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国や文化を超えて「共に達成する喜び」を届けたい。海外のベンチャー企業をやめてPretia Technologiesに入社する話

★写真はセガサミー社のシェアオフィスです!ここに入っています。めっちゃ素敵です。遊びに来てください

こんにちは!3年半の勤務を終え、12月に2年ぶりにセブ島から日本に帰国しました。日本のコロナ禍は経験していないので浦島太郎状態です。
(キャッシュレスが進んでいてぶったまげました、未だに支払いの時はまごついてます。ニホンリハビリ…)

2021年9月に3年3ヶ月を費やしたセブ島のベンチャー企業SeedTech(NexSeed)を退職し、2021年12月よりARクラウドプラットフォーム、エンターテインメントを中心に各種ARソリューションを開発・提供するスタートアップ企業、Pretia Technologiesに入社しました。会社の規模感(スタートアップ)、職種(HR/PR)、領域(AR)、在籍するメンバーの多様性(社内メンバー70%が外国籍)、あらゆることが初めてでワクワクしています

Pretiaに入社する結果として、熱心に声をかけてくれた企業やお知り合いに対して心苦しくも入社をお断りすることになったのですが、その意思決定の背景をこのnoteで昇華することにしたいと思います。どこかで一緒にお仕事ができたら嬉しいです。

やってきたこと、やりたいことの気づき

本業
2015年:Webマーケ、セールス、採用(@DeNA)/ ヘルスケア事業
2018年:マーケ、セールス、企画、マネージャー(@NexSeed)/ 教育事業
副業
2018年〜2021年:Webマーケ、ライター、ディレクター(@TrackRecords)
2020年:採用広報複数社(@Vananaz、デイトラ、モンスター・ラボ)
2020年〜2021年:採用、エンゲージメントちょっと(@Repro)

新卒でメガベンチャーであるDeNAに入社後、主にマーケターとしてキャリアを歩んできました。DeNAの最後半年は部署内の人事組織の立ち上げに携わり、主に中途採用でクイックに成果を出してきました。
DeNAは今でも大好きな会社で、やりたいことをやらせてもらい、社内のクレジットもありましたが「海外と接点を持って働く/英語を使って働く」ということがすぐにできなかったこと、「この仕事、私じゃなくてもいいな」と思う機会が増え、より自分の強みドメイン(コミュニケーション、海外、英語というタグ)を伸ばしたかったことから退職を決意し、セブ島の教育ベンチャーに入社することになりました。

2社目のSeedTech(NexSeed)では、マーケターとして採用され、デジタルマーケティング領域のテコ入れをしながら事業成長を担いました。入社してからは2度賞をもらいマネージャーを拝命。マネージャーになってから3ヶ月でコロナの影響で担当していた事業が完全にストップ、先が見えない中でオンライン教育に舵切りをしました。(初めてのマネジメントがオンラインなの辛かったよ!)

ロックダウン明けて久々にみんなでランチしたとき

コロナ禍でバタバタしているなかで、さらにもう1チームのマネジメントも兼務することになり、マネジメントするメンバー数が増えることによる新たな壁、文化の異なるメンバーをマネジメントする際の思考の柔軟性など、失敗からたくさんの学びを得ました。退職直前は2チームをマネジメントをしながらオンラインサービスのリニューアルをディレクションし、ストレスから口内炎ができまくる日々を過ごしていましたが、スピードと意思決定の裁量に清々しい汗をかいて仕事をしていました。リリースしたあと、自分たちが考え抜いたことをユーザーに喜んでもらえた瞬間、そしてそれをチームで話す時間が一番楽しかったです。

DeNA/SeedTech両社では、自分の身には余るほどとても貴重な経験をさせてもらいました。その経験のなかで、しんどい想いも、小さな成功を分かち合うのも、わかりあえないことに議論を尽くすことも、すべてはメンバー、チームと達成する喜びを共有するために存在する素晴らしい過程だったと強く感じます。

私は、個人ではなくチームで大きな成果を出すということがこの上なく好きです。つらいことは少ないほうが良いけど、つらいことは自分1人じゃなかったからこそ乗り越えてこれたと思います。

加えて、外国でマネージャーをやってみて「国籍や文化を超えた、良いチームがいいプロダクト/サービスを創る」と強く感じるようになりました。もっと踏み込んで、良いチームは、達成する喜びもさらに大きく、だからこそ社会に残すインパクトも大きいのではないか? と考えるようになりました。自分のやりたいことに悩み続けた社会人生活でしたが、キャリアを振り返って、自分がエモいと感じる瞬間を突き詰めた結果、"組織づくり"の面から社会にインパクトを残したいと思うようになりました。これまでのキャリアはマーケ畑で長らくやってきましたが、事業部側の感覚を持つことを強みに、人事の領域でチャレンジしたいと決めました。

4ヶ月の無職期間、自分が空っぽになってしまった感じがした

すこし余談ですが、SeedTechでやりたいことがやれたというのと、仕事以外にもやりたいことをやりきりたいという理由で、次の会社を決めずに退職を決めました。

最初は「時間が無限にあって最高!」という感じで、知りたかった分野の勉強に時間を費やし、自分のキャリアの振り返りを時間をかけてしてみたり、久しく話せていなかった人と話をしたり、読書に時間を充てたり、体を動かすことや料理にも時間を使えて最高でした。ただこの暇時間の中で、自分が何者でもなく、何にも貢献できていないということが逆にストレスになっていることに気づきました。何もしてないとソワソワしてしまうし、なにかアウトプットしていないとすごく不安になってしまうのです。ワーカホリックでしょうか。。

加えて、気づいたのは「自分が身をもって体験しないことは、誰かに語れない」ということ。Twitterが大好きな私は、仕事をしているときは毎日気づきの連続でツイートも捗りましたが、仕事をしなくなってからのツイート量はみるみる減り、たまにするツイートは自分でもわかるくらいつまらなくて(笑)、誰かに伝えることが好きな自分が、伝えることがなくなってしまって、からっぽになってしまったような感じがしました。

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↑無職中はよくセブ島の山にいった。

一方で、この無職期間があったからこそ自分が欲することやワクワクに対する解像度が上がり、それを誰かに伝える時間を持つことができたからこそ、自分のことをよりよく知ったうえで清々しく次に進むことができたように思います。色んな人に次の行き先を決めずに退職することに驚かれましたが、歩みをあえて止めるという大胆な意思決定をできた自分を誇りに思います。えらい!

「うちの代表おすすめだわ」

無職期間中にふと、DeNA時代の同期である@ikebuが少し前に転職したとFacebookに書いていたなと思い出し、キャッチアップしたくて連絡しました。ikebuの転職の理由や私の状況などを共有する中で「うちの代表、おすすめだわ」と、ikebuの大学の同級生でもあるPretiaの代表 - @yuさんについてと、会社やビジネスモデルについて話してくれました。よかったら代表と話してみる?という感じで翌週に話す時間をセットしてもらいました。

自分の会社の社長がおすすめだというレコメンドは自分にとっては新しくて、その切り口からのおすすめにめちゃめちゃ興味を持ちました。これがPretiaの代表であるyuさんとの出会いです。

翌週、30分くらいでセットされたyuさんとのMTG。実際は1時間強話し込み、ビジネスや組織について、私のスキルセットがマッチしそうかも?という話まで踏み入って話をしました。「こんなに頭がいいのに謙虚な人…いる?」、これが私がyuさんに対して抱いた印象で、一緒に仕事をしていくイメージがビビッドに湧きました。事業の説明をしてもらう中でわかったのですが、自分がエモを感じる「共に達成する喜びを届ける」ということをミッションに掲げている会社であったこともなんだか運命的でした。

Pretiaの社内メンバーは70%以上が外国籍であり、どこかの国や大陸に偏らず国籍的多様性が存在し、社内公用語は英語であることから、始めから世界に届けられる素地のある(そしてグローバル展開も視野に入れている)ビジネスをしているということも素敵なポイントだと思いました。
※「アフリカ大陸からの採用はまだできていないから、大陸的多様性ももっと強めたい」という話をしてたのもぶったまげました。最高。

ちなみに自分自身の解像度をあげるということを最初の目的として、notionに「Work View」と題して自分の経歴、何を考えたかなどをまとめ、オンライン公開しました。いろんな方と面談しましたが、面談前には必ずこの資料を送るようにしていました。だいたい面談で聞かれることは似ているので、説明する前に参照してもらい、そこからよりdeepな議論ができるので、お互いに時間を無駄にしなくておすすめです。

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"Work View"の一部


怒涛の不安解消劇をした話

その後、yuさんに何名かのメンバーとお話する機会を頂いたあと、「本格的に人事として入社検討してもらえませんか?」と連絡をもらいました。キャリアについては焦らずゆっくり考えたいなと考えていたので、以前中途採用を担当していた身ではあるものの「こんなスピード感早いんか…」とちょっとドキドキしました。笑

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煮え切らない私

いま振り返ると、すでに直感的にいいな、と感じていたように思います。直感を大事に生きてきましたが、ハートだけでなくブレーンでの納得感として、合理的に入社することに納得ができないと、ここでやっていくと腹決めできないだろうなとも思いました。

この直感を裏切るようなことがあるとすると、どんなことだろうか?今とりうる選択肢を差し置いてまでも、Pretiaで働く腹決めができるならそれはなぜか?を自分自身に強く問うていたのですが、腹決めができるくらい自分の不安な部分を解消しようと思い、図々しくも不安をnotionに書き出して話をさせてもらうことにしました。特に私はマーケのキャリアを歩んだ後の、ほぼ未経験のHR職で応募をしていたため、そこの期待値を適切にすり合わせることを目的に話す場を設けてもらいました。

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ここが不安だよポイントを書いて共有した図

なおこのnotionはikebuにも共有して話をさせてもらい、実際に働くメンバーという観点から見るPretiaについてもさらによく知ることができました。(このnotionを共有したあと、わざわざコメントを返してくれたうえで話す時間をくれたikebuには頭が上がらないです)

ちなみにこの不安解消の話をさせてもらったあとにさらにもう一度話す機会をもらい、条件面については、「この考えを取り入れたい」と読んだ記事を共有し、給与は会社から提示ではなく私から提出させてもらいました。(やばい候補者のそれである)

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共通言語にしたいと思った記事リンクを秒で読んでくれたyuさん

私が思う小さい違和感も、その場で口にしてはひとつずつ慎重に解消してくれるyuさんの人に対する姿勢、一緒にやっていけそう・やっていきたいと強く思えたこと、加えて、グローバルに展開を見据える企業に対し、今私が持つスキルセットがPretiaの成長に寄与できそうだと強く思えたことから、入社を決めました。

リーダーシップを発揮しながら、自分の仮説を検証しつつ、誇れる大きな成果を残し、国や文化を超えて「共に達成する喜び」を届けてゆきます。

で、Pretia Technologiesってどんな会社?

長くなりましたが、こんな形でPretiaにHRとして入社を決めました。改めて会社でなにやっているかを記述させてください!

こんなことをしているよ👉

toC向けには、AR謎解きゲームなどのエンタメ領域を中心に展開しています!友人のみなさま、次謎解きゲームやるときは一緒に行きましょう😉

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退職後から年末にかけて、いろんな感情の波があって自分と向き合える時間になったことは、生きる上での学びになったなぁと改めてここまでまとめてきて思ったりしました。そして採用関係なく、私のこれまでのキャリアについてでも雑談でも意思決定の相談でも、知ってる人も初めましての方もぜひ気軽に話しましょう!いつでもMeetyとかTwitterからご連絡ください💁
お知り合いの方は3年半ぶりくらいに日本/東京を拠点にしていますので、ご飯いきましょう!

以上、もえやんでした。Peace!

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