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私の中の初恋が泣いたぜ

今日は、家でひたすらときめくことにしたんだぜ。
昨日もベストアーティスト見て
KinKi Kids→King & Prince→SexyZone→SixTONESと推しリレーみたいな時間を楽しんで心拍数が上がりっぱなしだったのだけど
日曜日、明日の活力のために私は私の機嫌をより持ち上げる必要がある。

手始めに、極上の恋を楽しんだ。

推しの最高峰、藤木直人が出てるもの!!
そこにほっくんがいるんだよ!!
金曜日の『クロサギ』で佐々木蔵之介と平野紫耀の組み合わせに思わず
「視力上がるわ!!」
ってなったけど、こっちは
「もう透けて見えるくらい視力上がる!!」
である。画面に2人が映るたびに「ヒッ!」って声が出る。オバケか。

このドラマ、久々王道の恋愛ドラマだなと思っていて
ストーリーの構成自体は現代っぽさはあるけど
絶対的ハッピーエンドはときめきしかないだろ。
最終回だけ観ても泣くしときめくし、感情が忙しい。
それにしても、藤木直人は永遠に私の心のオアシス感がすごい。

主題歌のあいみょんの『初恋が泣いている』も最高だ。

しっとりバラードは挿入歌のSixTONES『わたし』が担ってくれるので
主題歌は心を鷲掴みにするようなアップテンポで心の叫びみたいな曲がいい。
ドラマを観た後、自分の中にある大事な恋の思い出を引っ張り出してニヤリとできそう。


ベジータさんと付き合ってすぐの頃
「夜景を見よう」
とよく言われた。

そのうち一回は警察に職務質問されて
「女の子だけでこんなとこ来たら危ないよ」
と言われた。
隣にいるのはロン毛のベジータ。
この話であと20年は爆笑できる。

私、夜景とかそうゆうロマンチックなことが微妙に苦手で
当時「また夜景か…」と思いながらも
「ワー!!キレー!!」
って精一杯ぶりっ子したことを思い出す。
腹減った。マック食べたい。そして眠い。

真冬の丘の上、春の桜並木。
精一杯のロマンチックを捻り出すベジータさんの嬉しそうな顔に萌えて
夜景よりお前の顔の方がステキだぜくらいに思っていた。

恋をするのが初めてなわけじゃないし
現実に好きな人がいなくても、私の心には私を潤す推し達がいるから、心が貧しくなることはなかったけれど

ベジータさんは特別だと思っていた。
この人が喜ぶことは何だって価値があるように思える。
この人の幸せな瞬間は全て自分と一緒がいいと思っていて
宝物みたいに手を繋いでいた気がする。

それから1年くらいした頃、一人暮らしを始めた私の所にベジータさんが住み始めて
その頃から薄々気付く

「この人に人生の100%を任せる気は無いんだよなぁ」

私の気持ちは、本当に推し活で
距離感があったからこそ成立していた幸福感だったことを実感する。
言ってみれば“生活感がない“ということが起爆剤みたいになっていた。

でも、時既に遅し。

一緒に住み始めて2回目の正月は、息子が生まれて、私はベジータさんの妻になった。
頭の中にチラつく違和感を考えないことにして、ひた走る。

そこからのモラハラやらDV。
ベジータさんは、私が自分ことを好き過ぎるということを疑わないし、それ故の言動には蕁麻疹まで出るくらい。
ちなみに私の貧血の原因は“ストレスからの肝機能低下によるもの“という診断。

結婚って、人生を賭けた修行だわ。

ただ、2年くらい前まで辛いと泣き続けて
恨みばかりが募る夫婦生活だったけれど
いつの間にか、神経も図太くなって
今じゃ家庭内接客とか言う変な妻が出来上がった。

でもそれでいい。
自分の選択に自信はないけれど、責任はある。
私の気持ちで現実は変わって見えた。

ベジータさんが初恋なわけじゃないけど
こんなに相手のことを考えて分析して、面白がれた相手は彼しかいない。
というわけで都合よく初恋だと言ってみる。

思い通りにいかないのが恋愛であり結婚。
私の初恋も泣いているぜ。

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