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宅建は女性のための資格⁉…~不動産業界の裏話、経営者のホンネ~

こんにちは。もへじです。。。

今回の小耳に挟む話は、不動産業界歴25年以上の私もへじがタイトルにもある通り、不動産業界の裏話というか、不動産経営者のホンネを書いていこうと思いますのでよろしくお願いいたします。

【重要】
この話で出てくる不動産会社は、中小規模以下(従業員数100人未満だと考えてください)で、仲介を行っている不動産会社の場合です。
また、宅建に絞って話を進めますが、宅建に限らず「資格」の有用性や選び方を知って頂きたく書き記していきますので、よろしくお願いいたします。

※堅苦しい文章が苦手ですので、以降は少し砕けた文体になりますのでご了承くださいませ。

【ごあいさつ】
こんにちは。もへじといいます。
現在、福岡県北九州市で馬九という飲食店と、キッチンカーで昭和カレーや手造りドリンク販売、そしてめだか祭りなんかをやってますので、気になる方は下記プロフィールからどうぞ🎵

では早速はじめましょう!

内容ザックリ、要点シッカリでお伝えします。

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宅建試験の攻略法も書いてますので下記からどうぞ🎵

👉宅建攻略法+番外編の一覧ページ(マガジン)

👉小耳に挟む話の一覧ページ(マガジン)

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資格の種類を知っておこう!

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まず、資格の種類についてですが、
・国家資格
・公的資格
・民間資格
と、大きく分けて3つあり、宅建は国家資格です。

そして、もう一つ大事な種類として、
・名称独占資格
・業務独占資格
・必置資格
・その他の資格
に分かれます。

まずは名称独占資格から説明します。

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【名称独占資格】

名称独占資格とはその名の通りなのですが、私が取得しているファイナンシャルプランニング技能士で説明します。

私は、【1級ファイナンシャル・プランニング技能士】を数年前に取得したのですが、この【】内の1級ファイナンシャルプランニング技能士という文字は、この試験に合格した者しか使用することが出来ません。

これが名称独占資格です。

もっとわかりやすく言うと、「履歴書に書き入れる資格、かつ、名刺に入れることが出来る資格」ということです。

※名称独占以外は、別に何らかのメリットを享受できるわけではありません。一応、宅地建物取引士という名称も名称独占です。

では、業務独占資格とは、どういった資格なのでしょうか?

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【業務独占資格】

内容ザックリ、要点シッカリが基本スタンスなので、宅建士という資格を使って、わかりやすく説明します。

業務独占資格とは、

【重要】
売買賃貸の仲介における重要事項の説明は宅建士でなければならない。

👆コレです!

知らなかった人って多いんじゃないでしょうか?

つまり業務独占資格というのは、「◯◯という資格を持った人だけが、◯◯をすることができる」という資格なのです。

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【必置資格】

必置資格とは読んで字の如くなのですが、ここはやはり不動産会社で説明します。

【重要】
仲介を行う不動産会社の従業員のうち、5人に1人は宅建士を置かなければならない。

👆仲介を行う不動産会社は、こういう縛り要件もあるのです。

これが必置資格です。

実は宅建って、「名称独占・業務独占・必置」の資格なんです。

※宅建士は、10人なら2人必要で、11人なら3人必要です。

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いかがでしょうか?

宅建の資格って、持っているだけで就職や昇給に有利に見えますよネ。

ですが・・・

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男は契約取ってナンボの世界!

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※再度言いますが、中小規模以下(従業員数100人未満だと考えてください)の不動産仲介会社の場合です。

『ヨシッ!。宅建持ってたら就職できるし、手当なんかもありそうだから宅建を取ろう!』

と思った人・・・

もしあなたが男性であるのなら、チョット待った!!をかけます。

その理由を話しますネ。

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これを読んでいるあなた…

不動産会社の営業って聞いて、どんなイメージを持っていますか?

おそらくですが、ブラック企業…と思ったのではないでしょうか?

ある意味正解です。否定はしません。

お客さんは昼間働いている人が多いので、電話や訪問するのは土日祝祭日か平日の夜になります。

そうすると当然のように残業残業の日々が続きます。

そうやって、いくら残業して頑張っても、営業というのは売ってナンボの世界なので売れなきゃクビです。

すると、どういったことが起こるのか???

営業する従業員を雇っても、売れなければスグに辞めてしまうのです。

カンの良い人ならもうおわかりですよネ…

そうなんです。

仲介をやっている不動産会社の離職率が高いため、宅建を持っている人が辞めてしまったら、5人に1人の必置要件を満たせなくなり、業務に支障が出てしまうのです。

これでは会社は営業が出来なくなってしまうので困ってしまします。

そして会社の経営者は、こうも考えているのです👇

「宅建持っていたら、お客さん連れて独立されても困る。宅建なんか持ってなくていい。とにかく売って売って売りまくる従業員が欲しい」

と・・・

※従業員に宅建資格を取るようにと推奨している不動産会社もありますけど、残業やら何やらで勉強する時間が取れないので落ちる人ばかりです。

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経営者のホンネ

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『タイトルには、宅建は女性のための資格みたいなこと書いてあるけど、毎日残業なんてムリムリ!…なに考えてんの⁉』

そう思った人・・・

先ほどの経営者のホンネに付けたして書きますネ。

「宅建持っていたら、お客さん連れて独立されても困る。宅建なんか持ってなくていい。とにかく売って売って売りまくる従業員が欲しい」

『うん、それで?』

宅建持ちの辞めない女性事務員が欲しい…」

👆これがホンネです。

『えッ、事務員でいいの?…営業する人の5人に1人じゃなくていいの?』

はい、OKです。

説明する必要は無いとは思いますが念のため。

必置要件の5人に1人というのは、営業の人だけじゃなくて社長や役員などを含めた全従業員の数人のことです。
(アルバイトやパートも含む場合が多いですが詳細はご自分で調べてください)

ですから事務員でOKなのです‼

営業はスグに辞めてしまう可能性が高いので、スグに辞めることが少なく、長く勤めてくれる宅建持ちの女性事務員が欲しいのです。

【経営者のホンネのまとめ】
お客さんを連れて独立されたり、お客さんを連れて他の不動産会社に行かれても困る。男に宅建はいらん!…とにかく売ってこい!
5人に1人の必置要件は、宅建持ちの女性事務員でクリアーだ!

👆すべての不動産仲介会社がこうではありませんが、ホントに良くあるパターンです。

※こんなこと書くと、◯◯ニストやら女性なんちゃら団体みたいなところが、「女は事務職なんて決めつけは、女性蔑視だ…差別だ…」なんて騒ぎそうですネ…。しかし、これが会社であり社会であって、現実でありリアルです。私は目を背ける気は毛頭ありません。このことを活用するしないは貴女次第です。

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仕事内容は?

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では実際に、仲介をやっている不動産会社に事務員として就職した場合、いったいどんな仕事をするのかを説明します。

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➀契約書類の作成

営業が不動産を売った場合、その契約書類を作成することが多いと思います。

また、契約書類を作成するにあたって、必要書類を集める作業を行います。
(不動産の登記関係・お客さんの住民票などの必要書類)

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②重要事項の説明と契約書交付

売買や賃貸契約したお客さんに、重要事項説明書の読み上げ等を行い、契約書を交付します。

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③ネット掲載

役所回りや写真撮りを行い、売りに出す不動産や、賃貸を募集する建物を調査して、ネットに掲載する作業を行います。

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④庶務

かかってきた電話の対応や、こまごまとした資料などの作成を行い、簡単な経理の打ち込みを行います。

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以上の4点は会社によって違いがありますが、だいたいこんな感じです。

そして更に宅建持ちの女性には良いことがあるのです。

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女性ならではの悩みも解決

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女性が仕事のことで悩むのは、やはり出産…

多くの女性が出産を機に仕事を辞めざるを得なくなっているようです。

ですが、宅建持ちの事務員さんは違います!

もしその会社が必置要件(5人に1人)を結構ギリギリで満たしているのであれば、産休後も復帰が簡単です。
(復帰が簡単というより、辞めないでくれと言われると思います)

また、その不動産会社を辞めたとしても、他の不動産に就職することも割りと簡単に出来ます。
(経験者は、一から教える必要がないので、やはり優遇されます)

そして、年配の女性でもOKなのです。

というより、年配の人の方が融通が利くし、離職率も極端なくらいに低いので就職は比較的簡単に出来ると思います。

いかがでしょうか?

歳を取ってからも重宝がられる宅建の資格…

いろんな角度から観ても、宅建持ちの事務職ってワリが良いと思いませんか?

【求人について】
ハローワークや求人案内を見ても、男女雇用機会均等法が邪魔しているため、宅建持ちの女性事務員という条件での求人は無いと思います。ですが需要はありますので、資格の勉強をしながら友人知人に「知り合いの不動産会社に宅建持ちの事務員の募集がないか?」を聞いておいてください。
私は不動産の会社をやっていますが、不動産の経営者から「宅建持ち誰かいない?…いたら紹介してくれ」というのを頻繁に聞きます。(ここ数年で2人紹介しましたし、どこぞの不動産の宅建持ちの人が辞めたら、「辞めたんならウチで働かない?」というオファーの電話が結構かかってくるみたいです)

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就職する際に有利な資格

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就職の面接を受けるときに、宅建以外にどんな資格やスキルがあれば良いのかを説明します。

エクセルとワード=見積書や取引先に出す文書作成のためには必須といってよいスキルです。

👆コレだけです!

『えっ、事務だから簿記とかいらないの?』

と思うかもしれませんが、経理は簡単な打ち込み操作だけですので簿記なんかは必要ありません。
(簿記というのは、帳面に手書きで付けていた時代に必要とされていました)

というか、今の会社はネットによる情報発信がメインなので、簿記を取るくらいならブログやSNSを使えたり、ホームページをイジれる方が、はるかに重宝がられると思います。

あと、もし勉強するのであれば、

・FP技能士

・秘書検定やジョブパス、ビジネス文書

くらいだと思います。

それと、管理業務主任者という資格も調べてみてください。

マンションが立ち並ぶ大都会に住んでいるのであれば、管理業務主任者も考えておいた方が良いかと思います。

欲を言えば、
・宅建士に加え、
・管理業務主任者
・マンション管理士
の3つが揃えば、恐いもの無しになりますよ。

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さて、宅建を例に挙げて話を進めてきましたが、冒頭で述べた「資格の有用性」というものが、わかって頂けたでしょうか?

今回、私が伝えたかったことは、資格を取るなら、
・名称独占資格
・業務独占資格
・必置資格
を考えて取れば、あなたの武器になる!

ということなのです。

ということで、資格を調べる際のWebサイトをひとつ紹介しておきます。

👉資格の王道

このサイトのトップページをスクロールしていくと、
・国家資格
・公的資格
・民間資格
そして、
・業務独占資格
・名称独占資格
・必置資格
から調べることが出来るので便利かと思います。

(※資格の王道は全部の資格を網羅しているワケではありませんので、他のサイトも検索してくださいネ)

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【最後に】

なんだか不動産会社だけがブラック企業みたいに書いてしまいましたが、どんな会社であれ営業という仕事は売れなきゃクビという世界ですので念のために言っておきますネ。

以上!

(特に女性の人、頑張ってくださいネ。また、下記に「開運の玉手箱」というマガジンもありますが、これも強力な武器になりますので是非とも活用して見てくださいませ)

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🌸おしらせ➀🌸
もへじのお部屋のnote内のマガジンです。ヒマつぶしにでもお読みくださいませ🎵
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《小説》イノチノツカイカタ全3巻
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《連載》愛猫ルー劇場(第1部)
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《招福》開運の玉手箱
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《誰得》小耳に挟む話
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《駄弁》もへじ夜話

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🌸おしらせ②🌸
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ではでは。。。

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