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【実話】座敷童?【怪談】

母から聞いた話。自分が大学生になって家を出てすぐの頃です。

実家の階段は、ちょうどヘッダーの写真のように途中で折れ曲がるようにできていて、リビングの一部ガラス張りになった壁から角を曲がるところまで(ヘッダーでいうところの右側)は見えるんですね。

今思うとリビングの一部がガラス張りってやべーな。Gacktじゃん(完全なイメージ)

そのガラス張りの部屋はダイニングと畳の小上がりになっていて、畳の方にテレビがあったので、両親は夕食後にそこでバラエティかなんか見ていたのです。

すると母の目の端にちらつく何か。

目で追うと、階段の突き当たり、踊り場の端から何かが覗いています。

目を凝らそうとする前にその何かは引っ込み、テレビに意識を戻して忘れかけた頃にまた存在を主張してきます。

子供だ、と母は思ったそうです。

階段は暗く、よく見ようとする前に引っ込んでしまうせいで性別や顔の造形はよく見えませんでしたが、覗くそれが人の頭で且つ低いところにあったためそう判断したようです。

ここで母「お父さん、階段の奥になんかいるから見てきてよ」

父は基本的にオカルト信じない系おじさんなのと、恐怖を感じる気持ちがコンドームみてえにベロベロになってやがるので、なんの躊躇もなく階段と二階を見に行ったそうですが、何もいないと言って戻ってきました。
いたらいたで困るけどな。

この階段、母が知らない人が降りて行ったのを見たとか、自分も2回ほど変な体験をしたりとか何かおかしいので、楽しみにしておいてください。

ちなみにこの子供、その後目撃はされていませんが、ちょうど同じ時期に脱サラして会社を立ち上げた父は今もうまくいっているので自分は座敷童ということにしています。

自分の体験

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