
映画を観たし、懐かしい友人達にも会って食事をしたし、むしろ連日食べ過ぎて顔中に吹き出物が出来たし。
 
でもやはり、
やりたくない仕事を日々こなして、疲れて、寝て、の繰り返し。
何一つ面白くない。

仕事は人間だ。
働く時の最初の緊張は仕事内容ではなく、どんな人間と働くか。
これが私には大きな割合を占めており、言わば「職場ガチャ」である。
そしてついでに濁して言ってしまえば、今回はなかなかだ。
勿論、良い人もいらっしゃる。色々と助けられている。
が、私のこれまでの転職人生においてトップクラスの分母。
こんな大人が世の中に蔓延っていいのか、と驚く程に。
「ニンゲン、コワイ」
落語なら逆の意味だが、ここは正面から受け取ってほしい、私の気持ち。

そもそも私は昔からそういうのを打破する気概がある。
商売屋の家に生まれ育ったからか、相手のその鉄壁の懐にスルっと入り込んで、そのうち掌で転がしてやろうじゃないかと血が騒ぎがち。
でも今回はその気力も体力もない。デカいんだわ、分母が。

そういう事も含めて、無駄な時間を過ごしている感が否めず、しんどい。
若かったらまだ良かった。これもまた経験の1つと割り切って働けていただろうと思う。人生の勉強だ、とも。
しかしもうババァなのだ。
MOTTAINAI
この言葉は時間にも当てはまる。
こんな生活でいいのか?と自問自答しかしない。
お金は稼げても寿命は延びない。
実にもどかしい毎日を送っている。
早く達観したいものだ。あと就活も。
 
 
暗く長い枕で恐縮だが、以上のような毎日なものだからネタというネタもない。

猫のワクチン接種に行ったら、体重が増えてたねーとか、
今年に入って左手側面が常に激痛だと行きつけの鍼灸師に訴え診てもらったら、血管がよじれて絡まってるねーと言われて、そんな事ある?と驚愕したとか、
以前も書いたが永久歯が足りなかったばっかりに口腔内が金属で埋め尽くされてる現状を打破したく、歯科に行って見積もってもらったらアッサリ50万円超えたねーとか。

・・・ない事もないな、ネタ。
 
まぁ、ほっこり系を挙げるならば猫しかないわけだが、
うちの猫は家族以外の人間が怖い、という超ビビりな性格だ。
家に誰か訪ねてこようものならば、その客から一番遠い部屋を選んで逃げ隠れる。
そこは大体私の部屋でもある。
 
そんな猫をキャリーバッグに押し込めば、ニャーニャーと荒げた声で訴え、車に乗せてる間も訴え、動物病院の待合室では一番声大きめに訴えるのだが、診察台に乗せた途端、「スンッ」ってなる。

知らない人間(獣医師たち)に囲まれて、あまりの恐怖に動けず、声も出ずといったところなのだろう、というのが私の見解。
去年亡くなった先住猫は、誰彼構わず暴力を振るう気性の荒い性格だった為、対比が面白い。スンッて。
 
だから注射の瞬間も、1ミリも反応しない。
刺されても全く反応せず、動かず、痛がりもせず、鳴きもせず、澄ました表情をしてる。
診察室に入って、注射打たれて、診察室を出るまでわずか2分。
そして待合室でまた訴え始める。
 
帰宅してキャリーから出されると一目散に逃げ隠れるのだが、
誰も自分の様子を見に来ないな…と思ったらそっと出てきて、ちゅーるの催促をする。
そうだね、ちゅーるだね、病院がんばったもんね、褒められたいよね。
でもアンタ、体重増えてたね…。
換毛期がまだ終わっていないから気のせいだと思っていたよ、その大きさ。
 
 
今のこの生活に動物がいなかったら私はどうなっていただろう。
犬との生活も猫との生活も経験した。
極端な話、
自分を100%信頼してくれる地球上の動物って人間以外だと思うの。
 
私が正気を保っていられるのは猫がいるからかもしれない。
今のところ。

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