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【読書感想文】ライトノベル?を書くきっかけとなった物語を3年ぶりに読んでみる 『私、能力は平均値でって言ったよね!』

『安定を重視して就職したつもりの会社が・・・ブラックな地球防衛隊?だった件』を書き始めたキッカケ

今夏、長いSF小説(『なろう』のジャンル分けは、ローファンタジー)に了を打ち、Kindle版を出版したあと、次作ドラフトをいくつか書き始めている。

このSF小説を書き始めたのは当時、たまたま時間が取れたためだが、その機会が訪れる直前に、この本を読んだのがキッカケだと思う。

現在、Kindle Unlimited対象
安定を重視して就職したつもりの会社が・・・ブラックな地球防衛隊?だった件
『平均値』を読んでから書き始め、1ヶ月後に投稿開始


私、能力は平均値でって言ったよね!

Kindle無料で1巻を読み、底本が『小説家になろう』なのを知り、2巻分の量を読んでみて『自分でも書けるかな?』という、軽い感じで書き始めたと思う。

あらすじ
平均よりも『出来る子』であった少女・栗原海里は高校の卒業式が終わった後、自転車で転倒した少女を大型車から救ったために死亡してしまう。意識を取り戻すと、そこには創造主が立っており、海里が救った少女は人類にとって画期的な発明をすることになる予定であったため、その礼として異世界転生の話を持ちかけられる。
海里は生前、周囲に期待の目で見られ続け窮屈な生き方を強いられてきたため、能力を「平均値」にするように願う。転生先の世界に散布されているナノマシンと、その応用技術である魔法について説明を受けた後、海里はアデル・フォン・アスカムとして生まれ変わる。
アスカム子爵家に生を受けたアデルは、10歳の誕生日に激しい頭痛と共に突然、前世の記憶を取り戻す。しかし平均値にするようにと願った能力は、「古竜種や神を含む全存在のなかで、その分野ごとの最低値と最大値の平均」であり、人間としては破格のステータスだった。アデルは「普通の女の子」として生きたい一心で家出を決意し、Cランクハンター「マイル」として力を隠しつつ生活しようとする。

wiki

この小説『小説家になろう』の本流、所謂『異世界転生モノ』。
主人公が12〜13才の少女なことと、日常会話の端々に出てくるお話が、おっさんネタであるのが特徴(作者を反映?)。
チートスキルが最初から高いのは『なろう』的には標準。
それを「オラオラ」的には使わず、隠しながら使うところがユニーク。
大戦で能力を盛りまくりなのは、いつもの『なろう』本。

自分が投稿を始めると、続きを読む時間はなく『平均値』がその後も続いているのは知っていたがそのまま放置。 久々に『なろう』の『私、能力は平均値でって言ったよね!』を覗くと、まだ続いている😅

文字数:2,014,463文字😱 全575部(9月8日現在)
紙の書籍は17巻まで発刊。
今回、半ば意地で、半ば惰性で、最新話まで読み進めた。

読後の感想

3年ぶりに読んだので、最初のうちは初めて読むような面白さ。
でも、300話くらいから飽きてくる。

久々に『なろう』の小説をガッツリ読んで感じたこと。
・何も考えずに読める(物語の進捗は容易く、パターン化されている)
・主人公に都合の悪いことは起こらない
・主人公は物語の中で絶対的な存在

この小説、出版部数100万部を超え、コミック、アニメにもなった「ヒット作」。
先日、丸善本店で未だ見たことのない出版された紙の本を見てみようと思い、行ってみると見当たらない。

店舗の検索システムで調べてみると既刊17巻の1冊も置いていない。
Amazonのコメント数を見る限り、売れてはいるようだが…
これが丸善本店(丸の内)ゆえ、なのかは分からない。

ライトノベルについて(自分が書いている小説は何?)

改めて『私、能力は平均値でって言ったよね!』を読んでみると、『安定を重視して就職したつもりの会社が・・・ブラックな地球防衛隊?だった件』とは、同じ『小説家になろう』へ投稿されている小説とはいえ、毛色が異なる。
今まで、自身で「ライトノベルを書いている」と思っていたのだが、少し違うようにも思う。
執筆するのに、どうでも良いことだが「ライトノベルとは何ぞ?」と思い、調べてみた。

ライトノベルの3つの特徴
1.文体が読みやすい
2.可愛いイラスト(萌え絵)を多用している
3.タイトルが長い作品が多い

https://www.mottainaihonpo.com/kaitori/contents/cat07/019-light-novel.html

『安定を重視して…』に、イラストはないが、1と3は当てはまる。
ただ、このライターさんが書かれた内容を読み進むと誤りもあるので、この特徴が絶対とは言い切れない。(2018年の記事なのでソースが古いのかも)

【記事の間違い】

ターゲット層
一般小説:全年齢対象
ライトノベル:10代~20代向け

https://www.mottainaihonpo.com/kaitori/contents/cat07/019-light-novel.html

『小説家になろう』の中で、読者層が話題になったことがあった。
(小説ではない、コラムのような投稿も多々ある)
「『小説家になろう』の最多読者層は、30代半ば〜」という意見が多かった。
異論はあると思うが、投稿者の意見なので、外れてはいないと思う。

少し考えてみると分かると思うが、今の10代〜20代に数十〜数百万文字の小説を読み続ける時間があるのか?と思う。
仮にその時間があっても、動画やSNSに使うのではないかと。

それで次作は?

初めての長編に了を打った直後、その勢いで「直ぐ次作を」と考え、新しいシナリオの小説をいくつか、数千〜数万文字、書いてみたが投稿は始めていない。

百万文字の小説を書き終えたので、文字数を含め書くことに躊躇いはないが、物語の中へどうやって読者を引き込めるのかが課題。

大まかなストーリーは出来ているが、それをどの様に書き表すのかが決まらない。

ライトノベル寄り(会話メイン、筋メイン)にするのか、所謂小説寄り(主人公以外の周辺も描写し、物語の進め方を会話だけに頼らない)にするのか。

小説寄りにした方が物語の厚みは増すが、物語の進行は遅く勢いは少なくなる。
そんなことをつらつらと思いつつ、年内には投稿を始めようと考えている。

『安定を重視して…』は累計:7.7万PVなので、それを上回るような物語を書きたいとは思っている。


MOH

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