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KDP(kindle direct publishing) 出版のご報告 😊 その2

第3巻を出版

KDP(kindle direct publishing)で3冊目の電子出版した。

1巻、2巻と同様、3巻も Kindle Unlimited の読み放題対象。

2月に2週間ほどかけてKDP出版の準備をし予定通りに2冊リリースして、「3冊目以降は、毎週1冊」と決めていたので、とりあえずここまでは順調。
1巻:267頁、2巻:290頁、3巻:400頁(3巻目はちょっと多い😅)

『なろう』 『カクヨム』小説 → KDP小説へ

去年投稿した自己紹介の通り、Web小説を書き始めたのは「そろそろネットに何かまとまったものを残しておきたい →『小説家になろう』なら手軽に投稿でき、一応メジャーだから」という理由から。
当時、仕事がひと段落し、今まで表に現れないことに仕事で時間が削られていたことがなくなったのも良いタイミングであった。

『なろう』は異世界転生ものがメインで、自分が書く現代ファンタジー(SF)は非主流だったが、そこそこ読者もおられ『なろう』からエントリーできるいくつもの賞に中身を読まずにエントリーすると、2020年半ばにある賞の最終選考2作品に残ることととなった(賞は無し)。

そんな選考に残ると「これはもしかして」と思うのは人の常。何かに期待して書き続けてると、それなりの数の読者に読んで頂ける。
『なろう』は有名な著者以外は連日投稿が基本で(私は最初に月〜金投稿と宣言した)毎日3千字程度の投稿を続けると、仕事以外では小説のことを考えなければ話が進まない。
賞に残った頃から投稿回数を減らし始め、去年は週に1回という『なろう』的にはあり得ない投稿をタラタラと続け、最終的に休載とした。

「物語を考える」という行為は不思議なもので、自分の中で『休載』と決めると急にその後の展開が浮かんできたりする。
この物語は終盤を迎えているおり、休載を決めると頭の中でそれまで迷っていたクロージングの形と、物語の根幹が再確認でき、エンディングまでのあらすじが固まった。

KDP出版へ

投稿していないクロージングまでの原稿を含め、書き始めてから95万文字の小説(エンディングまで書き終わるとおそらく100万文字)を、このままWeb小説で眠らせておくのもアリかと思ったが、過去の記述を読むと「この書き方は拙い」と思い、手を入れるとキリがなく、キリをつける意味でもKDP化を決めた次第。
現在『なろう』は変更を含め一切更新をしておらず、『カクヨム』はKDP用の原稿となり、Webでは見せられる形ではなく(Web小説では読みにくい形)、KDPになるところから順次非公開にしている。

Web小説をKDP化する際に注意していること

1)半角文字は全て全角文字にしておく
 横書きであれば不要だが日本語の「小説」は縦書きが必須だと考えている。
 横書きの文字が残ると、かわいそうな(読む気が失せる)文章になる。
 英語の記述を残したい場合、あえて横書きを残すことはある。

2)数字も全角
 これは今回の3巻目に当該箇所が多くて苦労した。
 2022年2月28日 → 二〇二二年二月二八日
 13時 → 十三時、午後1時
 第3巻では主人公たちが特定の年代に入ってしまうのでチェックが多かった。
(1921年、1950年、1980年、2020年、2030年)校閲に漏れはないかと…
追記:出版したあと、Kindle で読むと漏れがあった😅

3)行間のチェック
 Web小説はスマートフォンやタブレットで読むこと会が多く横書きなので、会話などは、誰かが話すたびに一行開ける方が読みやすいが、そのままKDP化するととても間抜けなレイアウトになってしまうため行間の調整が必要。

4)ふりがなの変更
 これも面倒。
 例:入口は|要石《かなめいし》が祀られている
 これは『なろう』、『カクヨム』のふりがな。
 KDP では pages でふりがなを直接つける形となり、全部やり直し。
 Word でKDP原稿を作ったことがないが、たぶん同じではないかと。

次巻の校閲も始めており、データ変換等、技術的なお話はまた次の機会に。


MOH